ハロン湾の日帰りツアーについて紹介します。
一概に日帰りツアーとは言っても、訪問先の違いやクルーズ時間の違い、そもそものボート・昼食の違いなど、相違点は様々です。
2018年から高速が開通したことにより、より利便性が増し、日帰りツアーにも様々な選択肢が出てきた、というのが背景としてあります。
そこで今回は、弊社で販売している日帰りツアーに関する違いを徹底的に解説していきます。
訪問先について
数ある弊社の日帰りツアーの中で、訪れることができる訪問箇所は以下の通りです。
ティエンクン鍾乳洞 (Thien Cung Grotto)
天宮の洞窟の異名を持つ、ハロン湾で最も人気の訪問先が、こちらのティエンクン鍾乳洞です。現在もなお一番人気の4時間日帰りクルーズではほぼ100%こちらの鍾乳洞に行きます。
船着場であるトゥアンチャウ港から4kmほど、港から比較的近いダウゴー(Dau Go)島という島の中にこの鍾乳洞はあります。
この鍾乳洞は、1993年と比較的最近発見された鍾乳洞となり、ハロン湾の神秘さをより際立たせてくれます。
島の船着場から100段ほどの階段を登った先に鍾乳洞の入り口があり、中に入ると数々の鍾乳石が統一された色のライトアップに照らされ、いかにも幻想的な雰囲気を醸し出しています。
奥の方へ進んでいくと、奇岩・鍾乳洞の隙間から、太陽光が差し込む場所があり、天宮の洞窟と名付けられた理由も納得がいきます。
鍾乳洞自体はそれほど大きくないですが、気軽にハロンの神秘性を味わうことができるオススメのスポットです。
ティエンクン鍾乳洞の場所はこちら
バーハン旧水上生活村と奇岩洞窟 (Ba Hang fishing village)
ティエンクン鍾乳洞のすぐ近くにあるのがこちらのバーハン旧水上生活村になります。弊社の4時間クルーズツアーでは必ず伺う場所になります。
政府の発表では、ハロン湾には水上生活者は現在、存在しないとされており、2012年からの政策により、ほぼ全ての水上生活者が陸で生活することを余儀なくされました。
このバーハン旧水上生活村は、数年前まで実際に漁業を営む方々が実際に生活を営んでいた場所であり、現在は跡地としてその家などが展示されています。
それとともに、バンブーボートでの小舟体験やカヤッキングができる出発地としても名を馳せています。近くに奇岩でできた洞窟があり、それを潜るアクティビティが人気です。
バーハン旧水上生活村の場所はこちら
ティートップ島 (Ti Top island/Titov island)
以前までは1泊2日以上のハロン湾宿泊クルーズでしか行けない、とされていた観光スポットです。近年流行し始めている、日帰りクルーズでも6時間の所要時間を設定しているボートでは、訪問することができるようになりました。厳密にいうと昔から6時間クルーズはありましたが、2018年まで高速がなかったので流行らなかったのです。
1962年にあのホーチミンさんとロシア人宇宙飛行士であるティートップさんがこの島に訪問し、その際にホーチミンさんがこの島をティートップ島と名付けたとされています。
ティートップ島の麓には、そのティートップさんの銅像がしっかり飾られています。
このティートップ島が人気を博している理由は、麓にあるビーチと島にそそり立つ奇岩の頂上にある展望台です。特にこの展望台は、ハロン湾をもっと美しく見える場所の一つとして知られています。皆さんもこの写真を見たことがあるのではないでしょうか。
300段ほどの階段を登った先に待ち受けているのがこの景色です。階段の途中にある休憩スポットでも十分綺麗な写真は撮れますので、体力的にきつい方は無理をしないことをオススメします。
ティートップ島の場所はこちら
スンソット鍾乳洞 (Surprise Cave)
こちらも以前までは1泊2日以上のハロン湾宿泊クルーズでしか行けない、とされていた観光スポットです。ティートップ島と同じく6時間クルーズでのみ訪問することができる場所になります。
