「せっかくバンコクに行ったら、ちょっとめずらしいスポットにも足を運んでみたい……」そんなふうに考える方は、多いのではないでしょうか。
そこで今回、実はあまり知名度の高くないバンコクの珍スポット、通称「ベッカム寺」こと「パリワット寺院」についてご紹介します!
かなり刺激的で楽しいスポットなので、最高の旅の思い出がつくれること間違いなしです。
目次
ベッカム寺への行き方は?
実はバンコク市内からベッカム寺へは、かなり交通の便がいいんです!バンコクの中心地「Siam(サイアム)」からだと、ドア・トゥ・ドアの所要時間はおよそ50分ほど。
まず「Siam(サイアム)駅」から、BTSシーロム線で「Chong Nonsi(チョンノンシー)駅」まで行きます。駅を出るとBRTと呼ばれる路面バスの駅に直結しており、このBRTがベッカム寺の目の前まで連れていってくれる交通手段です。
BRTの自動券売機は、英語で対応しているので安心。「Wat Pariwat(ワットパリワット=パリワット寺院=ベッカム寺)」という駅を押し、15バーツ(約52円)を入れます。ちなみにBRTは、どの駅まで乗っても15バーツ均一です。
BRTは15分に一度やってきます。駅のホームはクーラーが聞いていて快適でした。
そしていざBRTに乗り込むと、これまたクーラーが聞いていて快適……!先方の画面で行き先を表示してくれますし、アナウンスもあるため、降り忘れる心配もありません。
10分ほど乗り、Wat Pariwat駅で下車。下車したらすぐ左に、パリワット寺院への入り口が見えるはずです。駅を出て寺院に向かって約30秒ほど歩くと、右手に広大な広場が広まります。そこが、パリワット寺院への入り口です。
Wat Pariwat
คลองวัดปริวาส
ベッカム寺は、どんな場所だった?
入り口を入ると、目の前に2つの寺院がありました。片方は残念ながら工事中でしたが、もう片方の寺院を見てみると、なんとところどころにツッコミどころ満載の像たちが…!
バットマンやピカチュウ、ピノキオやミッキーマウスなど、確実に著作権アウトな像たちが、寺院をぐるっと囲むようにさまざまな場所に宝探しのように配置されていました(笑)。
筆者が一番笑ったのはミッキーマウス。なぜこんな格好をしているのだろう……。なんだか、シュールじゃないですか?
ただ、そういったキャラクターたちがところどころにある以外は、いたって普通の、なんならかなり立派な寺院。造りも細かく精巧で、中はおごそかで神秘的な雰囲気が漂っています。
一説によると、もっと若者に寺院に興味をもってもらいたい、との思いから、知名度の高いキャラクターたちをところどころに散りばめたそう。
ただ残念ながら私が行った日の観光客は私含め2組。観光客の呼び寄せは、まだまだ課題のようです。知名度が低い分、絶好の穴場スポットかもしれません。
そしてベッカム寺の名前の由来である、黄金のベッカム像が見つからず。残念ながらベッカム像が配置されている寺院は、前述のとおり工事中で、中に入ることができませんでした。
黄金のベッカム像を拝むのを楽しみにしていたのに……!残念です。
工事が終わるタイミングは未定ですが、ベッカム以外にもさまざまな見所があるので、きっと誰が行っても楽しめるはず。
ベッカム寺は、一見の価値あり!
由緒正しい寺院でありながら、有名なキャラクターをところどころに配置しているユニークな「ベッカム寺」。著作権的にはアウトな気がしますが、見ていて楽しく、また行きたいと思える場所でした。
真面目な寺院ばかり行くのに疲れたら、ちょっとお茶目なコンセプトのベッカム寺に足を運んで、息抜きしてみるのもありかもしれません。
ベッカム寺は、バンコクに足を運んだらぜひ訪れてほしいスポットのひとつです!ベッカム寺!?かわいい彫刻が沢山あるワットパリワット