建築物オタク大注目!ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッドのような寺院がいっぱい!歴史と見どころを徹底解説いたします。

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

ミンガラーバー!ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【バガンの古蹟や修道院】について解説します。

建築物オタク大注目!ミャンマーの新世界遺産『バガン』はここにある!

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

ミャンマーの商都『ヤンゴン』から西に600km離れた場所に位置する古都『バガン』は、11世紀にビルマ族による最初の統一王朝が築かれた地です。

13世紀にモンゴル軍に滅ぼされるまでの約250年間に建立された修道院(モーネストリー)や仏塔(パゴダ)の数はなんと5,000!

現在でも3,000以上の寺院や仏塔が大切に保管されており、なだらかな平原に赤茶色の建物が建ち並ぶ様は圧巻の一言です。

大小様々な建築物!修道院や寺院がいたるところに!

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

11世紀に仏塔が造られた当初は、漆喰(しっくい)で白く塗り塗装されていたとのことです。雨季が長いミャンマーでは長期的に強い雨が降るため、長い年月の間にそれらが剥がれ、多くの仏塔は内部のレンガが剥き出しになっています。

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

手入れが行き届いていない寺院も点在しています。むき出しのレンガは触れただけで手に赤茶色の粉が付着します。約950年間の時代を雨風を受けていた粉だと思うと眼福さが増してきますね。

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

バガンにあるのは赤茶色の寺院だけではありません。

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

白い仏塔や修道院の白い色の正体は漆喰です。湿気を吸収する効果がある漆喰は、長い雨季があるミャンマーの生活にとって欠かせない要素の一つでした。

丁寧に塗り塗装された寺院や仏塔は今もなお、白い化粧が残っています。漆喰は砂埃やその他の汚れなども吸収してしまうため、ほとんどの外壁は黒ずんでいます。

建築目線で外せない仏塔『シュエサンドーパゴダ』

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

建築物として実に興味深い作りになっている仏塔がオールドバガンにある『シュエサンドーパゴダ』です。パゴダの頂上につながる階段は全てレンガで造られています。長い歴史の雨粒や風を受けてきたレンガの色はまさに彩り豊か。

DSCF5572

2017年にアメリカ人観光客が仏塔から転落した事故を受けて『シュエサンドーパゴダ』のみならず、バガン全域のほとんどの寺院や仏塔において、昇降が禁止となりました。

バガン区域には3つほど、自由に上り下りすることができる寺院があります。いずれの寺院はレンガがむき出しとなっており、皮膚に触れる白く傷がつきます。上り下りの際は十分にお気をつけください。また、上記の理由から長袖や長ズボンの用意があると安心です。

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

上り下りすることは叶いませんが間近で見ることはできます。

仏像の大きさにも圧巻!

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

こちらはバガン遺跡の中で最も有名な寺院のひとつである『アーナンダ寺院』です。バガン王朝最盛期をもたらした王といわれている第3代チャンシッター王の手により建立したとのことです。

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

約10mの高さを誇る仏像の姿は崇高にして圧巻。遠くから眺めると仏像の表情は柔らかく感じますが近づくと違った表情に見えるとか。。。ぜひ観光した際にお確かめ下さい!

まとめ

ミャンマーの新世界遺産『バガン』は古代ピラミッド

パゴダの寺院や修道院について建築的な視点から解説いたしました。想像をはるかに超える年月、ミャンマー国民の精神的な支柱となり、この国の行く末を見守ってきた仏塔や修道院の数々。

ミャンマー人の温厚な性格の根源がこの地に集結していると言っても過言ではないと思います。ぜひ、バガン旅行の際には、ミャンマーの長い長い歴史に思いを馳せてもいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました