ラウェイってなに?ミャンマー発祥の格闘技は地球上で最も過酷なスポーツってホント!?

ミャンマー発祥の格闘技は地球上で最も過酷なスポーツ ラウェイ

ミンガラーバー!ミャンマー星人の林ツイタチです。ミャンマーの魅力を文章や写真で発信しながら生きています。この記事では【ミャンマーの国技ラウェイ】について解説します。

ラウェイってなに?

ミャンマー発祥の格闘技は地球上で最も過酷なスポーツ ラウェイ   『ラウェイ』とはミャンマーの国技とされる格闘技の一種です。日本では「ビルマ拳法」「バンドー空手」「ムエ・カチューア」とも呼ばれています。

キックボクシングのように相手を素手で殴打したり裸足で蹴飛ばしたりするものの、グローブは使用せずにバンデージのみを巻きつけて闘う点が他の格闘技と異なるポイントです。

寝技以外の殴る蹴るに加えて頭突きや肘打ち、意図的ではない金的攻撃をアリという、相手を倒すためなら何でもOKという格闘技です。

ミャンマー発祥の格闘技は地球上で最も過酷なスポーツ ラウェイ

その過酷さは『地上で最も過激な格闘技』『地球上で最も危険な格闘技』と称されるほどです。

ラウェイはミャンマー人の熱の入りようは凄まじいものです。またミャンマー国民において伝統や文化的に神聖なものとして扱われており、試合の勝敗よりも『闘い方』や『マナー』などが遵守される傾向にあります。

試合前は試合を行う双方の選手による舞踏から始まり、ファイト中は伝統音楽が生演奏で奏でられます。神聖な国技であるという点においては、日本の国技である『相撲』に通じるものを感じます。

実際に国技『ラウェイ』を観戦してきました!

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ヤンゴンにはラウェイ専用の競技場『Thein Phyu stadium / テンピュースタジアム』があります。ミャンマー国内ではなく近隣国の選手の出場も確認できました。6割がミャンマー人。3割がタイから、1割がラオスです。

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この日は平日ということもあり空席が目立ちました。過酷なスポーツということもあり競技人口は国内問わず減少傾向にあるとのことです。

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競技中のBGMは伝統音楽が生演奏で鳴り続けます。真鍮製のゴングであるチェイナウンをはじめとしたミャンマーの伝統楽器です。

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パンチやキックが相手選手に決まると「あああああああああああああああああ」と実況の方が叫びます。初見の方が聴いたら動物の鳴き声のような雄叫びに聴こえます。

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強烈な蹴りが入る瞬間です。ご覧の通り防具なし、グローブなしです。日本人選手の話では、拳の硬さがダイレクトに伝わるため衝撃よりも痛さが激しいとのことです。初めて殴られた時はあまりの痛みで目の前に火花が散ったと語っていました。

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勝敗に『判定』はありません。KOのみで勝敗が分かれます。5ラウンド3分で闘い、どちらかの選手が倒れた時に始めてWINNERが誕生します。

勝者は喜ぶ動作をほぼ行わず相手選手に礼を尽くします。会場中に頭を下げ勝利の舞踊をこの空間に捧げる姿は、まさに神聖な国技の象徴です。

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観客が最も盛り上がる瞬間は、勝敗が決まった時ではありません。どちらかの選手が倒れた瞬間でもありません。お互いが相手から逃げずに、精一杯向き合い戦っている姿に感動し、拍手を送ります。

会場中が最も湧いた瞬間は、両者一歩も引かずに闘志がぶつかり合った末の『引き分け』になった試合でした。

まとめ

以上!『ラウェイ』について紹介しました!国技に触れる機会は珍しいと思います!ぜひ観光の際は見てみてください!

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