【秘境の国のさらなる秘境】ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポットを解説いたします。

ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

筆者の友人はヤンゴン出身で、ヤンゴンの話はよくしてくれますがヤンゴン以外の話はしてくれないので、ミャンマー=ヤンゴンのイメージができてしまっています。先日ついに「パガン遺跡」が世界遺産登録されたことで、観光地として盛り上がりを見せるミャンマー王国。

秘境好きの旅人から非常に人気の高いミャンマーは、知るひとぞ知る秘境・秘境の秘境など秘境ポイントが高めの国。

今回は、そんな秘境王国ミャンマーのさらなる秘境「マンダレー」をご紹介します!ミャンマーって、ヤンゴンだけが魅力じゃないですよ!

マンダレーはミャンマーの古都

ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

ミャンマー第2の都市マンダレーは古都的存在です。第1の都市はご想像の通りヤンゴンです。古都、というと日本では京都でベトナムではフエ、ミャンマーはマンダレーです!

ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

マンダレーは、1858-1885年にイギリスに占領されるまで王都でした。ミャンマーの国土の中心にあります。中心ということもあってか、古くから交通の要衝として栄えていました。マンダレーには、京都と似たところがあります。それは街並みの区切り方。マンダレーの街並みは碁盤の目のように区切られているのです!

ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

京都も碁盤の目ですよね!すこし親近感を覚えますし、これは独断と偏見ですがきっちりしてそうで古都感満載な予感です。京都が碁盤の目にしたのは中国の影響なので、マンダレーもそうなのかな……?ミャンマーは仏教王国ですし、可能性はありそうな気がします……!調べてみる価値ありですね!

マンダレーは見どころいっぱい!

ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

仏教王国ミャンマーの古都マンダレーは、見どころ満載な街です!仏教寺院だけではありませんよ!王都だったマンダレーには旧王宮があります。ここからは、マンダレーで行ってほしい見どころをご紹介していきますね!

マンダレーで行ってほしい!見どころ①「マンダレー王宮」

王宮 ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

マンダレーはイギリスの占領をうける1885年まで王都でした。やっぱり見てほしいのは旧王宮。1885年までの20年間、ミャンマーをおさめた王朝の名前はコンバウン。旧王宮は市の中心部にあります。旧王宮の敷地面積はとっても広大!一辺3km・高さ8mの城壁と、外側には幅70mの壕があります。

物見の塔もしっかりある旧王宮は、当時の建築芸術の結晶でしたが……第二次世界大戦時に消失してしまいました。現存しているのは城壁のみ。残りの部分は全て再建されたものです。再建とはいえ、見事な建築は一見の価値ありです!

赤と金で塗られた建物には王宮の威厳があります。戦争で消失したのち再建された旧王宮ですが、ひとつだけ取り戻せなかったものがあります。それは「財宝」。イギリスによる占領時に押収された財宝は、現在イギリス・ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で展示されています。

エジプトのピラミッドや紫禁城と故宮博物院など、建物と中身が様々な事情で別展示されていることは多いですよね。ちなみに、旧王宮の入り口ではパスポートの提示が必須です!外国人観光客は東口からしか入れないので、ご注意くださいね!

マンダレーで行ってほしい!見どころ②「マンダレー・ヒル」

マンダレー・ヒル ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

旧王宮の敷地内にあるマンダレー・ヒルは、マンダレーの聖地です。名前の通り丘がまるごと聖地になっています。エルサレムのゴルゴダの丘みたい!丘の上まではエレベーターを使って行くことも、歩いて行くこともできます。見晴らしがいいので上まで行くのがおすすめ!

早朝に行くと朝日も見られますよ!朝日に照らされるマンダレー・ヒルはやっぱり一味違うそうなので、頑張って早起きしましょう!マンダレー・ヒルには日本人慰霊碑もあります。ご興味のある方は、こちらにも足をお運びください。

マンダレーで行ってほしい!見どころ③「ウーベイン橋」

ウーベイン橋 ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

アマラプタの東にあるウーベイン橋は、約160年前に建てられた木造の橋。1.2kmある木造の橋は世界でここだけ。世界最長の木造橋です!修復はされているものの、1.2kmある木造の橋ということで観光客で賑わう橋は、人々の生活に必要な橋でもあります。

タウンタマン湖の上にすくっと建てられた橋はどこか危なっかしいのに、しっかりと人々を支えています。ウーベイン橋の向こうには湖に浮かぶ船があります。夕暮れ時になると夕陽もくわわって、時間が止まったような雰囲気になっていきます。

マンダレー・ヒルに朝行ってウーベイン橋に夕方から行くも良し。マンダレー・ヒルで夕陽を見るためにウーベイン橋に朝行くも良し。マンダレー観光スケジュールの要は上2つの観光地です!

マンダレーで行ってほしい!見どころ④「マハムニパゴダ」

マハムニパゴダ ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

マンダレー市街地南の郊外にあるマハムニパゴダは、マンダレー最大のパゴダです。赤が印象的な旧王宮とは一辺、マハムニパゴダは白いです!白い壁の上に金色の塔がある仏教建築!という趣の寺院です。

マハムニパゴダの本尊は黄金のマハムニ仏。自分の身体の悪いところと同じところを撫でると疾患が治るといわれています。マハムニ仏が黄金に輝いているのは、症状の改善を願う人々が黄金を貼りながら撫でているからなのです!

カンボジアが誇る世界遺産アンコールワットにあった6体の青銅の像もあります。東南アジアの歴史のなかでわけあって、カンボジアからミャンマーのマンダレーに安置されるようになりました。

マンダレーで行ってほしい!見どころ⑤「クトードー・パゴダ」

クトードー・パゴダ ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

筆者ここ好きです!とっても白い!ミャンマーなのに、地中海のような感じがします。あと少しインドのタージマハルぽい。白くてふわふわしていそうに可愛くて綺麗なクトドー・パゴダは、綺麗で可愛い見た目に負けない意味のある寺院。世界最大級の仏典とされる大理石の石版が安置されています。大理石…やっぱり白いんだ……と思ったのは内緒です。

高さ1.5メートル・幅1メートルの石版の枚数は730枚!どうやって収納をしているのか。なぜ石版730枚に仏典を彫ろう!と思ったのか。謎は多いです。とっても可愛いし綺麗だし謎が多いクトドー・パゴダは、マンダレー・ヒルから全体を見ることができます。せっかくなので、マンダレー・ヒルに行ったら白くて可愛い綺麗な建物を探すのも忘れないでくださいね!

おわりに

マンダレー・ヒル ミャンマー・マンダレーの歴史と変遷、絶対に外せない見どころスポット

ミャンマーの古都マンダレーは魅力満載!まだまだ見どころはたくさんあります。ミャンマーはヤンゴンだけ、ではありませんよ!

お堀側から見る旧王宮は水の上に浮かぶ異次元の都市みたいに綺麗ですし、山の上から見る豪華絢爛な寺院群は絶景ですし、全体的に「この世」ではないところ感があります。まさに、秘境の秘境。秘境の国のさらなる秘境マンダレーへ、まだ知らないミャンマーを探しに行きませんか?

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