ベトナムはの約86%はキン族で、その他に53の少数民族を持つ多民族国家です。少数民族の居住地としては、サパが有名で近年少数民族の観光地化が進んでいます。
今回ご紹介する観光スポットは、少数民族がそれぞれ伝統ある暮らしを守り続けています。そんな貴重かつ秘境の地に足を踏み入れてみませんか?ベトナムの北部から南部にかけて紹介していきます。
ハザン
ハザン省はベトナム最北の地、茶畑が有名で田舎風景が続いています。特徴としては、ベトナム54少数民族の中の約15民族以上はこのバザン省に住んでいます。
初めて訪れるとなると、入境の許可が必要だったり、プランの計画が難しいです。しかし色んな少数民族と触れ合えるツアーをしている旅行会社があります。バザンの少数民族と触れ合いたい方は、それを利用する事をおすすめします。
サパ
サパは中国国境付近の山間に位置します。美しい棚田や滝など自然あふれるサパですが、複数の村があり、黒モン族、赤ザオ族、花モン族、赤モン族、ザイ族やタイー族と沢山の少数民族が暮らしています。
市内には誰でも入れますが,観光客がサパの村へ勝手に入ることはできないので、旅行会社のツアーなどを通す事をお勧めします。では、サパにある少数民族民族の村や観光地を3つ紹介していきます!
カットカット村
サパ市内から近い、黒モン族という少数民族の村です。観光地化が進んでおり、カフェがある、村の土産品が売られているなど訪れやすい村です。
シンチャイ村
サパ市内から比較的近い、黒モン族が住む村です。カットカット村に比べると観光客は少なく、お土産なども売っていません。一方、村の暮らしを見られる、子供たちが多い事から民族との触れ合いを楽しむことができます!
バックハー市場
バックハー市場はサパから車で3時間とかなり遠いです。サンデーマーケットと呼ばれ、日曜日の10時より、少数民族の食料品や日用品が売られています。また、民族衣装や土産屋を買う観光客も多くいます。
バンフォー村の花モン族はこの日になるとほとんどの人が村から市場に行くほか、周辺の少数民族も沢山いるので色んな民族の方とも触れ合えます!
タイグエン
引用:http://thaihai.vn/nguoi-tay-thai-hai-1-1
タイグエンはお茶が有名で田舎風景が特徴です。タイ族やザオ族,ガイ族などの少数民族が暮らしています。タイハイ村のタイ族は観光客が来ると,黒い民族衣装を着た方が,木を叩いて皆んなに知らせます。
独自のおもてなしをしてくれる温かい民族です。宿泊もできるため,民族と触れ合うことができ,また暮らしも知ることができます。
ホビアン
ムオン族やザオ族が暮らしています。田舎風景とともにゆったりと時間が流れていく感覚を味わうことができます。
また近くにはタイ寺という有名なお寺もあります。旅行会社のツアーもあるので,これを利用すると民族とも触れ合えうことができ,観光地も存分に楽しめるのでおすすめです。
マイチャウ
引用:https://maichau.ecolodge.asia
サパなどに比べると知名度は低いですが,少数民族と触れ合える穴場スポットです。美しい田舎風景はどこか日本を感じさせることでしょう。高床式住宅がマイチャウの伝統で,ホームステイもできます。
旅行会社のツアーも多数あり,少数民族の方が伝統的な音楽でショーをしてくれるものもあるのでオススメです。ラック村にはホームステイできる家がいくつかあり、シルクが有名なハドン村はシルク製の色鮮やかな小物が売られています。
クァンナム
クァンナム省やフエにカトゥー族という少数民族が暮らしています。森の民と呼ばれ、ビーズを編み込むカトゥー織がとてもおしゃれで、手のこまれた伝統な織物はポーチなどの民芸品として売られています。
ホイアンからも近いため、ホイアンツアー兼村訪問というツアーもあります。また、入村許可が必要なのでツアーを利用する事をオススメします。
ダラット
ダラットは涼しい事からベトナム人もよく訪れる避暑地として知られています。愛の聖地とも呼ばれますが,ランビアン山が有名で,綺麗な景色とトレッキングを楽しむことができます。
また,山を登ると,コホー族という少数民族と出会うこともできます。民芸品は希少価値が高いということでお土産として買う観光客が多いです。
チャウドック
Wikipediaより引用:チャウドック
カンボジアの国境付近に位置する小さい町です。発展が遅れており,下町感のある小さな町です。チャウドックの対岸には9つの少数民族の村があります。
しかし,少数民族だけでなく主要民族もおり,共存をしているのが特徴です。チャウドック市場というのがあり,メコン川でとれる魚や果物,野菜などが売られています。
ダーフック村
Wikipediaより引用:ダーフック村
メコン川を渡った先にはチャム族という少数民族が暮らしています。イスラムを信仰しているという事からスカーフを頭に巻いた人が多いです。
彼らが作るお土産屋が沢山あり,暮らしの様子や民族と触れ合うことができます。また,高床式住宅が特徴で,岸には水上に学校や工場があります。
まとめ
以上より、ベトナムの少数民族と関わりのある観光スポットを紹介しました。いかがでしたか?サパは有名ですが、他にも少数民族と触れ合うことのできるツアーもありますので、ぜひ参加してみてくださいね。
村によっては、入村許可が必要なところや、観光地化していないところもありますので、もし気になる場所があれば旅行会社の人に相談してみることをオススメいたします。