こちらのスンソット鍾乳洞は、現在確認されている中では、ハロン湾最大の鍾乳洞と言われています。中に入ると3つの部屋があり、1つめの部屋から小→中→大と続いていきます。
最後の部屋は流石の広さです。広々とした空間に数え切れないほどの年月をかけて育った、それぞれ特色ある鍾乳石が無数に広がっており、思わず感嘆の声をあげてしまします。
スンソット鍾乳洞の場所はこちらから
ルオン洞窟 (Luon Cave)
こちらも以前までは1泊2日以上のハロン湾宿泊クルーズでしか行けない、とされていた観光スポットです。ティートップ島・スンソット鍾乳洞と同じく6時間クルーズでのみ訪問することができる場所になります。
ルオン洞窟とはいってもただの洞窟ではありません。奇岩の間にぽっかりできたルオン湖という場所に行くために、天井が低い、奇岩できた洞窟を小舟・もしくはカヤッキングでくぐります。
この洞窟を越えると、あたりは奇岩とそれにはえた木々が生い茂る自然が広がっており、ハロンという場所が自然の力で作られたものだと改めて実感させてくれます。
このエリアには多くの猿が生息しており、運が良いとこの湖を泳ぐ猿の姿を見ることもできます。
ルオン洞窟の場所はこちら
ティンヌー洞窟
このティンヌー洞窟を、知っている日本人はほとんどいないと思います。週に1度ハロン湾に足を運ぶ、私藤原でさえこんな場所は知らなかったです。
事実、こちらに伺うボートはほとんどなく、以下に記載している秘境に伺うコンクルーズのみだと思います。それほどの秘境ということです。
ここにたどり着くにはには、近くの旧水上生活村からカヤッキングを10分ほどする必要があります。
ちょっとしたビーチにたどり着くと、目の前には大きな洞窟が広がっています。
この洞窟の奥へと歩みを進めると、奇岩の中にエメラルドグリーンと白い砂浜という景色が広がり、またその静寂さも合間って美しさを際立たせてくれます。
特に歴史深いところではないですが、海水浴や写真撮影、うたた寝に最適の場所であり、まさに秘境中の秘境といった雰囲気を醸し出しています。
ティンヌー洞窟の場所はこちら
ツアー別訪問先等の違い一覧
以下より弊社の各ハロン湾日帰りツアーの訪問先をわかりやすく表にしてまとめております。
ティエンクン鍾乳洞 | バーハン旧水上生活村 | ティートップ島 | スンソット鍾乳洞 | ルオン洞窟 | ティンヌー洞窟 | |
格安ハロン湾4時間ツアー | ○ | ○ | × | × | × | × |
高級ハロン湾4時間ツアー | ○ | ○ | × | × | × | × |
貸切ハロン湾4時間ツアー | ○ | ○ | × | × | × | × |
高級ハロン湾6時間ツアー | × | × | ○ | ○ | ○ | × |
秘境!ハロン湾7時間ツアー | × | × | ○ | ○ | × | ○ |
【業界最安値】 4時間クルーズツアー
以下より業界最安値の格安ハロン湾4時間ツアーに関して説明をしていきます。
料金について
$68~ /1名さま
※現在キャンペーン中!期間限定早い者勝ちなのでお早めにお申し込みください。
スケジュール
8:00頃 | 日本語ガイドがハノイ旧市街ホテルを中心にお迎え |
9:00頃 | ハノイ市内を出発し、ハロンへ向かいます 途中、30分程度のトイレ休憩 |
12:00~12:30 | ハロン湾到着。日帰りボートに乗り移り、クルージング開始 乗船後すぐにご昼食 昼食後、2階デッキ等にのぼりハロン湾の景色をお楽しみいただけます |
13:30 | バーハン旧水上生活村で小舟の体験 |
14:30 | ティエンクン鍾乳洞の見学 |
16:00~16:30 | 船着場に到着。バスに乗り換えハノイへ戻ります |
18:30頃 | ハノイ市内到着 |
利用ボート
