皆さんこんにちは、セブ島ライターの林ツイタチです。皆さんは歴史に興味がありますか?ありますよね。せっかくだからセブ島の歴史を知識として持っておきましょう。セブ島観光が100倍面白くなるはずです。
この記事はこちらの記事の続編です。
セブ島の歴史をご紹介します。<前編:古代から近代編>
前編を3行でまとめると、
・フィリピン初の侵略者はマゼラン!?
・その侵略者を討伐したのがラプ・ラプ王
・しかしスペインの侵略に白旗→その後は300年スペインの支配下に
となります。スペインからの独立はアメリカと日本が鍵を握ります。果たしてフィリピンは独立することができるのか。そしてフィリピン全土とセブの歴史とは…。
スペインの征服が終了→だがアメリカの植民地へ…Why?
17世紀になると自由獲得運動が世界の各地で始まります。セブでも他の国と同じように自由獲得運動が盛んになりました。武力闘争が各地で起こりフィリピンの革命期へさしかかってきます。
1898年にはアメリカがフィリピンの独立を支援するとして米西戦争(スペイン・アメリカ・キューバ戦争)が始まりました。アメリカ・フィリピン・キューバ VS スペインです。
フィリピン側からすればスペインに300年に渡り自治権を握られていたわけです。アメリカを応援にするに決まっています。その願いが叶い、8月13日にアメリカが勝利しました。
その翌年の6月12日にはフィリピン第一次共和国として、革命リーダーのエミリオ・アギナルドが独立宣言しました。フィリピンで『1898年革命の時期』と呼ばれるものです。
しかし、フィリピンはアメリカと戦争を始め、フィリピン第一共和国は崩壊。その後は40年間に及ぶ過酷な植民支配を受けることなったと言われています。
第2次世界大戦で一旦日本の植民地へ→今度はアメリカが恩人?
第二次世界大戦中の1942年4月には、日本軍がセブ島に上陸しました。セブ島は重要な物資補給地点となり、軍事拠点となっています。1945年3月にアメリカ軍が再びセブ島を占領しました。
セブ市がアメリカ軍に奪回されるも制海権をアメリカに握られており、日本軍は逃げることもできず山岳部にこもり地元民とゲリラ戦を繰り広げています。
第2次世界大戦はご存知の通り日本はアメリカに敗れました。すなわち植民地だったフィリピンは日本から没収。アメリカの元へ渡されます。そしていよいよ独立の時が。
1946年7月4日にアメリカのマッカーサーによってフィリピン共和国として独立しました。
セブと本国・フィリピンの関係とは
1965年にフェルナンド・E・マルコスが大統領になると独裁政権が誕生します。「おいおいおい」となりますよね。どんだけ辛い思いをするんだフィリピン国民よ、と思います。植民地時代だった頃と同じように再びフィリピン市民は苦しめられることになります。
それでもセブ島は観光地としてアメリカ人や日本人で賑わいました。日本国内では2005年頃にフィリピン留学が徐々に浸透し始め、格安で英語が学べるスポットとして人気を博していきます
フィリピン全土の中でセブが抜きん出る業種は ”家具製造業” です。この業界の盛り上がりによって、セブ市はフィリピンの家具業の首都といわれています。
まとめ
以上が僕がネットで調べたセブの歴史です。全部の時代を生きていたわけではないので全ての情報に「らしいです」が続くことをご承知いただければと思います。
嘘もあるし、本当もあるのが歴史。歴史とは事実を調べるものではなくその時代を想像するためにあると思います。少しだけのタイムスリップ。いかがだったでしょうか。
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