こんにちは、林ツイタチです。最近はセブの美味しいものを求めて東奔西走しています。突然ですが、読者の皆さんが”旅行中の食事”に求めるものとは何でしょうか。僕は、
・美味い
・安い
・そこでしか食べられない希少性=ローカル感
の3つです。この3要素って最強のトリオだと思います。
できれば美味くて安い料理をたくさん食べて旅行したい…というのが誰しもの本望なのでは、と思うわけです。
というわけで、この記事では『セブ島の美味しくて、安いローカルご飯』を紹介します!しかも3種類!
セブの国民食『adobo(アドボ)』
アドボは国民食と呼んでも過言ではないほどセブで親しまれている料理。旨味を凝縮したスープで茹でられた手羽先を、にんにく・生姜・酢・醤油・ソイソースなどで煮た料理がアドボ。出店で注文すると目の前で作ってくれるサービスがもれなく付いて来ます。最高。
まずはにんにくを炒めます。長時間茹でて鶏のエキスが染み込んだスープから取り出される手羽先。ぷかぷか浮いているのは「マルンガイ」と呼ばれる薬草の一種です。ちなみにマルンガイは50種類の栄養素を含むスーパーフードとして注目されている薬草。
このスーパー手羽先をにんにくと炒め、十分に火が通ったところで醤油・お酢・ソイソースで煮込めば出来上がり。アドボはアドバル(addbal)=漬け込むという意味。醤油ベースのタレは白ご飯との相性最高。ご飯がすすむこと間違いなしです。
料金はアドボ・白飯・お茶のセットで89ペソ(=200円)、安い!アドボの大体の相場は50〜100ペソです。
お祝いや行事などで大活躍!『Lechon(レチョン)』
次に紹介するのは『レチョン 』。豚の内臓を取り出し、その代わりに醤油やスパイスで味付けされた野菜を中に入れ込み、串で刺して回転させながら全体を火で炙っていくとレチョンの出来上がり。
こんがりとした豚の皮と驚くほどジューシーなお肉のバランスが最高。屋台だとこのように店頭に並べられていますレチョン。炭火の香りが場を占拠しており味覚中枢をハックされてよだれが止まりません。セブ島内にはレチョン専門店が多く出店されており、
・『House of Lechon』
・『セブズ・オリジナルレチョン ・ベリー』
・『ZUBU CHON(ズブチョン)』
・『RICO’S LECHON』
など名だたる名店が勢揃い。今回こちらの記事に載せているレチョンはITパーク『JAMAL’S LECHON』です。
ぼく「レチョンを食べる時ってどんな時ですか?
現地の人「たとえば息子が試験に合格した時のようなハッピーな時さ!他にはハロウィンやクリスマス、4月中旬のイースターの時期だったら聖日曜日に食べるごちそうだ!」
ぼく「日本でいう赤飯みたいなものか」
ということでした。家庭で作ることは珍しく、専門店や出店などで大量に買ってきて家族全員で分け合って食べる、というのが主流。
丼物が大好きな日本人におすすめ!『シシグ』
最後に紹介するのが『シシグ』。
シシグは豚のほぼ全ての部位を使った豚丼のような料理。ですが、日本の豚丼と決定的に違うのは、”豚肉を細かく刻む”という点です。チンチロで使うサイコロのように刻んだ豚肉に、刻み玉ねぎやにんにくと一緒に鉄板で炒め、醤油や酢、唐辛子等で味付けすれば完成!ご飯との相性は抜群!
これまで紹介したアドボ・レチョンにも通じることですが、お店によって千差万別な味があるのもセブ料理の特徴。シシグは、半熟目玉焼きや生卵が乗っていたり調味料の味付けが店によって違います。
今回取材したシシグ専門店『Sisig Bar(=シシグバー)』は写真のように小さな入れ物に1人分でした。この量で89ペソ(約200円)。
カラマンシー(すだちのような柑橘系)をぎゅっと絞って食べると豚肉の風味と甘めの味付けに加え、柑橘系のさわやかな酸味が加わり三位一体で脳中枢をノックダウン。美味しすぎて食べながら笑いがこみ上げてきました。
まとめ
以上、『セブ島の美味しくて、安いローカルご飯3選』でした。
セブは至る所に出店や屋台があり、味覚も視覚も最高に楽しめるお店が多いです。街中を歩くと次々と違ったお店に出会うので、まさに体験型一期一会なのがセブ。その出会いを支えるローカルフード。皆さんも是非、旅行の際はローカルフードを!