写真の通り、ハロン湾の日帰りツアーでは、ごくごく一般的なボートになります。
食事の席はお客様と相席となり、1テーブル最高6名さまで一緒に召し上がる形となります。
2階デッキ部分は簡素な作りとなっており、特に椅子等は用紙されておりません。
利用バスについて
通常は、ベトナムでごくごく一般的なミニバス・もしくはマイクロバスでの移動となります。
繁忙期などの時期によっては、35人乗りの中型バス、もしくは45人乗りの大型バスとなることもあります。
【ラグジュアリー】 4時間クルーズツアー
往復のバス・ボート内装・食事の内容が、格安ツアーとは大きく異なります。
料金について
$135~ /1名さま
スケジュール
9:00頃 | 日本語ガイドがハノイ旧市街ホテルを中心にお迎え |
9:30頃 | ハノイ市内を出発し、ハロンへ向かいます |
12:00頃 | ハロン湾到着。日帰りボートに乗り移り、クルージング開始 乗船後すぐにご昼食 昼食後、2階デッキ等にのぼりハロン湾の景色をお楽しみいただけます |
13:30 | バーハン旧水上生活村で小舟の体験 |
14:30 | ティエンクン鍾乳洞の見学 |
16:00頃 | 船着場に到着。バスに乗り換えハノイへ戻ります |
18:30頃 | ハノイ市内到着 |
利用ボート
ボートのサイズや外観などは格安ツアーのものとさほど差はないですが、内装や2階デッキ部分、食事の内容に大きな差があります。
清潔感のある内装・きちんと教育されたスタッフ・2階デッキ部分にはスリーピングシートなどが設置されており、より快適かつゆったりとクルージングを楽しむことが可能です。
利用バスについて
基本的には35人乗りのバスを17人乗りに改造したFelix Limousineを利用しています。
稀に16人乗りのバンを9人乗りに改造した、DCarと呼ばれるものも利用しますが、何れにしてもゆったりしており、高級感がある車です。
ハロン湾までは往復高速利用なので、快適に陸路移動することができます。
【完全貸切】 4時間クルーズツアー
移動のお車・ハロン湾のクルージングボート・日本語ガイド共に完全貸切のツアーになります。
料金について
$145 /1名様
※4名様以上での催行となります。
スケジュール
9:30頃 | 日本語ガイドがホテルまでお迎え。その後ハロン湾へ向かいます |
12:00頃 | ハロン湾到着。日帰りボートに乗り移り、クルージング開始 乗船後すぐにご昼食 昼食後、2階デッキ等にのぼりハロン湾の景色をお楽しみいただけます |
13:30 | バーハン旧水上生活村で小舟の体験 |
14:30 | ティエンクン鍾乳洞の見学 |
16:00頃 | 船着場に到着。バスに乗り換えハノイへ戻ります |
18:30頃 | ハノイ市内到着 |
利用ボート
ボートの外装はさほど変わらないですが、グループボートでは通常35~40人乗りのボートを使用するところ、こちらは通常15人乗り用の、より少人数のお客様に特化したボートを利用しています。
もちろん、2階デッキ部分でもよりゆったりすることができます。ご飯も格安ツアーに比べるとアップグレードしており、貸切となるため水上生活者からシャコやカニなどを仕入れることも可能です。
水上生活者から食材をその場で買い、調理することも可能なので、より自由にハロン湾を楽しむことができます。
利用バスについて
こちら人数に合わせてお車をご用意しております。
ラグジュアリー車などは通常は用意していませんが、リクエストをいただければお手配も可能です。
【最高級ボート利用】 6時間クルーズツアー
こちらが現在ハロン日帰りクルーズで最も人気を博しているツアーになります。他のボートとは全く違い、清潔感・大きさ・設備・ホスピタリティが桁違いのボートです。
料金について
$100 /1名様
スケジュール
