サワディーカー!バンコク在住の愛優です。
タイへ何度も旅行に来ている方の中にはバンコク市内の観光には飽きてしまったという方も少なくないのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、バンコクの郊外にある少し変わったB級スポットです。タイというお国柄、日本では考えられないようなスポットがバンコク郊外には点在しています。
今回はそんなタイの珍スポットの一つ、ドラゴンタワーをご紹介していきます。
目次
ドラゴンタワーとは?
ドラゴンタワーとは、正式名称を「ワットサムプラン」といいます。ワットという名前からも分かる通り、れっきとしたお寺です。バンコク市内で見るお寺のように、本殿があって大仏様が安置されていて…というお寺ではないのがこのワットサムプランの面白いポイント。一見するとここがお寺だと気づかないような場所でした。
そもそも、ワットサムプランは1985年に建立されました。寺院の創始者が瞑想中にタイの有名な僧侶が出てきて、その僧侶に促されて作ったのがこのお寺のシンボルになっている竜が巻き付いた建物だそうです。お寺にエピソードも少し変わっています。
そういったエピソードや竜をモチーフにしていることからも分かる通り、敷地内には竜にまつわる装飾がいたるところに見受けられます。タイの寺院で竜を見ることはあまりないので、そういった部分でもここの珍スポット感を高めてくれています。
竜の体の中を登って塔の頂上へ
ワットサムプランのシンボル的な建物が竜が巻き付いたピンク色の建物です。実はこの建物、竜のお腹の中を歩いて頂上まで登ることができます。入場料は無料ですが、1階にいる人に「帰りにドネーションしてね」とかなり強めに言われます…(笑)。私たちは20バーツずつお金を入れましたが、あくまでもドネーションなので強制ではありません。
竜のお腹へと続く階段を登ると、大きな鬼の顔が…!ここから竜の体内へと入っていきます。登っていく道は階段ではなく坂だということもあり、意外とスムーズに登ることができました。80mという高さの塔でしたが、早歩きで5分、ゆっくり登ると10分弱ぐらいで登れました。また、塔内は土足禁止のためはだしで登っていくことになるのですが、この竜の体内、コンクリート打ち付けの床になっていました。照明があって明るいものの、少し道ががたがたしているので怪我には充分に注意してくださいね。
ドラゴンだけじゃない!?敷地には様々な生き物が…
まだ、ワットサムプランにはドラゴンだけでなく様々な生き物のオブジェが置かれています。
像や、孔雀や、亀…。敷地内を歩いているうちに様々な動物に出くわすと少し世界観が分からなくなってきますが、敷地内全体を通してどこか不思議な雰囲気が流れていることは確かです。ちなみに、亀も竜のように口から中に入ることができます。亀の内部は祠のようになっており、阪大側に出るとぐるりと敷地内を一周できますよ。
ドラゴンタワーだけを登って帰ってしまいそうな場所ですが、ぜひ余すことなく敷地内全体を回ってこの不思議な空間を堪能してみてくださいね。
ドラゴンタワーへの行き方
ドラゴンタワーへはBTSとバスを使っていくことができます。
まずはBTSでバンナー駅まで向かいます。駅を降りたらすぐのバス停から84番のバスに乗ってください。バスに乗れればあとは目的地まで乗り換えなしで向かうことができます。バスの料金は片道25バーツ。バスに乗車するとスタッフの方が運賃を回収しに席に来てくれるので既定の運賃を払ってくださいね。
バンコクのバスはよく運賃が変わるので、支払い前にいくらか確認すると確実です。
乗り継ぎが手間だったり、バスの時間が読めないのは…という方はタクシーで行くのもおすすめです。バンコクの中心地からであれば、片道400~500バーツほど、BTSバンワー駅から乗ればもう少し安くタクシーに乗ることができます。タクシーで行く際は、往路乗車する前に復路のことも一緒に料金交渉することをおすすめします。ドラゴンタワーの近くにはタクシーが走っていないので気を付けてくださいね。
今回はバンコク郊外の珍スポット、ドラゴンタワーをご紹介してきました。郊外にあるスポットの中では比較的交通の便もよく、距離も近いので半日かからずに観光できるのもドラゴンタワーの魅力の一つ。少し時間が余ってしまったときや、バンコク近くの少し変わった場所を訪れてみてたいときにうってつけのスポットです。何かパワーをもらえそうな不思議な雰囲気の漂うドラゴンタワー、ぜひ訪れてみてくださいね。