ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【旅行前に覚えておくと嬉しいミャンマー豆知識】を紹介します！
ミャンマーの面積は日本より広い

ミャンマーの国土面積は約68万km2と日本の約1.8倍の広さ。タイ、中国、インド、バングラデシュ、ラオスの5ヵ国と国境を接しています。
ミャンマーの人口は日本の約半分

約5,337万人。ASEAN諸国の中では、タイに次ぐ第5位の人口規模。ちなみに1位はインドネシアの2億5,000万人、フィリピンが約1億人、ベトナムが9,000万人、タイが6,800万人です。
ミャンマーはこれから経済的発展が期待されている

国内GDPは2015年時点ではタイのおよそ4分の1程度である約1,200ドル推定されているとのこと。2008年時点でのミャンマーの一人当たりGDPが日本でいえば、1957年の数値とほぼ同じであり、日本の1957年はいわゆる三種の神器（冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビ）がもてはやされたころです。
またミャンマーは、
- ベースメタル（銅、鉛、亜鉛、錫）
- レアメタル（アンチモン、タングステン、ニッケル等）
- 宝石類等
の豊富な天然資源に恵まれており、いまだに開発されずに眠っているとのこと。日系企業がすでに多く集積しているタイの真隣にあるミャンマー。取り残されている原因は軍政時代にあり、その未開の市場にアクセスすることが非常に困難であったとのこと。
ミャンマーの首都はヤンゴンではなくネピドー
2006年、首都が大都市ヤンゴンからネピドーへ移転しました。移転の理由はヤンゴンが過密状態だったこと、水害に弱い海辺の土地柄を考慮したとのことです。ネピドーはミャンマー国土のほぼ真ん中にあります。
ミャンマーの9割が仏教徒

仏教（87.3％）、キリスト教（6.2％）、イスラム教（4.9％）、ヒンドゥー教（0.5％）とのデータがあります。9割が仏教徒です。
ミャンマーにいる日本人、日本にいるミャンマー人について
ミャンマーに滞在している日本人は2,821人（2019年3月現在）。全人口の0.0005%が日本人という計算になります。逆に日本にいるミャンマー人は24,471人（2018年6月末現在，外国人登録者数）です。
公用語はミャンマー語ではなくビルマ語

ミャンマー語という名称ではなくビルマ語と呼ばれています。国民の約7割のビルマ族が母語とする言語です。国外にもバングラデシュ・マレーシア・タイなどにも話者がいます。
世界的に見ても低い賃金(基本給)
ミャンマーでの一般工職の月額基本給は、127ドル/月。日本円で約13,000円ほどです。また隣国のタイは369ドル/月、ベトナムは176ドル/月。ASEAN諸国と比較すると開きの差は明瞭です。
第二次世界大戦では日本軍の植民地だった
過去の話ですが、第二次世界大戦では日本軍の植民地だったミャンマー。時は1942年。日本軍がイギリスの植民地ビルマ(旧ミャンマー)を占領、軍政を敷きました。
1944年には、日本が対アメリカ戦線で連戦連敗を重ねました。その影響はビルマ(旧ミャンマー)にも押し寄せ、日本軍の後退に伴い、イギリス軍が再びビルマに侵攻したと言われています。
日本軍がビルマから駆逐された後にはイギリスが支配者として返り咲き、1948年に独立を勝ち取るまで宗主国イギリスの支配下にあったという背景があります。
場所によっては危険な地域がある
2019年10月29日のニュースによると、ミャンマー西部でフェリーに乗っていた軍の兵士や警察官ら58人が地元の武装勢力に拉致され、武装勢力側は27日、追跡してきたミャンマー軍の攻撃によって拉致した人の多くが死亡したと明らかにしました。
とのことです。ミャンマー西部ではテロや紛争が起きています。地元の武装勢力とはアラカン軍と呼ばれており、仏教徒の武装勢力です。去年12月以降では、ラカイン州で警察の施設を襲撃するなどの武力闘争を繰り返しているとのことです。
ラカイン州ではイスラム教徒のロヒンギャの武装勢力と軍や警察との衝突が起き、ロヒンギャの住民70万人以上が隣国のバングラデシュに避難する事態となっています。それに加え、アラカン軍の活動によって、さらに不安定な情勢となってい流とのことです。
まだまだ不思議があるミャンマー
以上10つのミャンマー豆知識を共有いたしました。前もって知っておくと旅行が楽しくなるはず！旅とは「知る」「気づく」「わかる」が醍醐味ですよね！ではでは！
