サワディーカー!バンコク在住の愛優です。
1月下旬に中国の武漢で発症し、世界的な流行を見せている新型肺炎。タイのバンコクでも感染者が出ています。各国様々な対応が行われていますが、現段階タイで行われている対策や、バンコクの新型肺炎での影響についてまとめました。ただし知識とマナーをわきまえてタイ旅行を思う存分楽しんでください。
目次
タイの入国に関する対応
3月1日現在、日本国籍の人や、日本の滞在歴がある人に関してタイの入国拒否はされていません。
しかし、ハイリスク国(中国、香港、マカオ、台湾、韓国、日本、シンガポール、イタリア、イラン)からの渡航をする人は14日間の自宅待機に協力するよう要請しています。これはあくまでも協力要請で、観光に来た方へ観光地への訪問を禁止するものではありません。しかし、そういった要請が出ているということは頭に置いておきましょう。
また、空港では体温の計測が行われています。
下計測時に「体温が37.5度以上あり、かつ、咳、鼻水、のどの痛み、頻呼吸、呼吸困難のいずれかを伴う症状がある方は、タイ国内の病院においてウイルスの検査を受けていただくことになります。」(在タイ日本大使館のホームページより引用)と発表されています。
バンコクの雰囲気
私の体感では、バンコクはそこまでパンデミックの様相ではありません。マスクの装着率も50%程度です。また、ヨーロッパ各地で差別が起こっているという話を耳にしますが、バンコクではあまりそういった話題も耳にしません。しかし、タクシーやバイクタクシーで乗車拒否に遭ったという話は聞いているので、そういった場合は怒ったり言い返したりせずに、素直に他の車を探しましょう。
また、これまでバンコクには数多くの中国からの団体客が訪れていたのですが、中国が団体旅行を禁止したことでバンコクの街や、特に観光地では、いつもよりも人が少ない印象です。
マスクやアルコールの状況
バンコクではアルコールやマスクが一時お店から完全に姿を消した時期がありましたが、現在は危機的な品切れにはなっていません。実際にナイトマーケットでマスクが販売されているのを見ましたし、日本人がよくいくお店でマスクが販売されているという情報も流れています。
しかし、こういった予防の品は日本から持って行くことをおすすめします。というのも、空港や飛行機内で感染する可能性もあるからです。
また、いざタイに来た時に売っている場所が分からなかったり、なかなか見つからない可能性も考えられます。タイでの現地調達に頼らずに、できる限り日本で揃えていきましょう。
旅をするときの注意点
以上のことから、バンコクに旅行に来る際は、新型肺炎に感染するリスクを回避する手段を日本であらかじめ準備しておくことをおすすめします。
観光に関しては、入国禁止や、滞在中の外出禁止はひかれていませんが、日本からの渡航者に関して14日間の自宅待機の協力を呼び掛けているということは頭の隅に置いておいてください。また、日本は世界的にも感染者が多くハイリスク国に指定されています。自分が感染しない準備も大切ですが、自分がウイルスを持っていることも想定して、人に移さない準備もしっかりするようにしましょう。
今回はタイの新型肺炎の対応や、バンコクの雰囲気をご紹介してきました。
タイ政府の対応でなくとも、日本との直行便を運航している航空会社も続々と3月中の欠航を決めています。旅行がなくなってしまうのはつらいかもしれないですが、自分の身と、仮に自分がウイルスを持っていたら…ということを考えてくれぐれも無理はしないでください。
可能であれば、無理に渡航せずに旅程をずらすことも検討してみてください。