旅行先で一番頭を悩ませるのが、移動手段ですよね。知らない土地で最適な移動手段を見つけるのは、容易ではありません。
ですがタイのバンコクでは、そんな心配は無用!バンコクにはタクシーやバス、電車やトゥクトゥクなど、さまざまな移動手段があるのです。ひとつひとつ紹介していきます。
目次
BTS
まずご紹介するのはバンコクの高架鉄道システム「バンコク・スカイトレイン」。運営会社の「Bangkok Mass Transit System Public Company Limited.(バンコク大衆輸送システム社)」の頭文字をとって、「BTS」と呼ばれています。
サイアムやスクンビット、シーロムなどの主要エリアを結んでいるため、旅行客にとって使い勝手の良い移動手段です。路線はスクンビット線(Sukhumvit Line)とシーロム線(Silom Line)に分かれ運行しており、サイアム駅で乗り換えが可能。運賃は距離に応じて16バーツ(約55円)〜59バーツ(約204円)ほどです。
MRT
MRTはバンコクを走る地下鉄「バンコク・メトロ」のこと。正式名称はMass Rapid Tansitです。
ブルーラインとパープルラインに分かれており、バンコク郊外からの交通にも便利。シーロム駅・スクンビット駅・チャトチャック公園駅でBTSに乗り換え可能なので、観光客にとっても使う機会があるかもしれません。
MRTの乗車チケットには「トークン」「ワンデーパス」「プリペイドカード」の3つがあります。トークンは利用する度に券売機で購入するコイン型の切符。ワンデーパスはその名の通り、購入した日数分だけ使える乗り放題のチケットです。プリペイドカードは事前にお金をチャージして使う、Suicaのようなもの。区間にもよりますが、料金はBTSとそこまで相違ありません。
タクシー
バンコクのタクシーは初乗り35バーツ(約121円)からと、日本人にとってはかなり激安。流通量も多いので捕まえやすく、「もう疲れて歩けない」なんて時には絶対使いたい手段です。
ただ気をつけたいのは、観光客を狙った悪質なぼったくりタクシー。ありえない高額をふっかけてくる可能性があります。筆者も一度、乗車時に金額を言われ、タクシーに乗ったらなぜかメーターが隠されていました。おそらくメーターで行くと安く行けたのだと思います。
また、こちらが指摘するまでメーターをつけてくれなかったタクシーもあります。タクシーに乗る際はまず「メータータクシー」であること「メーターを使ってくれること」を確認してください。少しでももめるようであればすぐに降りましょう。
メーター制のタクシーにはチップの文化があるので、数バーツ〜10バーツほど上乗せして払ってあげるのを忘れずに。
路面バス
一番現地の人に重宝されている交通手段が、路面バスです。その利用料は9バーツ(約31円)からと激安で、BTSやMRTでは行きにくい場所まで連れていってくれるので、慣れればかなり便利。
ただ200前後もの系統番号が存在していてかなり複雑なため、現地の人に行き先を確認しながら乗るのが良いでしょう(私は行き先をスマホでタイ語に訳し、バスの運転手にそれを見せて「GO?(行く?)」と確認していました)。余談ですがViaBusというアプリを使うと、ルートなどが確認しやすいのでおすすめです。
Grab(グラブ)
Grabは日本でいうUberのような、タクシー配車アプリです。アプリをダウンロードして、行き先を登録してタクシーを呼び出します。事前に金額が表示されるのでぼったくりの心配はなし。
クレジットカードを登録しておけばわずらわしいお金のやりとりも発生しないので、観光客にとってとっても便利な手段です。筆者が主に使っている移動手段はGrabです。行き先を説明する手間がないのが、一番うれしい点かも。
トゥクトゥク
観光地で良く見かける「トゥクトゥク」。屋根はあるけれども窓やドアがなく、もちろんエアコンもありません。
観光気分を味わうにはもってこいの手段ですが、メーターなどはなく基本的にぼったくられてしまうため、おすすめはできません。一度思い出づくりのために乗ってみよう、くらいの気持ちでいましょう。
まとめ
バンコクにはさまざまな交通手段があります。それぞれをうまく利用して、バンコク滞在を有意義なものにしましょう!