ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【ミャンマーのパアンのおすすめ観光スポット】について解説します！
『Hpa-an/パアン』はここにある！

パアンはヤンゴンから東へ約300kmにあり、タイとの国境ミャワディ（Myawaddy）とのちょうど中間辺りに位置しています。素朴な田舎暮らしが息づき、自然豊かなパアンは、ヤンゴンやバガンと違った魅力が詰まっている観光スポットです。

パアンは、数年前まで特別許可が必要な地域でした。カレン族による民族解放軍と国軍との紛争が原因です。近年ようやく紛争が沈静し、それに伴い外国人観光客にも開放されるようになったという経緯があります。また、パアンのスペルは『Hpa-an』です。
『サダン洞窟/Saddan Cave』

パアン郊外のカウムーター村(Kawk Mu Thar Village)にある洞窟寺院。サダン（Sadan）とは象を意味しています。

長さ107m、高さ23mの鍾乳洞のなかには、寝釈迦仏などの仏像が安置されています。自然に鍾乳洞で形成されたのか運びこんだのかがわからないほど巨大な大きな岩もあり、神秘的な雰囲気が漂っています。

広大な洞窟内に規則的に並べられた仏像。

洞窟内に足を踏み入れると、そこから先は異質な空間。

こちらが巨大な岩。35mmのレンズでは全貌を捉えることができません。

このサダン洞窟最大の魅力は、帰り道に川をくだるアクティビティがある点です。簡易ボートに乗り込み川を下ります。2,000チャット(約140円)。

動力は人間。ゆっくりと川を下ります。流れが緩やかであるため、漕がないとほぼ浮いている状態になります。水面を跳ねるアメンボや川を流れる草木。

ほぼ無音の世界。観光客と相乗りするためコミュニケーションを取ったり、ただひたすらに自然に没入するなどしましょう。

パアンを代表するアクティビティの1つです。
『Yathaypyan Cave/ヤテッピャン洞窟』

パアンの中心部から南西に5kmの場所に立地する洞窟寺院である『Yathaypyan Cave/ヤテッピャン洞窟』のスケールは圧倒的。
寺院であるためマナーがいくつかあります。靴や靴下などの履物を脱ぐのは当然のマナーです。またショートパンツや肩出しの格好はNGです。別の記事で、ミャンマー観光におけるマナーや礼儀について詳細を残しています。ぜひチェック！

いくつもの仏像が並べられている姿は圧巻。日本の仏像との決定的な違いは「化粧」です。一体一体、微妙に異なる化粧を比較すると違いを楽しみましょう。
ヤテッピャン洞窟の入り口は非常に高い場所にあります。入り口から見下ろすパアンの街並みはまさに絶景。写真ではお伝えすることができない風当たりや雰囲気などのリアルを、ぜひ体感していただきたいです。
まとめ
パアンは近年洞窟寺院がスポットとして取り上げられています。雄大な自然、そして石灰石でできた洞窟が魅力的です。ヤンゴンから300km離れた場所にあるパアン。観光の際はぜひご検討下さい！
