皆さんこんにちは、セブ島旅するライターの林ツイタチです。
入手困難なタホの正体とは一体?
こちらがタホです。透明な使い捨てコップに白い影。黒糖のような液体に見覚えのある小さなぷちぷち。
メインは崩した豆腐。木綿豆腐であるという噂を聞いたことがあります。原型をぎりぎり留めているレベルの豆腐です。
つまり「タホ」は「トウフ」が語源であることがうかがえます。東南アジア各国には華僑の影響で豆腐を食べる文化が根付いています。
タホのお味はいかに?
あらゆる料理が甘いことでおなじみのフィリピンですが、この豆腐はほぼ日本のものと同じ風味。ほとんど甘味はありません。
豆腐の上に降りかかるは黒蜜です。この黒蜜はしっかり甘みが効いています。強めに焦がしてあるような風味が特徴的な黒蜜です。
甘さに対して容赦がないフィリピン。黒蜜に加え練乳も投下です。この練乳は一般的なコンデンスミルクです。黒蜜と練乳の風味もトゥーマッチ、色合いもトゥーマッチです。
最後にちょこんと膝を乗せるタピオカ。このタピオカ自体にはほとんど味がありません。セブは空前のタピオカブームです。
「このタホもブームに乗っかっているのでは」という疑念がありましたが、2年ほど前からタピオカはレギュラーメンバーだったとのことです。
タホを入手方法
いわゆる、フィリピン人に親しまれているタホは店舗展開しておりません。(大型ショッピングモールで出店しているとの噂あり)
タホを食べるためには、タホを売っている男性に遭遇する必要があります。
その男性の特徴は、
大きな寸銅鍋を2つ
竿の両端にぶらさげ
タホーーーー!!!!と叫びながら
ダウンタウンを練り歩いている
という4つです。その男性に話しかければタホをゲットできます。価格は20pesoです。
寸銅鍋がチャームポイントであり、わかりやすい目印です。寸銅鍋の中はセパレートされており、
左:豆腐
右1/4:タピオカ
右1/4:黒蜜
右1/4:お金
右1/4:練乳
のようになっています。ぜひ機会があればのぞいてみてください。
タホを売っている場所を捜査
タホ売りの男性は、日夜様々な場所を行き来しているとのことです。
ディズニーランドのミッキーマウスのように、セブに1人だけ存在するという訳ではないですが、遭遇する確率はそう高くはないのが現状です。
これまで僕が遭遇したポイントを紹介します。
J.ラモスストリート
巨大な円形公園「フィエンテ・オスメニアサークル」の近くにある大通り『J.ラモスストリート』で遭遇したことがあります。
J.Urgello St.(アーゲロストリート)
オスメニアブルバード近くの通りである『J.Urgello St.(アーゲロストリート)』で遭遇したことがあります。ここで遭遇した際に食べてみました。
Metro Colon(メトロコロン)
メトロコロン周辺はタホ目撃談が非常に多いことで知られています。学生がタホを食べていれば、それは近くにタホ売りが生息しているということになります。
まとめ
入手困難なタホ。タホ売りの男性に遭遇できた際は感動しました。旅のおともに是非。