サワディカー！バンコク在住の愛優です。
バンコクから車で1時間半ほどの場所にある「アユタヤ」という街。ここには言わずと知れたアユタヤ朝時代の遺跡があります。
タイ観光にか外せないアユタヤに行ってきたので、アユタヤの歴史やおすすめスポットについてご紹介していきたいと思います。
目次
知っているとさらに楽しめる！アユタヤの歴史
世界遺産に登録されている「古都アユタヤ」。ここにはタイ族が築いたアユタヤ王朝がありました。
アユタヤ朝は、一時はラオス、カンボジア、ミャンマーといった近隣諸国の一部を領有するほど、その勢力はとても強大だったと言われています。
さらに、チャオプラヤー川とパーサック川、ロップリー川という3つの川に囲まれたアユタヤはその土地柄を活かし独占的な貿易で莫大な富を得ており、アユタヤ朝の王は上部仏教を信仰していたことから、この貿易で得た莫大な富でアユタヤの街に多くの寺院を建設しました。
その寺院がアユタヤに並ぶたくさんの遺跡の正体です。
そんなアユタヤが滅ぶことになったのが、ミャンマー（当時はビルマ）の攻撃でした。ミャンマーとの戦争に敗れたアユタヤ朝は滅亡し、アユタヤにあった王宮や寺院はことごとく壊されってしまいました。
アユタヤの遺跡で首のない仏像がたくさんあるのも、この戦争で勝利したミャンマー軍によって仏像の頭を切られ、持ち帰られたことによるものです。
アユタヤの見どころ①ワットチャイワッタラナーム
そんな「古都アユタヤ」にはたくさんの遺跡があります。今回はたくさんある遺跡の中から4つの見どころをご紹介していきます。1つ目は「ワットチャイワッタラナーム」です。
この寺院は第24代王・プラサートトーンが母が亡くなった際に建てたものです。建築様式がカンボジアにあるアンコールワットと似ており、寺院の中央にある主塔の周りに4基の塔堂（プラーン）があり、その周りに回廊があります。
ミャンマーとの戦争で焼かれてしまったのですが、その後改修され、現在ではアユタヤで一番美しい人として、さらには夕日スポットとしてとても人気があります。
アユタヤのみどころ②ワットロカヤスター
「ワットロカヤスター」にあるのは高さ5m、全長28mの涅槃像です。80歳で入滅した仏陀を表しているとされています。バンコクのワットポーにある涅槃像と違い、野外に横たわっている涅槃像は、周りに何もない広々とした空の下ゆっくりとその姿を拝むことができます。
余談ですが、涅槃像には目を開けているものと目を閉じているものの2つがあります。それぞれに意味があり、目を開けているものは最後の説法をといているところ、閉じているものは入滅した（亡くなった）ところを表しているとされています。
タイには各地に涅槃像があるので、表情にも注目してみてください。
アユタヤの見どころ③ワットプラシーサンペット
「ワットプラシーサンペット」はアユタヤ王宮内にあった寺院で、現在のタイに置き換えると「ワットプラケオ」（王宮内に建てられたエメラルド仏のある寺院）のような役割だったとされています。
境内に並ぶ大きな3つの塔には王様やその王子のお骨が納められているそうです。この寺院もミャンマーからの攻撃で大部分が壊されてしまいましたが、その後現在の姿まで修復されました。
アユタヤの見どころ④ワットマハタート
最後にご紹介するのは「ワットマハタート」です。木の根に仏様の頭が埋まっている写真は見たことがある人も多いのではないでしょうか。この気がある寺院がこのワットマハタートです。この寺院はアユタヤ朝において重要な寺院の一つとされています。
他の寺院同様にミャンマーとの戦争で壊されてしまい、境内にあるたくさんの仏像はその時に頭を切られてしまいそのほとんどが頭がない状態です。写真の仏様も頭を切られた仏像の1つで長い年月をかけて根が頭をこの位置まで持ち上げました。
木の根に埋まった仏様と写真を撮るときには、必ず座って、仏様よりも頭の位置が上にならない角度で写真を撮るようにしましょう。
まとめ
今回はタイ観光の目玉でもあるアユタヤ遺跡についてご紹介してきました。
漠然とアユタヤ遺跡に行くよりも、アユタヤの歴史やそれぞれの寺院が建てられた背景、まだ現在の姿になった背景などを知っていくと、よりアユタヤ観光が楽しめること間違いなしです。
アユタヤは屋根がなく、日差しが強く暑い日に観光される際は水分補給と暑さ対策、日焼け対策をお忘れないように！
