ミャンマーの『ダラ地区』には要注意!実際に起こった事件についてまとめました!

ミャンマーヤンゴンダラ地区 事件 治安

ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【ミャンマーヤンゴンにあるダラ地区で実際に観光客に起こったトラブル】について解説します。

ダラ地区とはなんぞや???

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ダラ地区(およびダラ郡区)は、ミャンマーのヤンゴンのダウンタウン地区の向かい側にある地区のことです。ヤンゴン川の渡った南岸に位置しています。23の区と23の村道で構成されたこの地区はヤンゴン川とトワンテ運河、トワンテ郡区に囲まれています。

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川があるとはいえヤンゴンから非常に近い距離にあるダラ郡区。この地域に住む住人の多くはヤンゴンで働いており、ダウンタウンにはいくつもの船着場があります。観光客を狙ったトラブルの多くは、この船着場周辺で起こっているとのことです。

トラブルのケースその1:案内した上で高額請求

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日本語で会話し「案内してあげる」と提案、案内料と言い高額請求してくるケースがあります。ポイントを箇条書きにすると以下の通りです。

  • 日本語「こんにちは」「今日は一人ですか?」「旅行ですか」と声をかけてくる
  • 「案内します」と言い、ついてくる
  • 断っても、かなりしつこくついてくる
  • 身につけているものを褒めてくる
  • 肩を組んでくる

というパターンが見受けられたら注意です。

最も被害が多いとされている『パンソーダン港』

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興味を持っていると「川を渡らないか?」と提案されます。画像は最も被害が多いとされている『パンソーダン港』のフェリー乗場です。

これは事実ですが、日本のパスポートを提示すればダラ地区へ向かうフェリーに無料で乗ることができます。日本から譲渡されたフェリーだから、という理由です。

ですが、このフェリーがぼったくり被害の温床となっています。

  • フェリー船内で,同男の子から「サイカーに乗るなら案内する」等と言われ,同人が紹介したサイカーに30分間で5,000チャット(約350円)の約束で乗車した。
  • 2時間の観光を終えた際には3時間分の料金を請求された。

との事件が実際に起こったトラブルです。

トラブルのケースその2:寄付と称しモノを高価な価格で強要される

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ダラ地区の深部には小学校や中学校があります。またその周辺は電気や水道のインフラが整っていない地域があり、身寄りのない子どもたちが多く溢れています。

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大使館に寄せられた被害報告の中には、以下のような日本人の慈悲の心を利用したぼったくり被害が多発しています。

  • サイカーで観光中に米10kgを45,000チャット(約3,150円)で購入し、身寄りのない子供たちに寄付するように強要された

中には、6,000円以上する米を強要されたケースもあります。

トラブルのケースその3:フェリーの船着場で高額な乗船料を要求された

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ダラ地区から出発する船着場で、フェリーの乗船料として法外な料金を請求されたケースがあります。

英語が堪能な船員が「いくら寄付したか?」と尋ね、寄付額が少ない場合はフェリーへの乗船を断られるケースもあったとのことです。フェリーがなければヤンゴンへ帰ることはほぼ不可能です。

対処法とまとめ

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これらの被害報告を受け、大使館は以下のように注意喚起しています。

  1. 単独若しくは女性・子供だけでの観光は避け,信頼出来る観光ガイドを同行させる。
  2. フェリー内等において日本語で声を掛けられても,気安く応じない。
  3. サイカー等の料金交渉時は,運転手とともに必ず乗車開始時間を確認し,メモに控える等する。
  4. 万が一,料金トラブルに巻き込まれても,大声を出したりすることなく,冷静に対応する。

以上です。ダラ地区は広大な自然があり、ミャンマーの原生活を体感できる場所でしたが、ぼったくり体験スポットへと化しているのが現状です。参考になれば幸いです!

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