8:30~9:00 | 日本語ガイドがホテルまでお迎え。その後ハロン湾へ向かいます |
12:00頃 | ハロン湾到着。日帰りボートに乗り移り、クルージング開始 乗船後すぐにご昼食 昼食後、2階デッキ等にのぼりハロン湾の景色をお楽しみいただけます |
13:30頃 | スンソット鍾乳洞の見学 |
15:00頃 | ルオン洞窟で洞窟くぐり |
16:00頃 | ティートップ島の見学 |
17:00頃 | ハロン湾船着場に戻ります。ハロンの美しい夕焼けを2階デッキ部分でお楽しみください |
18:00頃 | ハロン湾船着場に到着。その後バスに乗り換えハノイへ戻ります |
20:30頃 | ハノイ市内到着 |
利用ボート
現在、ハロン湾で運行するボートの中では最高級のボートになります。他のボートとは、大きさ・清潔感・設備・ホスピタリティが全く異なります。ボートの中から最も快適にハロンの景色を楽しむことができる、と言っても過言ではないです。
2階デッキ部分は広々としており、ハロン湾の景色を楽しむために設計されており、椅子の配置などもよく考えられたボートになります。
利用バスについて
35人乗りを17人乗りにしたFelix Limousineというバスを利用しています。足元が広々としており、シートもふかふかのため、快適にハロンまでの移動をお楽しみいただけます。
【秘境に訪問】 7時間クルーズツアー
今、ハロン湾日帰りクルーズで最も人気の高いボートといっても過言ではないのが、こちらのコンクルーズです。ボートのコンセプト、訪問先などが非常にユニークで、全く新しく・本来のハロン湾の姿を見ることができます。
料金について
$110 /1名様
スケジュール
7:30~8:00 | 日本語ガイドがホテルまでお迎えに上がります。その後ハロン湾へ出発です。 |
10:15頃 | ハロン湾到着。日帰りボートに乗り移り、クルージング開始 2階デッキ等にのぼりハロン湾の景色をお楽しみいただけます |
11:45頃 | スンソット鍾乳洞の見学 |
12:30頃 | 昼食のお時間となります |
13:30頃 | ティンヌー洞窟の見学。カヤッキングで秘境まで向かいます |
15:00頃 | ティートップ島の見学 |
15:30頃 | ボートへ戻り、港へと向かいます。サンセットパーティーや生春巻き教室付き |
17:00頃 | ハロン湾船着場に到着。その後バスに乗り換えハノイへ戻ります |
19:30頃 | ハノイ市内到着 |
利用ボート
ボートの仕様や大きさなどは、他のボートとさほど変りませんが、ボートのコンセプトが非常にユニークです。
古き良き時代のベトナムを回想するような装飾が至る所にあり、全体的にお洒落で統一感があるため、非常に落ち着きます。
ロッカーやバスタオル・スリッパに帽子とアメニティ類も非常に充実していることからも想像できるように、とにかくお客様に気を遣うことができる、ホスピタリティが高いボートです。
2階デッキ部分には、ベンチやベッド類が並べられ、長いクルージング時間も苦にならないような工夫が至る所にあります。
利用バスについて
基本的には、Fuso Limousineと呼ばれる、29人乗りのマイクロバスを19人乗りに改造したものを使用しております。
人数の関係によっては、Ford Transitを9人乗りに改造した、DCarやPresident Carを手配しており、いずれもゆったりとしたふわふわの座席で2時間の移動時間をお楽しみいただけます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
弊社では上記以外にも、専用車プランやちょっと変わったものなど様々なハロン湾日帰りツアーを催行しております。
気になる方は以下より是非ご確認ください!
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