サワディカー!バンコク在住の愛優です。タイに旅行に来たらほとんどの方が訪れるアユタヤ遺跡。世界遺産に登録されていることでも有名ですが、多くの方がこのアユタヤにお昼の明るいうちに訪れることと思います。
ですが、実はアユタヤは夜に訪れても楽しめるポイントがあるんです!そこで今回は昼と夜では別の顔を見せてくれるアユタヤの夜の魅力についてご紹介していきます。
目次
アユタヤとはどういう場所?歴史を学ぶともっと楽しめる!
世界遺産に登録されている「古都アユタヤ」。ここにはタイ族が築いたアユタヤ王朝がありました。アユタヤ朝は、一時はラオス、カンボジア、ミャンマーといった近隣諸国の一部を領有するほど、その勢力はとても強大だったと言われています。
さらに、チャオプラヤー川とパーサック川、ロップリー川という3つの川に囲まれたアユタヤはその土地柄を活かし独占的な貿易で莫大な富を得ており、アユタヤ朝の王は上部仏教を信仰していたことから、この貿易で得た莫大な富でアユタヤの街に多くの寺院を建設しました。その寺院がアユタヤに並ぶたくさんの遺跡の正体です。
そんなアユタヤが滅ぶことになったのが、ミャンマー(当時はビルマ)の攻撃でした。ミャンマーとの戦争に敗れたアユタヤ朝は滅亡し、アユタヤにあった王宮や寺院はことごとく壊されってしまいました。アユタヤの遺跡で首のない仏像がたくさんあるのも、この戦争で勝利したミャンマー軍によって仏像の頭を切られ、持ち帰られたことによるものです。
夜のアユタヤはこんな場所!魅力をご紹介します
アユタヤでは通常ワット・プラシーサンペット、ワット・プララーム、ワット・マハタート、ワット・ラチャブラナ、ワットチャイワッタナラームのライトアップを行っています。
しかし2019年6月現在、ライトの故障の影響や工事の影響でアユタヤでライトアップが見れる寺院はワット・チャイワッタナラームの1つのみです。そこで今回はワット・チャイワッタナラームの魅力をご紹介します。
まず寺院に着くと、木に飾られた鳥かごのような照明に目が行きます。夜になるとマンションの明かりがつくかのように明るくなっている様子はすごくきれいで可愛いです。
そして視点を左へと向けると寺院がライトアップされています。昼間は遺跡特有の歴史の流れを感じることのできる雰囲気だった場所が、ライトアップされることによってさらに荘厳さが増したようにに感じました。
アユタヤに夜行くのであればツアーが圧倒的におすすめ!
アユタヤへ行く方法は大きく2つ。自力で公共交通機関を使ってアユタヤへ向かう方法と、ツアーを利用して向かう方法です。
それぞれにメリットやデメリットがあるのですが、夜にアユタヤを観光するのであれば圧倒的にツアーがおすすめ!その理由をいくつかご紹介していきます。
1つ目に帰りの電車の時間です。
自力で行くとなると多くの方が電車を使っていく方法を検討すると思います。行きに電車を使うともちろん帰りも電車で帰る方がほとんどだと思うのですが、夜まで観光することを考えると帰りの電車は時間が少し不便です。
というのも、アユタヤの街が暗くなるのがおおよそ19時前後なのですが、その時間に遺跡のライトアップを見て帰るとなると22時前にアユタヤを出るものしか便がないのです。これに乗るとバンコクに着くのは23時前。かなり遅くなってしまいます。
ツアーであれば暗くなった時間にライトアップを見て、見終わったらそのままバスでバンコクまで連れて帰ってきてもらえるのでとても楽です!
2つ目に安全面です。
アユタヤはそこまで治安の悪い街ではないとされていますが、それでも夜に街を出歩いたり電車に乗るのは多少の不安が伴います。
ツアーであれば移動はもちろん専用バス、さらにガイドさんがついているので安心安全なうえ、万が一危ない地域だったりする場合は必ず事前にガイドさんが教えてくれます。(アユタヤにはあまりそういう場所がないのでアナウンスがないことがほとんどなのですが…。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はアユタヤの夜の魅力についてお話ししてきました。アユタヤのライトアップ、まるで秘境の地へ来たかのような感覚が味わえるのでとてもおすすめです!
旅慣れてない方や安全面に不安がある方は無理のないようにツアーを利用して、快適に楽しく夜のアユタヤを楽しんでくださいね!