Brown Coffee （ブラウンコーヒー） - シェムリアップオススメのお店

カンボジア発のコーヒーチェーン店

2016年10月に、カンボジアの首都プノンペンに初のスターバックスがオープンし、その当初は大変な話題になりました。でも、実はスターバックスのようなシアトルスタイルカフェは、カンボジアにも以前からあったのです！
今回は、カンボジア発のコーヒーチェーン店『Brown Coffee』のシェムリアップ店をご紹介します。

拡大を続ける、大人気コーヒーチェーン

2009年に５人のカンボジア人若手起業家によって設立されたBrown Coffeeは、あっという間に店舗数を拡大し、今では国内に14店舗となりました（2017年6月現在）。共同創業者の5人は高校時代の友人で、それぞれ留学経験を持ち、その留学の際に欧米のシアトルスタイルカフェを知り、このようなカフェ文化をカンボジアでも広めようと、カンボジア帰国後に起業しました。そのほかに建築家、ペストリーシェフ、２人の構造設計者がチームにいます。
彼らの思い描くしっかりと形になり、外国人在住者は「美味しいコーヒーが飲める」と喜び、カンボジア人にも受け入れられ、今ではカンボジア人に愛されるコーヒーチェーンとなっています。

開放的な店内はカンボジア人の憩いの場

シェムリアップの1号店は、2016年10月にオープンしました。店の前には数台の車が止められるスペースと、喫煙者も遠慮なく木陰でくつろげる大きなベンチがあります。店内に入ると、天井が高く開放的な空間とおしゃれなインテリアが目に飛び込んできます！
そして入り口正面には、美味しそうなペストリーやケーキがショーケースに陳列されています。これらの商品は、もちろんBrown Coffeeのオリジナルで、出来立てのものばかりです。ペストリーを注文するとしっかりと温め直して提供してくれるので、香ばしいバターの香りとサックリとした食感がたまりません！ケーキはチーズケーキやチョコレートケーキなどの定番のものから、抹茶と小豆のロールケーキなんていう日本っぽいケーキまであります。見た目がシンプルではありますが、コーヒーに合う程よい甘さの美味しいケーキばかりです。

注目したいのは、カフェのメインのコーヒーです。当初はさまざまなコーヒー豆を試していたようですが、現在はタイのチェンマイ産の豆を使用しています。エスプレッソやカプチーノ、ラテなどのホットドリンクの種類も多く揃えていますが、カンボジアは気候が熱いということもあるため、アイステーやアイスコーヒー、フラッペやスムージーなどのアイスドリンクが人気で、そちらにもっと力を注いでいます。

また、ブレックファストやランチなどのフードメニューも充実しています。カンボジア料理の選択肢は限られますが、魅力的なウェスタン料理が揃っています。自家製のパンを使用したサンドイッチやボリューム満点のサラダ、パスタなど飽きのこないバリエーションで、毎回訪れるのが楽しみになります。
観光地のシェムリアップにはもちろん観光客が多いけれど、メインの顧客はローカルを中心とし、ファンを増やすのが狙いだそうです。実際にその狙い通り、開店から閉店まで、多くのカンボジア人で席がうまっています。特にカンボジア人の若い子や子供連れの家族に人気があるようです。

もし「リラックスできる場所」や「親しみやすい環境」を求めているなら、Brown Coffeeがおすすめです。居心地の良い環境と、質の高いコーヒーとフレンドリーなスタッフの優れた顧客サービスで、癒されること間違いなしです！