サワディーカー!バンコク在住の愛優です。
バンコク観光の目玉でもある三大寺院観光。その中でも涅槃像で有名なワット・ポーですが、実はこのワット・ポーはタイ古式マッサージの生まれた場所だということをご存知でしょうか。お寺の敷地内にはタイマッサージが受けられる施設があったり、朝にはタイヨガが体験できたりと、涅槃像以外の魅力もあるんです。
今回はそんなワット・ポーのあまり知られていない魅力をご紹介していきます。
目次
ワット・ポー
ワット・ポーはガイドブックでも必ず載っているほどに有名な観光地の一つです。大きな涅槃像でその名をはせた寺院ですが、この涅槃像はラーマ3世によって立てられ、大きさは長さ46メートル、高さ15メートルもの沖差があります。足の裏には仏教の世界を表す108絵が、貝殻を研磨して模様にはめ込んでいく装飾方法である螺鈿細工によってが描かれています。
また、涅槃像の背中にあたる場所の廊下には108個のお椀があり、そこに1枚1枚コインを入れていきます。108といえば日本でも除夜の鐘でおなじみ煩悩の数です。このコインも除夜の鐘のようにコインを入れることで煩悩を消すという意味合いがあります。
タイ古式マッサージの総本山
そんなワット・ポーは実はタイ古式マッサージが生まれた場所でもあります。
元々は仏教と一緒にタイに伝来し、お寺で医療の一環として施術がはじまり現在まで発展していきました。他のマッサージと大きく違うのは、マッサージ中に姿勢を変えたり、まるでヨガのように体全体を伸ばしたりというリラックス要素のつよいマッサージというよりは、体の不調を整えるという側面が強い点です。日本でマッサージを受けるとマッサージ中に寝てしまうという方もいるかもしれませんが、タイマッサージはそうはいきません。1時間の施術中にたくさん体を動かすのでゆっくり寝ながらマッサージされるということはありません。
しかしながら、終わったときの爽快感や体の軽さは他のマッサージよりも強く、体の疲れをしっかりととってくれます。
タイ古式マッサージの資格も取れます
タイ古式マッサージの総本山ということもあり、ワット・ポーではタイ古式マッサージの資格を取ることができます。価格は5日間のコースで1,200バーツ。資格取得には5日間かかるのでなかなか観光でタイに来てマッサージの資格を取るというのは難しいかもしれませんが、日本だと数十万かかるマッサージの資格取得に、40,000円ほどで資格取得できるのはとても魅力的です。
さらにその取得はタイ古式マッサージ発祥の地であることから、より本格的なマッサージが学べることは間違いありません。
朝にはタイヨガが体験できる!?
さらにワット・ポーではタイ式のヨガを体験することもできます。ヨガの実施は毎日朝の8時から。ワット・ポー自体への入場料は200バーツ(約700円)かかりますが、ヨガへの参加は無料。事前の申し込みも不要です。時間になると、敷地内のマッサージセンターの前でヨガがはじまります。
屋外で行うこともあり、基本的にはどのポーズもたったまま行います。ポーズの説明は全てタイ語で行われますが、一番前でスタッフさんが実際に実演しながら行ってくれ、さらに補助のスタッフが手の向きが違ったり、足の方向が違うと「ここはこうだよ」と教えてくれるのでタイ語が分からなくても全く問題なくヨガを楽しむことができます。
ワット・ポーの観光時間を朝に設定すれば、ワット・ポー観光のついでに朝ヨガを受けることができますよ!
今回はワット・ポーを涅槃像以外の側面からご紹介してきました。
タイの有名なアクティビティであるタイ古式マッサージ。せっかくなら街のマッサージ屋さんだけでなく、総本山のワット・ポーでも受けてみてくださいね!