ホーチミン市内最大のナイトマーケット

ホーチミン市内のナイトマーケット

昼間の雰囲気とは一味違う、市場の夜の顔、ナイトマーケット。がやがやと賑わうその中で買い物をしたり、屋台でご飯を食べたりと、アジアの雰囲気を満喫することが出来ます。

ベンタイン市場 ナイトマーケット

ホーチミン市最大の市場であるベンタイン市場周辺は、毎日夜7時頃になるとナイトマーケットが始まります。市場をぐるりと囲むようにテントが立ち並び、アクセサリーやTシャツ、雑貨やコーヒーなどが売られています。各屋台の場所はだいたい決まっているようで、東側の通りではベンタイン市場の建物側に食べ物の屋台、その向かい側に衣料品などの屋台が並んでいて、西側の通りにはブランドバッグのお店がありました。
2~3件お店を回ると、その品物のだいたいの相場がわかるそうです。もちろん値段は交渉次第で安くなるので、店員さんと値段交渉のやりとりをしてみてはいかがでしょうか。値段交渉を通じて現地の方と交流することもナイトマーケットの醍醐味だと思います。

ベトナムに溶け込みたくて、私が先日ゆったりとしたズボンを買いに出かけた際も、20,000VNDをめぐりせめぎ合いとなりました。一定の金額までは比較的すぐに値下げをしてもらえたのですが、それ以降のお店として売りたい値段と安く買いたい私の希望額の差が埋まらず、結局じゃんけんで決めることになりました。
まず店員のお姉さんにルールを説明した後に、一発勝負のじゃんけんに臨みましたが敗退。2枚買って220,000VNDでした。初めての値段交渉は上手くいきませんでしたが、非常に楽しくお買い物をすることが出来ました。

メコンデルタ、その他の地域のナイトマーケット

ベトナムにはホーチミンだけではなく、各町々でナイトマーケットが開かれています。その一部をご紹介したいと思います。 ミトーで開かれているナイトマーケットは、2,3年前に4月30日通りに面した広場に誕生しました。ずらりと並んだ飲食店の屋台だけのシンプルなマーケットや、川沿いにテーブルを並べたカフェには、地元の人や旅行者が集まっています。

ミトー ナイトマーケット

カントーでは、ベトナム独立運動の指導者ホー・チ・ミンさんの銅像がある川沿いの小さな公園でナイトマーケットが開かれています。人気の屋台は、ライスペーパーに小エビなどをのせて炭火で焼くベトナムスナックで、若者がよく食べているそうです。

川を挟んで、旧市街と新市街が分かれているフエ。フエのナイトマーケットは、その川にかかる橋の近く、サイゴンモリンホテルの前で行われています。洋服や雑貨などのお店を抜けると、食べ物の屋台が続々と並んでいます。お土産店は少ないですが、フエ料理を味わえる屋台があったりと、地元密着型のマーケットに出かけてみてはいかがでしょうか。

フエのナイトマーケット

ベトナム北部ハノイでは、週末に旧市街のメインストリートを歩行者天国にしてナイトマーケットが開催されます。昼間は多くの人が溢れ、そこをバイクが通るため、バイクのクラクションにあおられたり、スリに気をつけたりしなければなりません。なので、バイクが通らない週末のナイトマーケットの時間帯は散歩がてらに、旧市街を見て回るのには最適です。雑貨などの様々な屋台が並んでおり、夕食もここで食べることが出来ます。
フランスパンのサンドイッチはリーズナブルで美味しい一品です。鍋や焼肉、カエルなどもあり、こちらはボリュームたっぷりで食べ応えがあります。旅行者向けの商品というよりは、地元密着型のベトナム人向けの商品が多くありますので、地元の人の生活を感じることができるのではないでしょうか。

ナイトマーケットと一口に言っても、各町ごとにその雰囲気や賑わいは違ってきます。訪れる町ごとに、その町の夜の顔を覗いてみるのも面白いでしょう。ただ、夜に出歩くということは昼間以上に防犯意識を高めて、くれぐれもスリやひったくりにはご注意下さい。