ミンガラーバ!ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【ミャンマーの数字表記】について解説します。
ミャンマーの公用語はビルマ語
ミャンマーの公用語はビルマ語です。文献によると、ビルマに住むモン族が使っていた文字が、改変され11世紀後半ごろにビルマ語に使われるようになったとされているとのことです。子音を表す基本字母の周囲に母音記号と声調が組合わさり文字が形成されます。
文字は、全体的に丸っこい形が特徴的です。文字を書くのに紙代わりに用いられていた貝多羅葉(タラバヤシの葉)が裂けてしまわないよう、直線を使うのを避けたためであるとの逸話が残されています。
どうしてビルマ語の数字を覚えておかなきゃいけないの?
ビルマ語を覚えておかないと旅行中に困る場面がいくつかあります。以下に羅列しました。
- バスの数字表記がビルマ語
- 地方の料金表示がビルマ語
- 地方の地区表示がビルマ語
などです。特にバスの数字は、行き先や終着場所を表すものであるため重要です。近年は観光客が増加したことからアラビア数字を使用しているバスが増えましたが、まだまだビルマ語表記のものが多い傾向にあります。
マンダレーやバガン、モーラミャイン、ニャウンシェなどの地方に位置する都市の飲食店のメニュー、ホテルの価格表、レンタルバイクや各種チケットの料金表、営業時間などは、ビルマ語表記のみを使用している傾向が高いです。
また、ローカルショップなどでも数字は活躍します。ストリートでブルーシートを広げて野菜や肉を販売している店主はほとんど英語を喋ることができません。数字だけでもビルマ語で発音することができれば、ローカルショップで買い物を楽しむことができます。ぜひ覚えて、活用してみましょう。
数字を覚えよう!
0
表記:0
発音:トウンニャ
1
表記:၁
発音:ティ
2
表記:၂
発音: ニィ
3
表記:၃
発音:トウン
4
表記:၄
発音: レー
5
表記:၅
発音: ンガー
6
表記:၆
発音: チャウ
7
表記:၇
発音: クンニ
8
表記:၈
発音: シッ
9
表記:၉
発音: コー
10以上の数字について
10のみタセー。11以降はセッを前につけます。表記ついてアラビア文字と同様に1の位が最右端になるように並べます。
10
၁၀:タセー
11
၁၁:セ ティッ
18
၁၈:セッシッ
20以降
20:ナ セー
21:ナ セ ティッ
22:ナ セ ニッ
30:トウン セー
40:レー セー
100:タヤー
注意点
日本人がミャンマー語の数字を覚えるときに特に難しい点は、1000(千)と10000(万)の発音です。日本語で表すと、
- 1000:タタウン
- 10000:タタウン
と同じ表記です。間違う危険性がある場面では電卓などで数字表記した方が賢明でしょう。
覚えられない方は・・・
この記事のメインコンテンツがこちら。数字が覚えられない人はスマホ機能の電卓を有効活用しましょう。ミャンマー人はアラビア文字の分別はできるため問題なくやりとりする事ができます。
バスや料金表の判断で便利なため数字の表記だけ覚えておけば旅行において困る事はありません。