アンコールワット人気遺跡ベスト5とその理由

世界各地に散らばる世界遺産の中でも高い人気を誇る「アンコール遺跡」
代表的なアンコール・ワット、アンコール・トムなどの遺跡を含むアンコール遺跡群の中には数多くの遺跡があります。
今回はアンコール遺跡群の中でも人気遺跡ベスト5をご紹介します。

Angkor Wat

アンコール遺跡とは

そもそもカンボジアにはアンコールワット以外に様々な時代の遺跡が各地に残されています。
そして現在世界遺産に登録されている遺跡は大きく分けて3種類。

「アンコール」の説明へ(アンコールワット特集ページへ)

「プレアヴィヒア」の説明へ(プレアヴィヒア特集ページへ)

「サンボープレイクック」の説明へ(サンボープレイクック特集ページへ)

この3つとなります。その中でもアンコールワットを中心に世界遺産に登録されている遺跡をまとめてアンコール遺跡(または遺跡群)と呼んでいます。このアンコール遺跡群にはアンコール入場券があればどの遺跡でも入場可能です。

現在1日券、3日券、7日券の3タイプがあるので、滞在日数が長く、たくさん遺跡を巡りたい方は3日券、7日券を是非ご購入下さい。
さてそんなアンコール遺跡群でこれは外せない人気遺跡ベスト5を紹介していきます。

1.アンコール・ワット

アンコールワット

言わずと知れたカンボジアの遺跡の代名詞、アンコールワット。
ここにこなくてはカンボジアに行っていないと言っても過言ではないくらい有名スポットです。
朝日鑑賞スポットとしても大人気で、特に春分、秋分の日、そして1月1日の初日の出はひと目見るため世界中から人々が訪れる人気スポットです。

夜明け前のアンコールワット

実はアンコール遺跡の中では比較的新しい年代の遺跡でもあります。しかし、その造形、規模は大きく、存在感は圧倒的です。カンボジアの国旗の中心に描かれているのもこのアンコールワットです。

アンコールワットの内部にある、第三回廊は最も天に近く、神聖な場所とされているため服装規定の厳しく、また仏教の日と呼ばれる特定の日には立ち入り制限されたりと現在もその場所が特別であることを示しています。

第三回廊はシェムリアップ最高層

2.アンコール・トム(バイヨン)

アンコールワットとセットで訪れる定番スポット、アンコールトム遺跡群です。
アンコールトムの中にも無数の遺跡があり、一つ一つ巡ると旅行の日数が足りなくなること必須です。

トムの中でも最も人気の遺跡が「バイヨン寺院」です。
この遺跡の特徴は何といってもこの巨岩の彫刻。穏やかな表情の観世音菩薩を模した彫刻が並ぶ姿に驚くでしょう。

塔の造形はかなり複雑

四面仏と呼ばれるだけあり、四面の顔はそれぞれ少しずつ表情が異なります。特に目元に違いが現れていますので、じっくりその表情を眺めてみてはいかがでしょうか。

塔に刻まれた四面仏の数は50を超える

もう一つバイヨン寺院で見逃せないのが、この精巧なレリーフの数々。歴史の絵巻が綺麗に残されており、戦いの様子や人々の生活風景など当時を連想させるレリーフはじっくり見ていただきたいです。

クメール軍の行進を描いたレリーフ

3.タ・プローム寺院

こちらも大人気の遺跡です。映画の撮影(トゥームレイダー)に使われたことから爆発的に人気になったとも言えます。
タ・プローム寺院の特徴はこの遺跡に絡みつく巨大な木の根(ガジュマルの一種)

遺跡を飲み込もうとしているかのような姿、そして自然の驚異にさらされながらもなお形を残す遺跡の姿は神秘的で人々をひきつけて止みません。

遺跡崩落の要因の一つは「根」

タ・プローム寺院は創建当時は仏教僧院として建造されましたが、その後の時勢でヒンドゥー教が強くなった際には仏教僧院からヒンドゥー教寺院に改造されました。その証拠に仏教色の強い仏像のレリーフなどが削り取られている跡が残っており、当時の宗教の移り変わりを感じさせる遺跡でもあります。

自然と時の流れが作り出す芸術品

4.バンテアイ・スレイ

ちょっと郊外に足を延ばしてみたいという方に人気の遺跡がバンテアイ・スレイです。
市内中心部から約40キロほど北東に位置します。
アンコール遺跡の中では珍しい赤色砂岩が使われており、全体的に赤味がかった色合いが珍しい遺跡です。

赤味のある遺跡は燃えているようにも見えます

この遺跡の特徴はなんとって言ってもこの彫刻の美しさ、そして繊細さです。
様々なモチーフの彫刻がいたるところに施されており、こういった造形やデザインがお好きな方は何時間でも楽しめる遺跡です。
遺跡の規模は大きくないですが、時間をとってでもじっくりと見学したい遺跡です。

彫刻から技術力の高さが伺えます

5.ロリュオス遺跡群

ロリュオス遺跡群はシェムリアップの町から車で約30分ほどの場所にある遺跡で、アンコール王朝の初期の都として築かれました。バコン寺院を中心に、王の先祖のために建立されたプリア・コー、大貯水池の中心に建てられたロレイの3つがロリュオス遺跡群と呼ばれています。

この遺跡ではアンコール王朝の初期のデザインが見られることが特徴です。
遺跡の参道の欄干のデザインによく使用されている「地を這うナーガ」はバコンにあるものが最初期のものです。

アンコール遺跡群にはナーガをモチーフにした欄干は多い

また遺跡でよく用いられるモチーフはガルーダやナーガ、ハヌマーンに対し、プリア・コーにはシヴァ神の乗り物である聖牛ナンディンの像があるのも比較的珍しいものです。

プリア・コー

聖牛ナンディン

まとめ

人気遺跡ベスト5に上げた遺跡はどれもシェムリアップ市内から1時間圏内の遺跡となっており、どの遺跡もアクセスしやすく1日で複数箇所を回ることもできます。
はじめての方は人気の遺跡を巡ればハズレ無し!
遺跡好きの方はそれぞれの特徴や違いをお楽しみいただきたいです。

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*記事内で「弊社催行ツアー」などと記載されてるものは現在では提供しておりません。TNKトラベルのツアーはすべて提携ツアー催行会社が提供しております。