サワディーカー！バンコク在住の愛優です。
常夏の国と言われるほど1年中暑いタイですが、実はタイでは鍋料理が人気です。有名なタイ料理にもタイスキがあるように、タイには様々な種類のタイ料理があり、1年を通してタイ人に愛されています。
今回はそんなタイの美味しい鍋料理についてご紹介していきます。
目次
タイで人気の鍋料理
日本で「鍋」というと寒い冬にみんなで大きな鍋を囲んで食べるイメージですが、常夏の国タイでは年中鍋料理が人気です。あっさりとしたスープで野菜やお肉、海鮮などの具をゆで、タイ特有のスパイシーなタレに付けて食べます。
辛い料理が多いイメージのタイ料理。実際にガパオライスやトムヤムクンといった辛さがとkつようの料理も多いのですが、鍋料理は辛いたれをつけなければ辛くなく、辛い食べ物が苦手な方でも食べられるのが鍋料理の魅力です。
それだけでなく、鍋料理はしっかりと火を通して食べることができるので、タイで食中毒が心配だというかたも安心して食べられますよ。
美味しい鍋料理①タイスキ
そんな鍋料理の王道がタイスキです。タイ料理が人気の日本でもタイスキが食べられるレストランは多いのではないでしょうか。日本の寄せ鍋としゃぶしゃぶをヒントに作られたというこの鍋料理は日本人にも食べやすく、日本でもチェーン展開している「MK」というレストランは、タイでも有名なタイスキのチェーンレストランで、バンコク市内でもその名前をよく目にします。
具は野菜やお肉、海鮮が一般的ですが、特にこれを入れなければならないという決まりはないので、タイスキチェーンのMKでは野菜やお肉など様々な具、お好みの物をを1つ1つ選んで注文することができます。
美味しい鍋料理②チムチュム
続いては日本でなかなか食べられない鍋調理、チムチュムです。
タイの東北地方であるイサーン地方の料理で、独特のツボのようなお鍋で食べるのがチムチュム流。こちらも野菜やお肉、海鮮といった具材を入れて食べるのですが、スープにタイらしさが現れます。チムチュムのスープに使われているのはタイ料理でよく使われるレモングラス。野菜やお肉、海鮮の出汁がしみだすだけでなく、レモングラスのさわやかな香りが特徴的です。
チムチュムの食べ方も面白く、野菜に少し火を通した後にお肉に卵を絡めてお鍋の中に投入します。チムチュムのセットを注文すると生卵がついてくるのはこのため。本来であればお肉はしゃぶしゃぶのように軽く火を通して食べるらしいのですが、食中毒が心配な方は卵に絡めたお肉を鍋に入れてしっかりと火を通して召し上がってくださいね。
美味しい鍋料理③ムーガタ
最後にご紹介するのは一風変わった鍋料理、ムーガタです。
ムーガタの特徴はなんといってもそのお鍋の形。ムーガタで使われるお鍋は中心部分が盛り上がった鉄板になっており、その周りにドーナツ状のくぼみが特徴です。ムーガタはこの鉄板部分でお肉や海鮮を焼いて、周りで野菜をゆでて食べます。
中心部分の鉄板で焼いたお肉の油や海鮮のエキスが全て周りのお鍋の部分に落ちるようになっているので、食べすすめていくとお肉の油や海鮮のエキスでどんどん美味しくなっていくのがムーガタの魅力です。
このムーガタはその特殊なお鍋の形から、食べられるお店がバンコク市内でも限られており、気軽にタイ料理やさんに入ったからといって食べられないのでご注意を。ムーガタを食べたいと思ったらムーガタが食べられるお店を探さなければなりません。
もちろん、お肉や海鮮は周りのお鍋の部分で火を通してもOK。思い思いの方法でムーガタを楽しんでくださいね。
今回はタイの美味しい鍋料理についてご紹介してきました。
1年中暑いタイですが、あつあつの鍋料理も美味しく食べられるのが常夏の国タイの魅力。暑いからといって嫌厭せずに、ぜひタイで鍋料理を堪能してくださいね！
