サワディカー!バンコク在住の愛優です。
今回ご紹介するのは変わったお寺、「ワット・トライミット」です。バンコクにある中華街の近くにあるこのお寺ですが、他のタイのお寺には観られない珍しい仏像があることで知られています。
そこで今回は「ワット・トライミット」に実際に行ってきましたので、その様子をご紹介してきます。
目次
「ワット・トライミット」とは?どんなお寺?
ワット・トライミットは元々1238年に建立されたお寺で、その当時は他のお寺と何の変りもない一般的なお寺としてお参りされていたそうです。
中華街の近くにあることから、華僑の方がよくお参りに行っていたようです。華僑の方々に親しまれていたこのお寺は1953年に取り壊しが決まり、一度取り壊し工事が始まりまりた。
ですがこの仏像は元々はビルマからの強奪を防ぐために漆喰に埋められており、誰も黄金でできているとは知らなかったのです。
そうとも知らず取り壊しの際に仏像を運んでいたのですが、黄金でできたこの仏像は高さ3メートル、重さ5.5トンもの大きさがあり、運べずに落下させてしまいました。
その際崩れ落ちた漆喰の一部からこの黄金の仏像が発見されたといわれています。元々は取り壊しと同時に捨てられるはずだった仏像は厳重に保管されることになりました。
黄金の仏像が発見されたことで現在のワット・トライミットが建設され、今では世界中からお参りにくるお寺になりました。
ワットトライミット
วัดไตรมิตรวิทยารามวรวิหาร
「ワット・トライミット」の魅力~黄金の仏像~
ワット・トライミットの一番の魅力はなんといっても輝く仏像です。
バンコク市内にも黄金に輝く仏像が安置されているお寺はたくさんあるのですが、基本的には金箔でコーティングした黄金の仏像です。
しかし、このワット・トライミットに安置されている仏像は正真正銘金でできた仏像で、その輝きも心なしか他の仏像よりも輝いて見えます。
本殿の中には黄金の仏像にあやかって金運に関するお守グッズがたくさん販売されていました。
5.5トンの黄金の仏像と聞くとご利益がありそうですよね。
その他にも魅力が…!
ワット・トライミットは2階と3階が展示室になっています。(展示室は仏像のある部屋都は別料金で100バーツ(約350円)の入場料がかかります。)
2階には中華街の歴史について展示されており、昔の中華街の生活を再現した模型や、中華街を再建したジオラマを見ることができます。
3階にはタイの仏像に関する歴史についての展示がされており、仏像についての歴史展示や、黄金の仏像に関する歴史のビデオを見ることができます。
展示はタイ語の説明がメインになるようなのでご注意くださいね。
「ワット・トライミット」への行き方
ワット・トライミットへは、MRT(地下鉄)で行くことができます。
最寄り駅はMRT「フアランポーン駅」で、この駅の近くには、国鉄「フアランポーン駅」や中華街があることから、毎日多くの人が利用しています。
電車を降りたら1番出口を目指しましょう。エスカレーターで地上へと上がったらそのまま道なりにまっすぐと進むと5分ほどでワット・トライミットに到着します。
お寺に着いたら正面に本殿がみえますが階段を登る前に右手にあるチケットカウンターで必ずチケット(40バーツ(約140円))を買って登りましょう。
購入を忘れると一度上った階段を降りて、また登ることになりかねません…。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
黄金で作られた輝く仏像が安置されているワット・トライミット。私が訪れた日も敷地の中にたくさんのバスが止まっており、中国やインドといった国際色豊かな観光客の方がたくさん訪れていました。
金運アップが目的でなくても顔の細部まできらきらと光る仏像は圧巻です。ぜひバンコクにお越しの際はワット・トライミット訪れてみてくださいね。