ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【ミャンマーのパアン】について解説します!
『Hpa-an/パアン』はここにある!

パアンはヤンゴンから東へ約300kmにあり、タイとの国境ミャワディ(Myawaddy)とのちょうど中間辺りに位置しています。素朴な田舎暮らしが息づき、自然豊かなパアンは、ヤンゴンやバガンと違った魅力が詰まっている観光スポットです。
パアンは、数年前まで特別許可が必要な地域でした。カレン族による民族解放軍と国軍との紛争が原因です。近年ようやく紛争が沈静し、それに伴い外国人観光客にも開放されるようになったという経緯があります。
また、パアンのスペルは『Hpa-an』です。頭文字がPではないことに注意です。
パアンの魅力はいくつもの洞窟寺院!

石灰岩でできた山がそびえ立つパアン。その山にはいくつもの鍾乳洞があります。
その鍾乳洞の中に寺院を建て込んだ『洞窟寺院』がパアンの名物スポットです。
実際に行ってみました!『Yathaypyan Cave/ヤテッピャン洞窟』

パアンの中心部から南西に5kmの場所に立地する洞窟寺院である『Yathaypyan Cave/ヤテッピャン洞窟』のスケールは圧倒的。

麓から見上げる石灰石の山は、飲み込まれそうなほどに巨大です。

寺院であるためマナーがいくつかあります。靴や靴下などの履物を脱ぐのは当然のマナーです。またショートパンツや肩出しの格好はNGです。

いくつもの仏像が並べられている姿は圧巻。日本の仏像との決定的な違いは「化粧」です。一体一体、微妙に異なる化粧を比較すると違いを楽しみましょう。

ヤテッピャン洞窟の入り口は非常に高い場所にあります。入り口から見下ろすパアンの街並みはまさに絶景。写真ではお伝えすることができない風当たりや雰囲気などのリアルを、ぜひ体感していただきたいです。

洞窟内は神秘的。まず外気との温度差に驚きます。単に温度が低いだけではない、不思議な冷気を感じ取りました。

同じ形、同じ模様が一つとしてない石灰石。自分のペースで眺めていきましょう。
ツアーで申し込んだ場合「40分間」などの時間制限が設けられます。かなり余裕を持った時間配分であるケースが多い傾向にあります。

鍾乳洞を抜けると外岩に打ち付けられた鉄橋があります。その先に待ち受けているのは・・・

1体の煌びやかな仏像です。この仏像に多くの現地の方がお祈りを捧げている姿が印象的でした。現地の方々と密接につながりながらも観光地として多くの観光客を楽しませている『ヤテッピャン洞窟』の力に圧倒されました。

この鉄橋からの眺めを実に雄大です。
Yathae Pyan Cave
ရသေ့ပျံဂူ
開放時間:06:30–18:00
まとめ
ヤンゴンから300km離れた場所にあるパアン。バスで直接アクセスできる利便性の高さがひかるスポットです。カメラがある方はぜひ持参してみては!観光の際はぜひ!