ミンガラーバー!ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【ミャンマー国民の朝のお供!ミルクティー】について解説します。
ミャンマー国民の朝のお供!ミルクティー
皆さんは朝の食卓にどのような飲み物が並びますか。日本人の朝の飲み物といえばコーヒーやお茶、牛乳が挙げられます。出勤前にガツンとビターなコーヒーを飲んで頭を目覚めさせた方も多いのではないかと思います。

ミャンマー人の朝のお供はミルクティーかお茶。朝7時ごろにヤンゴンの街並みを歩けばいたるところでロンジーを巻いたお父さんがプラスティックの椅子に座り、風を浴びながらお茶をすすっています。

ミャンマーでは『カフェ』より『ティーハウス』という呼称が一般的。ティーハウスに置かれているタンブラーには、すでにお茶が充填されています。
お茶の種類はお店によって異なりますが中国茶が主流です。タンブラーのお茶は無料、甘いミルクは500ks〜600ksほどの値段です。

熱々で甘々なミルクにタンブラーからお茶を注ぐ姿は毎朝行われる国民の定番行事。この国にお茶禁止令が施行されると毎夜デモクラシーが起きることでしょう。

『イチャクエ』と呼ばれるミャンマー式揚げパンも朝の定番です。こちらは一本200ksから。ほとんど油の味しかしないTHEミャンマー料理です。甘ったるいミルクティとの相性が抜群。
カフェインで脳を目覚めさせる文化もアリですが、糖分で脳をとろとろにする文化を楽しいですね。
ヤンゴンでミャンマーミルクティーを楽しもう!お茶の名店『ラングーンティーハウス』

ミャンマー最大の商都『ヤンゴン』で最も観光客に人気のあるティーハウスといえば『ラングーンティーハウス』です。朝7時の開店当時に多数の観光客が押し寄せます。

タクシードライバーのおすすめでもあるこのお店。多くの観光客のみならず現地国民の方にも愛されている名店です。

『Traditional Tea』がこのお店の人気商品。ミャンマー伝統のミルクティを16のフレーバーから選ぶことができます。濃いめが好きな方はRICHエリアにあるミルクティーを選びましょう。甘めが好きな方はSWEETエリアの方にあるミルクティーがおすすめ。
甘さと苦さを左右するのは『コンデンスミルク』の量です。砂糖ではなく練乳で甘くしているんですね。練乳が入ることによりミルク感と甘さ、さらにコクが増します。舌に残る紅茶の気品高い香りが、朝を心地よいものにしてくれます。

『練乳』をミルクティーに入れる文化はまるでシンガポールミルクティー。日本の自宅でも手軽に再現できる点は嬉しいポイントですね。紅茶はかなり深く淹れている印象です。
紅茶の淹れ方にはゴールデンルールと呼ばれる淹れ方が存在します。『ラングーンティーハウス』ではポットから茶こしを通す際に高めから淹れます。まさに杉下右京スタイル。距離をとって注ぐと外気によく触れます。その際に何かが何かになり風味がます(らしいです)。

朝の『ラングーンティーハウス』はいつも大盛況。朝の7時から開店しているカフェやティーハウスは珍しいため、旅行の計画を立てる際にさわしいスポットです。ぜひ、ミャンマーの国民的朝食『モヒンガー』も併せてお楽しみください!
まとめ
- ミャンマーはお茶やミルクティーが大好き
- 朝のお供のはミルクティーと揚げパン『イチャクエ』
- 美味しさの秘訣は『練乳』
- ヤンゴンでミャンマーミルクティーを楽しむなら『ラングーンティーハウス』
以上です!