サワディカー!バンコク在住の愛優です。バンコクにはたくさんの寺院やナイトマーケットといったメジャーな観光地もありますが、今回はそういった観光を一通り終えて、バンコクの便利な場所での観光スポットをお探しの方におすすめ、「ジム・トンプソンの家」へ行ってきました。
彼が収集した骨とう品がたくさん並んでいる場所ですが、魅力はそこだけではありません!今回はそんなジム・トンプソンの家の魅力の数々をご紹介していきたいと思います。
目次
ジム・トンプソンは何者?何をした人なの?
ジム・トンプソンは1906年にアメリカで生まれました。アメリカで建築家として働いていましたが、1940年にアメリカ軍として第二次世界大戦中ヨーロッパで従軍していました。第二次世界大戦の終了間際、OSS(戦略諜報局)の情報将校としてタイに派遣され、それをきっかけにタイに永住しました。
ジム・トンプソンはタイに住んでから、タイの家内産業であったシルクの手織りに注目し、デザイナー、染色家としてその普及に貢献しました。ジム・トンプソンは旅行中にマレーシアで行方不明になるまでにタイのシルクを世界中に広めるために尽力しました。
ジム・トンプソンの家はどんな場所?何があるの?
ジム・トンプソンの家はそんな彼がタイで住んでいた家を、彼が集めたタイや周辺諸国の骨とう品を展示している場所です。中には破損しているものもあり、タイでは壊れているものを集めるのは不幸になると考えられていたそうなのですが、ジムトンプソンはこれらを集めなければなくなってしまうと思い収集を続けたそうです。
また、家はタイの古い建築様式で建てられた家を6軒つなげてできています。その建築様式を活かし、随所に彼がリニューアルした部分が見られるのもジム・トンプソンの家の面白いポイントです。6軒のうち数軒はアユタヤから船で運ばれてきたものもあり、家そのものにもとても見ごたえがあります。
ジム・トンプソンの家のおすすめポイント①ゆっくりとした時間を過ごせる
ジムトンプソンの家は、BTSナショナルステーション駅から歩いて5分ほど、バンコクの中心地に位置しています。にもかかわらず、敷地内にはたくさんの南国の植物が植えてあり、昔ながらの建築様式を利用した建物と相まって、ここがバンコクであることを忘れてしまうほどにゆっくりとした時間が流れています。
敷地内にはレストランやカフェもあり、ジムトンプソンの家だけを見て帰るのではなく、この落ち着いた雰囲気の中ゆっくりとした時間をレストランで楽しんでから帰るのもおすすめです。
ジム・トンプソンの家のおすすめポイント②日本語でガイドをしてもらえる
ジムトンプソンとは何者なのか、そしてここに展示されている品々がどういった品なのか、また随所にみられるタイの建築様式はどのような意味がるのか…。そういった詳しい説明をガイドの方が丁寧に教えてくれます。
驚くことにガイドツアーは日本語でも行われており、私が行ったときは他に日本人がおらず、マンツーマンでガイドをしていただけました。
ガイドのお姉さんもとても優しく、メモする私を待っていてくれたり、質問に心よく答えてくれたりと、とても充実した時間を過ごすことができました。
ジム・トンプソンの家のおすすめポイント③ジム・トンプソン商品が購入できる
また、敷地内にはショップもあり、ジムトンプソンシルクの購入も可能です。ガードツアーは時間が決まっているので、ツアーまでの待ち時間もただ待ちぼうけするのではなく、こういった場所でゆっくりと過ごすことができます。
さらに、ジム・トンプソンでは、シルクを作る蚕を養殖している農場であるジム・トンプソンファームを経営しており、蚕以外に南国のフルーツやナッツ、茶葉などを栽培し、それらをジムトンプソンファームのお菓子・紅茶として販売しています。バンコク市内では限られた場所でしか購入できないジム・トンプソンファームのお菓子も時間が限定ではあるみたいですが販売していました。
まとめ
今回はジム・トンプソンの家についてご紹介してきました。敷地内にはたくさんの猫が遊びに来ているみたいで、この日も2匹の子猫と2匹の猫が昼寝をしていました。触っても起きないところを見ると、この場所が猫にとっても落ち着く素敵な場所だということが分かります。
ジム・トンプソンについて知りたい方はもちろん、バンコクの喧騒に疲れた方、タイシルクを購入したい方も素敵な時間が過ごせる場所です。ぜひバンコクを訪れた際は、ジムトンプソンの家に行ってみてくださいね。