サワディカー!バンコク在住の愛優です。
日本にも「電車の中では携帯はマナーモードにする」「室内では靴を脱ぐ」といった日本独特のマナーや風習があります。
タイも同様に日本とは違った風習やマナーがあり、中には間違って行ってしまうと相手にとても失礼になってしまうものもあります。
そこで今回は、タイ旅行の前に知っておきたいタイのマナーや風習をご紹介していきます。
目次
寺院でのマナー
タイ観光の目玉といっても過言ではないタイの寺院観光ですが、寺院は宗教施設だということをお忘れなく!
寺院によっては現地の人がお祈りに来ていることもあります。寺院で大きな声を出して騒いではいけません。
また、タンクトップや短パン、シースルーの服といった露出のあるものは禁止されています。中には肌を隠す布を貸し出していたり、寺院の前でストールを販売している寺院もありますが、そうでない寺院ももちろんあります。
寺院観光をする日は肌の露出の多い服は避けるようにしましょう。
僧侶との接触は避ける
これは女性に限った話なのですが、僧侶は女性に触れてしまったり誰もいない場所で二人きりになるとこれまで積み上げてきた徳が消えてしまうとされています。
寺院に観光に行った際だけでなく、街なかで僧侶とすれ違う場面もしばしば…。オレンジ色の袈裟を着た僧侶とすれ違う時は道を譲ったり、人混みでは触れてしまわないように配慮しましょう。
子どもの頭は触らない
日本ではかわいい子どもや赤ちゃんに出会ったときに頭をなでることがあるかと思います。しかしタイではそれはタブーとされています。
というのも、タイでは頭は神聖なものと考えられており、その神聖な場所に触られることは侮辱的な意味を持つのです。好意的な気持ちがあったとしても頭に触るのは辞めましょう。
王室批判はNG
日本では暗黙の了解として王室の批判はNGとなっていますが、タイでは明確に禁止されています。
タイで公共の場で王室の批判をした場合は不敬罪として逮捕されることもあるので気を付けてください。
またSNS等での批判も同様に不敬罪となります。実際に某SNSで王室の批判をしたタイ人が逮捕されたという話もあります。
国歌が流れると止まる
王室に敬意を払うことに付随してこちらを紹介します。
タイでは1日2回朝の8時と夕方の6時に国歌が流れます。国歌が流れ始めるとタイ人はみな歩く足を止めて国歌が流れている間止まっている光景を目にします。
王室に敬意を払っての行動ですが、映画館や劇場といった場所でも、上映前に必ず国歌が流れその間は全員起立しています。
外国人でこのことを知らない人はそのまま歩いていることもあるのですが、できれば国歌が流れていることに気づいたらタイ人と同じように歩みを止めるようにしましょう。
トイレットペーパーはゴミ箱に
タイの下水事情は日本ほど発達していません。ゆえにトイレットペーパーを流してしまうとつまってしまうこともしばしば…。
トイレットペーパーは流さずにトイレにあるゴミ箱に捨てるようにしてくださいね。
慣れないうちは誤って流してしまうかもしれませんが、詰まってしまったときはすぐにスタッフの方に伝えましょう。
お酒の販売時間が決まっている(禁酒日)
タイではコンビニやスーパーといった場所では24時間お酒を買うことができません。
お酒が買えるのは11時~14時、17時~24時の間だけです。飲食店ではこの時間以外でも酒類を提供しているのでこの時間以外にお酒が飲みたい人はどこかお酒を出しているレストランやバーに入りましょう。
さらに、仏教関連の祝日は禁酒日となることもあります。この日はスーパーやコンビニはもちろん、飲食店でもお酒を出すことが禁止されていますので気を付けてください。
禁煙(アイコス)
タイでは基本的に室内は禁煙です。ホテルやショッピングセンターといった室内でタバコを吸うと罰金があるので注意しましょう。
レストランでは一部室内でもタバコが吸えるお店もあるようですが、室内で吸えないお店でもお店の外に喫煙スペースを用意しているお店がほとんどなので店員さんに確認してみて下さい。
また、タイではアイコスのような電子タバコは全面的に禁止されています。持ち込みや所持も罰金の対象です。
日本人観光客が路上でアイコスを吸っていて罰金を取られるという話をよく聞きます。
タイでもタバコを吸いたい方は電子タバコではなく紙の煙草を用意しておくことをおすすめします。
まとめ
今回はタイのマナーや風習をご紹介してきました。
日本のことわざにも「郷に入っては郷に従え」という物がありますが、旅行でちょっとお邪魔させてもらう場所であればその国に住む人の習慣を邪魔しては申し訳ないですよね。
迎える側も訪れる側も気持ちよく過ごすためにぜひタイのマナーを知ってからタイへ訪れてくださいね!