バンコクに遊びに行ったら、ガイドブックには載っていない穴場スポットにも訪れてみたいもの。この記事ではバンコク市内のマニアックな寺院と見所をこっそりご紹介。行き方や見どころをご解説します。
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バンコク市内のマニアックな寺院：地獄寺
通称地獄寺とも呼ばれ、マニアックな観光スポットとして密かに人気を集めるのが「Wat Phai Rong Wua（ワットパイロンウア）」という名前のお寺。
入り口付近には立派な庭園や池、寺院が建てられています。無数の仏像も建てられており、中には全身金箔で覆われた仏像や、真っ白な巨大仏像などが点在。タイならではの寺院の光景が広がります。
ただ、奥へ進むと現れるのが、ガイコツの杖と人間の死体を両手に持った閻魔様がたたずむ、地獄エリア。これこそが、ワットパイロンウアが地獄寺と呼ばれる所以。奥へ進むと、血だらけのゾンビ像が密集したエリアが存在するのです。
釜で煮られている像や鳥に食べられている像、目に槍を突き刺されている像に首をノコギリで切られている像、無数のガイコツの像や臓器丸見えで血をだらだら流している像など……。正直こっちまで生気を吸い取られそうな、見るも無残なゾンビ像が大量に陳列されています……。
とにかくカオスなので、もし猟奇的な映像やグロ画像などが苦手な場合は、絶対に足を運ぶべきではありません。ですが普通にただキレイなだけの寺院に飽きた人は、きっと新しい刺激を受けることができるかも。
行き方はちょっと複雑です。まずバックパッカーの集まるカオサン通りから、川を越えて西に行った場所にある「南バスターミナル」へ行きます。バスで行くこともできますが、バンコク慣れしていない人へのおすすめはやっぱりタクシー。バンコク中心地からは約200バーツ（約690円）ほどで行けるはずなので、決して高い出費ではありません。
南バスターミナルから乗るバスは「68」の番号がふられたバス。もしどのバスに乗れば良いか分からなかったら、周りの人にワットパイロンウアの写真を見せれば教えてもらえるはずです。
バスは1人片道50バーツ（約170円）。約1時間半バスに乗ったら、ワットパイロンウアに着きます。開院時間は早朝から18時まで。拝観料は無料です。怖いもの見たさで、一度訪れてみるのはありかもしれません。
Wat Phai Rong Wua
วัดไผ่โรงวัว
ทางหลวงหมายเลข 3422 Bang Ta Then, Song Phi Nong District, Suphan Buri 72110, Thailand
バンコク市内のマニアックな寺院：ベッカム寺院
バンコクのマニアックな寺院の中でも特に珍スポットなのが、外国人の間で通称「ベッカム寺院」と呼ばれる、「パリワット寺院（Wat Pariwat）」。
なぜベッカム寺院と呼ばれているかというと、お堂の中にある仏像を支える像が、元サッカー選手のデビット・ベッカムにそっくりだからです。
実際の写真を見てみると、正直筆者は「そんなに似ているか……？」と思ってしまいました（笑）。私たち日本人がイメージするベッカムヘアとは程遠い、真ん中分けのロングヘア。
まあ、似ていると言われれば似ていなくもない……。その程度だと思います。ぜひ実際に探してみてください！
ただ、パリワット寺院の珍スポットはそこだけではありません。ベッカムがいるお堂の真向かいに建てられているお堂も、かなり奇天烈。
よくよく見ると小さな像が点在しているのですが……それらがすべてスーパーマンやピカチュウ、ルフィなど海外の著名なキャラクターたち。
調べたところによると、より多くの若者に仏教への関心を抱いてほしいとの思いから、若者に人気のキャラクターをあちこちに置いたとのこと。
パリワット寺院はバンコクの中心地「Siam」からだと約50分ほどで着きます。BTS「Siam」駅からシーロム線に乗り、BTS「Chong Nonsi」駅で下車。そこからBRT（バス高速輸送システム）という専用レーンを走る周回バスに乗り継ぎ、「Wat Pariwat」駅で下車します。開院時間は毎日朝5時から22時まで。拝観料は無料です。
Wat Pariwat
วัดปริวาศราชสงคราม
734 Rama III Rd, Bang Phong Phang, Yan Nawa, Bangkok 10120, Thailand
まとめ
タイにはマニアックな寺院が多数存在します。思い出づくりに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
