ベトナムには、全国にわたって訪れるべき観光地がたくさんあります。ベトナムは日本では人気の観光地ですが、何を見ようか迷ってしまうかもしれません。
そこで今回は、コロナ収束後に行きたいベトナムのおすすめ観光地をご紹介します。
ベトナムの地域の特徴
北部
北部には、ベトナムの首都ハノイを中心に、歴史的な建物を見れるだけでなく、街から離れると世界遺産にも登録されている美しい海も見ることができます。
中部
中部には、ダナン、ホイアン、フエといった港町であった背景が伝わる古い街並みと、伝統的な祭りや歴史を感じることができます。
南部
南部には、経済の街ホーチミンを中心としてフランスの植民地時代の名残のある建物だけでなく、経済都市ならではの高層ビルなどを見ることができます。
また、中心地を抜けメコン川近くに進むと現代的な街の風景とは対照的に、ジャングルの姿を見ることもできます。
ベトナム北部の観光地
ホアンキエム湖(ハノイ)
ホアンキエム湖は、ハノイ市街地の中心に位置する湖です。ホアンキエム湖は、観光客だけでなく地元の人の憩いの場としても親しまれています。
また、湖の真ん中にある塔は、亀の塔と呼ばれています。亀の塔と呼ばれるようになったのはとある伝説があるからです。
昔、中国から攻撃を受けていたベトナム軍の王が、この湖で亀から剣を授かり、それを使い戦いに勝利しました。その後王が湖を船に乗って散策している時、大きな亀が現れ、剣を返すように言いました。王が剣を亀に返すと、亀は剣を加えて潜っていったという伝説です。
そのため、湖の小島の玉山祠に入ると、大きな亀の剥製を見ることができます。この亀は実際に5年前までホアンキエム湖に野生で生息していた亀です。
ホー・チ・ミン廟(ハノイ)
ホーチミン廟は1975年に建てられました。ホー・チ・ミン廟は、ベトナムの独立に尽力したホー・チ・ミン氏の遺体が安置されている霊廟です。
警備が厳しく、カメラや電子機器は持ち込めず、預けなければなりません。また私語は禁止で、過度な露出の服装では入ることもできません。
しかしホー・チ・ミン廟の周りには、ホー・チ・ミン氏の家や独立宣言を行ったバーデン広場などがあり、ベトナムの歴史を知ることのできる場所になっています。
ハロン湾(ハノイ)
ハロン湾は世界遺産の1つで、たくさんの奇岩や島を見ながらクルーズを楽しむことのできるスポットです。また鍾乳洞の観光もできます。
ハロン湾には竜の伝説があり、はるか昔中国がベトナムに侵略してきた時のお話です。そこに竜が現れ中国軍を撃退し、口から吐き出した宝石が奇岩や島になったというものです。
ハロン湾はハノイから車で約3時間半と少し時間はかかりますが、太陽の位置や天候によって見え方が変わるので幻想的な景色が楽しめます。
ベトナム中部の観光地
バーナーヒルズ(ダナン)
バーナーヒルズはダナンにあるテーマパークで、天空のテーマパークとも呼ばれています。ロープウェイに乗って美しい景色を見ることができます。
そして登った先では、SNSで話題のゴールデン・ブリッジや中世ヨーロッパの雰囲気を楽しめる街並みを楽しむことができます。他にもフラワーガーデンや室内アクティビティが体験できます。
ミーケービーチ(ダナン)
ミーケービーチは環境客だけでなく、地元の人にも人気のビーチです。ミーケービーチは、ダナンにある4大ビーチの1つであり、透明度の高い海とホワイトサンズと呼ばれる白い砂浜が特徴の美しいビーチです。
ミーケービーチではパラソルやベンチがレンタルでき、またマリンスポーツも体験できます。そして周りにはおしゃれなレストランやカフェもあり、海鮮を中心とした美味しい食べ物も楽しめます。
古都ホイアン(ホイアン)
ホイアンの古い街並みは世界遺産にも登録されている観光地です。ここでは、中国の影響を受けているベトナムの建築物を見ることができます。
特に満月になる旧暦の14日には、毎月ランタン祭りが開かれます。家の電気を消しランタンの光や灯籠を流す景色がとても美しく、幻想的な体験ができます。
また来遠橋は、町の中心地にあり別名日本橋とも呼ばれています。2万ドン札に印刷されていて、当時ベトナムで暮らしていた日本人が建てたとされています。
古都フエ(フエ)
フエは、ベトナム最初の世界遺産に登録されたグエン朝王宮の他、都の雰囲気を感じられる観光地です。グエン朝王宮は、ベトナム最後の王朝であるグエン朝の皇帝たちが居城していた建物です。
他にも、安定宮やフエ宮延骨董博物館など、歴史を感じられる建造物を見ることができます。
ベトナム南部の観光地
サイゴン中央郵便局(ホーチミン)
サイゴン中央郵便局はフランス建築の面影を見ることができる建物です。ベトナムは19世紀頃、フランスによって支配されていました。
サイゴン中央郵便局は当時のフランス政府によって建てられた郵便局のため、フランスとベトナムの建築様式が融合したコロニアル様式で作られました。
現在も郵便局として使われており、夜になるとライトアップされ昼の風景とは違う魅力があり、昼夜どちらも見るとさらに美しいと感じられます。
メコン川クルーズ(ホーチミン)
メコン川は、全長約4000kmの東南アジアで最長の川です。メコン川の側にあるミトーの街から船に乗ったり、手漕ぎボートで熱帯のジャングルを見ることができます。
またミトーの街で食べられる、エレファントフィッシュもおすすめです。
クチトンネル(ホーチミン)
クチトンネルはベトナム戦争時に使用された、全長200km以上もある地下トンネルです。
ベトナム戦争時、クチという街は難攻不落としてアメリカ軍に恐れられていました。ベトナム軍はゲリラ戦展開のため、身をひそめられるようにこのクチトンネルを作ったのです。
ホーチミンの市街地から車で2時間ほどかかりますが、現地のガイドさんと一緒にクチトンネルの中を見学でき、戦争の傷を感じることができます。
まとめ
いかがでしたか。今回はコロナ収束後に行きたいおすすめの観光地を紹介しました。ベトナムには、今回紹介できなかった素敵な観光地がまだまだたくさんあります。気になった方は、ぜひ調べてみてください。