『セブ島で24日夜、71歳の日本人女性が銃で撃たれ死亡した。』というニュースがお茶の間に飛び込んできたのは2018年の話です。
この事件はテロではないものの、当時の日本のメディアはこのニュースを大々的に報じました。大人気観光地であるセブで日本人が亡くなったという内容はとても衝撃的だったとのことです。
2018年、僕は特にセブに対して興味を持っていなかったためこの手のニュースはスルーしていましたが、セブに住むようになってから聞くと少しゾッとするのが本音。
ということでこの記事は、セブの治安に関する情報を現地ライター・林ツイタチがお送りします。
2018年に起こった日本人が殺害された事件から考える。セブの治安は本当に大丈夫?
この事件を3行でまとめるとこうなります。
・殺害された日本人は20年セブに住む家具屋の社長
・仕事上のトラブルの側面が強い
・”犯人グループ”という語句から依頼殺人のケース
このようにニュースを切り取ると、旅行者には関連性が薄い事件だということがわかります。被害者は20年間セブに在住した方であり社長です。ビジネス絡みのトラブルは日本でも起こります。
この事件はインパクトがある事件だったため「セブは危ないから旅行をやめておこう」と思った方もいると思います。しかしこの事件は治安とは別の話であると断言できます。
別のニュースから見る治安について。フィリピンは銃社会!?
結論からいうと、
・セブで日本人が殺された事件のほとんどの凶器が銃
・フィリピンはデパートで銃が買えるほどの銃社会
・アジアで銃社会の国はほぼフィリピンだけ
となります。フィリピンが銃社会だったことは知っていましたがデパートなどで簡単に買うことができることは初めて知りました。
現地歴が長い日本人男性に聞いた話が興味深かったのでご紹介。フィリピン・マニラだけでなくセブでも、およそ10万円〜で”殺し屋”を雇うことができるという噂を聞きました。
あくまで噂ですが、その男性はレーザーポインターで狙われている現地の人を生で見たことがあるとのことです。
マニラに比べ治安が良いイメージのセブ島でも2018年には130人以上が殺人事件の犠牲になったが大半が未解決のままとのことです。
こちらは大人気ショッピングモール・SMシティのエントランス。警備員が駐在しています。ボディチェックとカバンの中身チェックを通して「銃を所持していないか」「銃に相当する武器を所持していないか」の検査が行われています。
ズバり治安は良いのか悪いのか!?
「日本人が殺される事件が起こった」「フィリピンは銃社会だ」という文面だけでは治安についてわかりません。ライターの主観だからです。そういう時は客観的なデータで一発解決を図りましょう。
出典:[NUMBEO.COM]
“犯罪レベル” というのは世界6000都市以上の物価水準や交通費、医療水準、犯罪率、環境汚染などがデータベース化された「NUMBEO」が弾き出した偏差値のようなもの。高い数字だと犯罪に巻き込まれる可能性が高いことになります。
セブ:55.97
日本・東京:17.89
とです。約3.12倍のスコアです。かといって「3.12倍の確率で東京よりセブの方が犯罪に遭いやすい」というわけではないのでご用心。観光客の多さが安全を物語っていますが、夜間の外出などはつねに日本よりも危険察知のアンテナをはっておくことが重要です。
まとめ
治安に関する情報をまとめました。どんな国でも犯罪は起こるもの。スリや盗難などの程度は軽いものならともかく暴行や事故などは一生の人生を左右し得る犯罪です。
危険な地域には出歩かないようにすることが安全への第一歩です。