サワディカー!バンコク在住の愛優です。今回ご紹介するのはタイのB級スポットです。バンコクに何度も訪れ、バンコク市内の観光に飽きた方、少し変わった場所へ観光に行きたい方におすすめの「ワットパイロンウア」という場所をご紹介していきます。
少し怖くい写真もあるので、怖いものが苦手な人やグロテスクな物が苦手な方はご注意ください!
目次
別名「地獄寺」!?ワットパイロンウアとはどういう場所?
バンコクの西に位置しているスパンブリー県にある「ワットパイロンウア」。この寺院を一躍有名にしたのは敷地内にある「Land of Hell(地獄の地)」というエリアです。ここは仏教で生前悪いことをしたら死後に行く場所とされている「地獄」の様子を再現しています。
それだけを聞くととても怖い場所だと思われるのですが、この場所が人気な秘密はどこか突っ込みどころがおおいそのエリアにありました。
もちろん地獄を再現しているとだけあって、実際にこういう目に遭うと痛いだろうな…。という像が並びます。大きな鳥に食べられ内臓が飛び出てしまっている人や、頭部がとれかけている人。
いばらの生えた木を登らされている人たちなどなど…。そもそも、仏教において地獄とは「こんな悪いことをしたらこんな地獄に行きます」というのが決まっています。
このエリアにもそれぞれの像の前に説明書きがあるのですが、タイ語しか書かれていないのでもちろんわかりません。ただただ痛そうです。
と思いきや…、
まるで某アニメ映画に出てくるロボットの兵士にどことなく似ているような似ていないような像がいたり、
ちょっと怖い夢に出てきそうな白い集団がいたり…。これらすべてがリアルな像だとおそらくよりつけない場所になってしまうのですが、まるで小学生が自由帳に描いた「○○の敵」のような絶妙なクオリティーの像が次第にどこか愛着すら感じさせてくれます。
さらにはこのエリア、現在もどんどん新しい像がつくられているようで、わたしが訪れた時も他の像に比べて色がまだまだ鮮やかな像がいたり、作りかけと思しき像が何体もありました。
もしかしたら数年にわたって何度も訪れると変遷が分かって面白いかもしれません。(笑) ただこの地獄寺、もしも子どもの時に訪れていたらトラウマ間違いなしスポットです。
「地獄ゾーン」だけではない!?ワットパイロンウアの見どころ
地獄ゾーンをご紹介しましたが、ワットパイロンウアの敷地はとても広く、このお寺の見どころはここだけにとどまりません。入ってすぐのところには静かな雰囲気の落ち着いた寺院があり、地元の人と思しき人がお祈りをしていました。
寺院の前にはお祈りに使うグッズを売っているテントがあり、目が合うと中に入っていいよとジェスチャーで教えてくれ、さらには、寺院の中には奥に仏様が座っているのですが、少し気を使って遠目に写真を撮っていたら、中に座っていた僧侶の方が「もっと近くで撮っていいよ」と教えてくれました。地獄寺とは名ばかりでここにいる人はみんな仏様のように優しいみたいです。
さらに歩くと大仏がたくさん並んでいるエリアに到着しました。おそらくここはお墓のようで、仏様が座っている台座にはお骨が入っているのでしょうか。写真が飾られお花がお供えしてありました。
一つ一つの大仏様の大きさが大きいこともあり、全ての大仏様が同じ方向を見て並んでいる姿は圧巻です。
しばらく歩くととても大きな仏様も座っていました。高さがどれぐらいあるかなどの説明が見当たらなかったのですが、ビルの5階ほどの高さがありました。
仏様の近くにはこれまたシュールな像が並びます。他にもたくさんの寺院や像が並んでいて、敷地内全てのエリアをじっくり回ると2時間~3時間ぐらいかかると思います。
ワットパイロンウアまで向かう方法にもよるのですが、午前中にバンコクを出て夕方に帰る予定でゆったりと予定を組むことをおすすめします。
そこまで難しくありません!ワットパイロンウアへの行き方
それでは、魅力たっぷりのワットパイロンウアまでに行き方をご紹介します。行き方は大きく2通りです。1つはタクシーで行く方法、一つはローカルバスに乗って行く方法です。
今回は2つ目のローカルバスで行ったのでローカルバスでの行き方についてご紹介していきます。
ローカルバスが出発するのはバンコク市内の南バスターミナルです。南バスターミナルまでは、BTSのシーロム線の終点「Bang Wa(バンワー)駅」からタクシーで80バーツ(約280円)ほどでいうことができます。タクシーの運転手さんに地図を見せたらすぐに連れて行ってくれました。
バスターミナルに着いたら「68番」のバスを探しましょう。赤い車体であることが多いようです。乗る前に運転手さんに「ワットパイロンウア?」と聞くと間違いありません。
運賃は50バーツで、バンコク市内の最終乗り場を過ぎたところで運転手さんが回収にきます。おつりがないこともあるので50バーツぴったり用意しておくといいでしょう。
バスは基本的に現地の人しか乗っていません。1時間半ほどの距離にあるのですが、車内にエアコンはありません。バスが走っている間は風が入るのでさほど気にならないのですが、バスが止まると地獄です。なんと地獄寺に行く前に地獄を味わえます。(笑)ちなみにバスは扉を開けたまま走ります。東南アジアらしい光景ですね。
バスの運転手さんはバス停についても特に何も言ってくれません。もはやそこが本当にバス停なのかも分かりません。それぞれが思い思いの場所で降りていきます。寝過ごすと確実に詰むので、少なくとも行きだけでも頑張って起きていてください。
バスはワットパイロンウアの目の前に止まります。私はGooglemapでお寺の場所に打って、GPSをオンにし、降りる場所を見計らっていました。優しい運転手さんであれば到着したときに教えてくれることもあるみたいです。
バスを降りたらすぐに大きな門があります。ここからワットパイロンウアへ入ることができます。寺院は入場料等はかかりませんが、バンコクで寺院を訪れる時同様服装には注意しましょう。袖の短い服や短パン、短いスカートは避けましょう。
ちなみに、バンコクへ帰る際はバスを降りた反対側にある小屋でバスを待ち、同じように68番のバスに乗ると帰れますよ。
バンコク南バスターミナル
Southern Bus Station สถานีขนส่งสายใต้ใหม่
2/2, Borommaratchachonnani Rd, Chim Phli, Taling Chan, Bangkok 10170 タイ
まとめ
タイのカオスなスポット「ワットパイロンウア」いかがでしたでしょうか。怖いものやグロテスクなものが苦手な方にはあまりおすすめできませんが、まるでタイのカオスさを終結させたかのような場所は、一見の価値ありです!
バンコクからバス1本で行くことができるのもおすすめポイントの一つです。ありきたりなバンコク観光に飽きてしまった方、少し面白いスポットを観光したい方はぜひ訪れてみてくださいね!