ミンガラーバー!ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【ミャンマーのコーヒー事情と美味しいコーヒー】について解説します。
ミャンマーってコーヒー豆を栽培してるの?

世界的に知名度は低いものの、ミャンマーはコーヒー豆を栽培しています。良質なコーヒーが栽培できるコーヒーベルト(赤道から南北25度)にミャンマー全土が収まるため、コーヒーの栽培には適した環境が整っています。
ミャンマーのコーヒー豆は美味しい?ミャンマーコーヒーの豆知識を一挙公開
ミャンマーコーヒー歴史を、ミャンマーの風土とともに箇条書きで整理しました!
- ミャンマーは東南アジア(タイ・インド・中国と国境を接する)の亜熱帯気候に位置する
- 2,000mを超える山々が連なり、質の高いアラビカ種のコーヒーが栽培されている
- 近年の更なる栽培技術の進歩もあり、世界の珈琲業界の注目を浴びている
- 国際的コーヒー評価機関で、高い品質レベルが認められている!!!
- イギリス植民地時代の1885年に宣教師によってコーヒー文化が始まった
などなどの歴史があります。東南アジアでは、フィリピンやタイに次ぐ生産量を誇りますが、国土面積のわりには生産数がかなり低いのが現状です。
どうしてミャンマーは国土が広いのにタイやフィリピンより生産数が少ないの?
東南アジアの中でも、自国の文化としてコーヒーを飲む習慣があるベトナムとインドネシアは、抜きん出て生産量が高い傾向にあります。つまり、コーヒー栽培に適した気候や環境が整った上で、コーヒーを愛飲する自国の文化が揃っていれば高い生産性を維持できることになります。
ミャンマー人は、イギリスの植民地時代の名残からお茶やミルクティーを飲む文化が根付いています。また、1900年代中盤の閉鎖的な国政の事情もあり、外国の文化が海を越えて輸入されることがありませんでした。しかし、最近では民主政権化をきっかけにコーヒー生産の技術が上がり、注目を浴びるようになっています。
豆知識!ミャンマーで最もコーヒー豆を生産している地区は?
ミャンマーで最もコーヒー豆を栽培している地区は北部、シャン州です。最近では標高の高い山々のあるチン州のコーヒー栽培も盛んになっています。
要注意!ミャンマーでブラックコーヒーを飲むためには〇〇が必要!

ミャンマーで砂糖とミルクが入っていないブラックコーヒーを注文する際は、必ず「No milk , No sugar」と一言添えましょう。苦いコーヒーを好まない文化が根付いているため『BLACK』の表記があるコーヒーでも甘く提供されます。
『牛乳や練乳を使わない=ブラック』という認識がある様子です。また、一部の店舗ではライムやレモンを絞られた上で提供されるブラックコーヒーもあります。
コーヒー好き必見!ヤンゴンで飲める美味しいドリップコーヒーを紹介!
ミャンマー最大の商都『ヤンゴン』で楽しめるコーヒー特集です!激安コーヒーが飲めるパン屋さんを紹介します!
Parisian / パリシアン

ヤンゴンを中心に展開しているベーカリー『Parisian』は手軽にコーヒーを楽しむことができるパン屋さんです。

1つあたり70円程度のパンを楽しみながらドリップブラックコーヒーをいただきましょう。
アメリカーノ(エウスプレッソをお湯で割るスタイル)が主流であるミャンマーにおいてドリップコーヒーは珍しいです。また800ks(約56円)というコスパも魅力の一つ。日本のマクドナルドでいただくコーヒーに近い風味です。
まとめ
- ミャンマーはコーヒー栽培を行っている
- ミルクティーやお茶が国民の友となっているミャンマーでは生産数が上がらない
- 民主化に伴いミャンマーのコーヒー産地は注目され始めている
- ミャンマーでブラックコーヒーを注文する際は一言必要
以上です!