しんちゃーーお!
みなさんこんにちは、横断歩道のない道を何も臆せずわたり、ベトナム人の友達に危ないと心配される中の人です。
突然ですが、皆さんはスリにあったことはありますか。私の友人は、リュックの中にスマホを入れて歩いていたら、いつの間にかリュックのファスナーを開けられ、中のスマホを抜き取られていたという事件がありました。
これは少しレアなケースかもしれませんが、日本と同じ感覚で旅行していると、このような被害にあう可能性があります。今回はベトナム旅行に行く際に気を付けておきたいことを10個紹介していきます。
当記事は、ベトナム在住のスタッフが実際の体験に基づいて作成しています。個人の主観による情報ですので、記事の内容が原因となるトラブルなどについては、当社では責任を負いかねます。ご理解いただきますようお願いいたします。 |
ベトナムの治安は?
ベトナムに10年住んでいる中の人の筆者の主観になりますが、ベトナムの治安は「命の危険にあうことは滅多にないけど、軽犯罪はそこら中にある」といった印象です。
ベトナムは東南アジアの中でもかなり治安が良い国とされています。銃や薬物、宗教テロなどの命が危険にさらされることは滅多にありません。
しかし、貧富の差などからくるスリやひったくり、ボッタクリなどの軽犯罪は街なかに溢れています。特にハノイ、ダナン、ホーチミンなど観光地は日常的にこれらの危険性が潜んでいると感じます。
これからご紹介する点には十分注意しましょう。
ベトナム旅行で気を付けておくこと
スリ、ひったくりに最大限ご注意を
冒頭でもお話ししましたが、ベトナムではカバンの中に入れていたものが盗まれるということも発生する可能性があります。特に地元の人と観光客で混雑する場所(市場、旧市街、歓楽街など)では、この確率が高くなります。
ハノイやホイアンの旧市街、ガイドブックなどに載っているような市場、ないとマーケットなどに行くときには、十分な警戒をしながら楽しんでください。リュックを前にかかえるくらいが安心です。
また、歩きスマホをしていたらバイクに乗った二人組にスマホをひったくられるということも発生していますので、高価なものを他の人の目にさらされる状態にしないといったような対策が必要です。
日本語で話しかけられたら要注意
いわゆる観光地と呼ばれる場所を歩いていると、日本語で話しかけられることがあります。異国の地で言葉が通じない中、日本語で話しかけられたら、言葉が通じる安心感からか、いわれるままについて行ったり、何かを買ったりすることがあります。
買うだけならまだいいですが、バイクタクシーなどに乗ってしまい、そのまま連れ去られたり、知らない土地におろされるという事態に陥ることもあります。異国の地で日本語で話しかけられた時には、最大級の警戒をするようにして下さい。
特に観光地で待機しているバイクタクシーは要注意です。あの手この手で警戒心を解いてきて、乗ってしまったら最後、高額な乗車料金をせびられます。反応するといつまでも追いかけてくるので無視が得策です。
持ち歩く所持品は最小限にする
スリやひったくりにあった場合や、財布を忘れたり落としたりした時の被害を最小限にするという意味でも、貴重品をすべて持ち歩くことはせず、当日使う分より少し多めくらいを持ち歩くようにしてください。
また、空港などでベトナムドンに換金した場合、高額紙幣で渡されることがありますが、高額紙幣は街中では受け取り拒否されることがありますので、できるだけ細かいお金を持っておくと安心です。ホテルなどであれば、両替してくれることもあります。
忘れ物に注意
ベトナムで忘れ物をしたら、まず返ってこないと思ってください。日本では、駅の落とし物センターや交番に届けられていることもありますが、ベトナムではこのようなことはほとんどありません。
また、交番に行っても言葉が通じず苦労し、せっかくの旅行が嫌な思い出でいっぱいになってしまいます。楽しい気持ちで帰国してもらうためにも忘れ物には十分注意してください。
意志を強く持つ
仰々しい言葉で書いていますが、要は流されてついて行ったり買ったりしないようにしてくださいということです。
中の人の経験で行くと、ホーチミンにある有名な市場(ぶっちゃけ悪名高いベンタン市場です…。)に行った際に、服を見ていたら店のおばちゃんに見つかり、買うまで離さないくらいの勢いで腕をしっかりつかまれたことがあります。
また、歓楽街などでは少々強引なキャッチのお姉さんたちがいたりします。断るところはきちんと断り、途中で折れることがないように意志を強く持ちましょう
現金、財布の中身を見せない
ベトナム旅行の時に困ることの上位に、ベトナム紙幣の金額表記に慣れないというものがあります。
ベトナムドンは1,000VND紙幣から始まり、5,000VND、10,000VND、20,000VND、50,000VND、100,000VND、500,000VNDと日本ではなかなかお目にかからない位の0が並んだ紙幣を使わなければなりません。
支払いの時にどれを出せばいいかわからないといって、財布の中をそのまま見せたり、所持金をそのまま渡したりすると、相手の思うようにお札を抜かれ、代金以上の額をとられる可能性があります。
特にタクシーの清算の時などに注意が必要です。運転手が財布を貸してくれといってきても絶対に断ってください。
ロマンス詐欺や強盗に注意
男女ともに気をつけないければならないのが、観光客を狙ったロマンス詐欺や強盗です。ロマンス詐欺とは、つまりハニートラップです。
最近ではマッチングアプリなどで声をかけて相手のホテルに上がり込み、美人局をしたり、警察を呼ぶと脅してきたり、睡眠薬を飲ませて金銭などを盗むと行ったことがよくあるそうです。
甘い言葉には十分警戒しましょう。
夜中に歓楽街の路地を一人で出歩かない
ブイビエン通りや中華街などの歓楽街には、薄暗い路地裏があります。こういった路地裏は、女性の一人歩きはもちろんですが、男性の一人歩きもあまりおすすめできません。
前述のスリやひったくりのほか、違法な薬物を売っている人などもいますので、できる限り一人での行動は避けましょう。
撮影禁止場所を把握しておく
ベトナムでは政府の施設や警察署、軍事関係エリアの撮影は禁止されています。また一部の寺院も撮影が禁止されています。
軍事施設などの場合には、「NO PHOTO」と掲示されている場合もありますが、表示がない場所もあるので、写真を撮る場合には、近くにいる人に聞いてみるといいでしょう。
また、建物の外で警戒している公安警察や軍人の姿を勝手に写真撮影することも禁止です。
事前の情報収集をしっかりと行う
ベトナム旅行に行く前には、現地の天候や訪問する場所のマナーなどを確認するようにすると安心です。
今回ご紹介したもの以外にも、細かいルールやマナーなどもあります。
例えば寺院などに行く場合には過度な露出はNGですし、こどもの頭をなでる行為も良しとされないなど日本とは異なる文化がありますので、事前の情報収集は入念にしましょう!
ベトナム旅行で気を付けることまとめ
今回は、ベトナム旅行の際に気を付けることを10個紹介してきました。
注意すべき点は沢山ありますが、ある程度の警戒を怠らなければ、ベトナムは安全で楽しい国です。
外国にいるということを意識して、日本で生活していたらあまり気にしていないことも、ベトナムでは意識しておかなければ危ないということだけでも覚えておいていただけたらと思います。
それでは、またお会いしましょう。
ヘンガップライ!