サワディカー!バンコク在住の愛優です。世界中至る所にあるチャイナタウンですが、ここバンコクも例外ではなくチャイナタウンがあります。
美味しい中華料理を食べることができたり、タイではなかなか出会えない食材を揃えたり、困ったときに重宝するチャイナタウンですが、今回はそんなチャイナタウンの見どころや歴史をご紹介していきます。
目次
チャイナタウンの歴史
チャイナタウンの始まりをお話しするにはアユタヤ朝時代にさかのぼります。
アユタヤ朝時代も終盤。このころアユタヤ朝はビルマ(現在のミャンマー)との戦争で壊滅的な被害を受け、アユタヤでの王都再建を断念した当時の王様であるタークシンは現在のバンコクへと首都を移すことにしました。
そこで移動先に選ばれたのが現在ワット・アルンのある周辺でした。この場所に王都を構えたタークシンは新しくこの場所でトンブリ王朝をつくります。
しかしその後タークシンは精神に異常をきたしたことで、異常な行動が増え国民の信頼を失ってしまいます。国民の信頼を失ったタークシンは最終的には処刑されてしまいました。
次の王朝が現在のチャクリ王朝です。初代王であるラーマ一世は新しく王都を川を挟んだ反対側に建設することにしました。その場所が現在の王宮の近くです。
しかしこの場所には多くの華僑が住んでおり、拠点を移すことを余儀なくされました。その移動先が現在のチャイナタウンのあるヤワラー地区です。
ここで華僑の人たちが新しく華僑の街をつくりそれが現在のチャイナタウンとしてたくさんの観光客が訪れる場所となっています。
チャイナタウンの見どころ①ワット・トライミット
そんなチャイナタウンにはたくさんの見どころがあります。今回はそのうち3つを厳選してご紹介します。
1つ目は「ワット・トライミット」です。この寺院の魅力は金でできた仏像です。バンコクの他のお寺にも金色の仏像は数多く安置されているものの、基本的には上から金箔を貼って金色の仏像を作っているのですが、このワット・トライミットにある仏像は金箔を貼っているものではなく、100%金からできています。
仏像のサイズは他の寺院に比べるとそこまで大きくはないのですが、なめらかな表面や細部まで細かく作りこまれた表情は見るだけで圧倒されます。
チャイナタウンの見どころ②ミシュランに選ばれた食堂「ナイモンホイトート」
中華街といえば食!日本の中華街も食べ歩きながら観光するスタイルが有名ですが、もちろんバンコクの中華街にも美味しい屋台やレストランがたくさんあります。
その中でも絶対に訪れたいのが「ナイモンホイトート」です。
このお店は外観はタイの街角でよく見る地元の人が集まるこじんまりとした大衆食堂です。しかしこの食堂、2018年、2019年と連続でバンコクのミシュランに掲載されているとても有名店。
名物の牡蠣オムレツは小さいお皿で100バーツ(約350円)から食べることができます。おそらく世界でも有数のお得にミシュランの味が楽しめる場所なのでは?
もちろん牡蠣オムレツも絶品!日本のだし巻き卵を思い出させる優しい味の卵に牡蠣が合う!小さいお皿では食べたりないほど美味しかったです。
チャイナタウンの見どころ③少し雑多な不思議な雰囲気
チャイナタウンはその看板が中国語であったり、中国語が飛び交っていたいということを加味しても説明しにくい不思議な雰囲気が流れています。
タイであるはずなのにタイでないような、どこか昔の時代にタイムスリップしてしまったかのような、そんな不思議な感覚に陥る街並みに思わずシャッターをきってしまいます。
チャイナタウンへの行き方
チャイナタウンではMRTで行くのが便利です。最寄り駅はMRT「ワット・マンコーン駅」です。
以前はこのMRT「フアランポーン駅」までしか線路がなかったのですが、2019年7月下旬よりフアランポーンに続く線路の試運転が開始されました。
正式な開業(2019年9月予定)までは試運転区間は運賃無料で乗れるのがありがたいポイント。MRTが延線したおかげで観光がより便利になりました。
さらにこのワット・マンコーン駅、中華街にあることから駅のデザインが中華街を意識した可愛いデザインになっています。駅のいたるところにARを駆使したアートや写真を取ることができるトリックアートも…!ぜひ行き帰りに駅で写真を撮って遊んでみてください。
まとめ
今回はチャイナタウンについてその歴史や見どころ、行き方をご紹介してきました。
タイ旅行中にタイ料理に飽きてしまった方、どこかタイの雰囲気漂う不思議な街並みを楽しみたい方、ぜひチャイナタウンへ足を運んでみてくださいね。