引用：https://www.facebook.com/theloftcafesaigon/
ベトナムはコーヒー生産量、輸出量2位のコーヒー大国です。ベトナムのコーヒー文化を歴史的背景から、ベトナムならではのフィンを使ったコーヒーの入れ方、人気の飲み方などを詳しく紹介しています。皆さんが普段飲んでいるコーヒーとベトナムコーヒーの違いを探してみると面白いかもしれませんね！
ベトナムのコーヒー文化
引用：https://www.facebook.com/the.workshop.coffee
ベトナムの町はコーヒーを取り扱うカフェが沢山あります。またベトナム人は、出勤する前や、仕事終わりにコーヒーブレイクをよく取ります。また、ベトナムのコーヒーは基本的に渋みや苦味を感じるのが特徴です。しかし、ベトナム人は練乳を入れるのでかなり甘いコーヒーも存在します。ベトナムの人々にとってコーヒーはとても大事な文化の一つなのです。
ではコーヒーの文化はいつから始まるのでしょう？早速、ベトナムコーヒーの起源についてご紹介します。
ベトナムコーヒーの起源は？
ベトナムコーヒーの起源は、19世紀にフランスの宣教師によって、コーヒー豆が持ち込まれまれました。最初はフランス人のために小規模でコーヒー豆を栽培をしていましたが、ベトナムの独立してからは、ベトナム人のためのコーヒー栽培へと変わって行きました。世界に輸出も初め，今では世界で2位のコーヒー輸出国となりました。
ロブスタ種
ロブスタ種のほとんどはベトナムで生産されています。サビ病という伝染病に強く、成長も早いことから収穫量の多い品種です。単価が安く、麦の香ばしい香りや苦味が強いのが特徴です。またこの品種の抽出されるカフェイン量は非常に高いため、インスタントや缶コーヒーに使われることが多いです。
アラビカ種
アラビカ種はベトナムも生産しているのですが、ロブスタ種に比べたらかなり少ないです。味はロブスタ種とは全く違う、爽やかな苦味とほんのり酸味のある味です。またアラビカ種は伝染病にかかりやすかったり、栽培が難しいからこそ、品質が高いです。品質比較的日本人がよく飲むコーヒーはアラビカ種のコーヒー豆をよく使います。
ベトナムコーヒーの淹れ方
ベトナムでは「カフェ・フィン」というコーヒー抽出機を使います。深みのある濃いコーヒーを入れることができます。それでは早速コーヒーの淹れ方をご紹介します。
必要なもの
・「フィン」（上蓋、中蓋、ドリッパー、下皿）
・耐熱グラス
・コーヒー中挽き（12g）
・お湯（120cc）
手順
1.フィンの中にコーヒーの粉を入れ、グラスの上にセットします。
2.粉の上に少量のお湯を注ぎ、20秒ほど蒸らします。
3.粉の上に中蓋をセットし、お湯を注ぎ、上蓋をしめます。
4.抽出をはじめます。（5~10分程度）
5.お湯が落ちきったら、濃厚なベトナムコーヒーの完成です！
注意するポイント
コーヒー豆は中挽き
コーヒーの粒が細かいとドリッパーを通らない為、抽出に時間がかかったりコーヒーに粉が混ざってしまうことがあります。また粒が大きすぎるのも、じっくり抽出できなくなってしまいます。ですので、中挽きがおすすめです！
中蓋の抑え度を確認
中蓋はドリッパーにあるコーヒーを抑える非常に重要な役割を持つものです。抑えが弱いと入れたコーヒーがお湯で浮いてしまったり、抽出時間が早くなってしまいます。またコーヒーの粉が入ってしまうこともあります。落ちてくるコーヒーを見て、遅すぎたり早すぎた場合は中蓋の抑え度を確認しましょう！
定番！ベトナムコーヒーの飲み方
日本ではコーヒーにミルクやお砂糖を入れます。しかしベトナムは代わりに練乳を入れます。では早速、ベトナム人からしたら定番で、一般的な練乳入りコーヒーの飲み方をご紹介します。
練乳入りベトナムコーヒー
練乳入りコーヒーはベトナム人が昔から愛するものです。練乳を使う理由は、ベトナムは気候が暖かいので生乳があまり出回っていませんでした。そのため苦味の強いロブスタ種と保存の効く練乳を合わせるという飲み方が広がっていきました。
必要なもの
・練乳（20~25g）
・コーヒー（抽出したもの、お好みの量）
・その他（グラス、スプーン、フィンなど）
手順
1.グラスの中に練乳を入れておきます。
2.グラスの上にフィンを乗せてコーヒーを入れるだけです。
3.コーヒーを淹れ、スプーンでかき混ぜたら完成です！
ヨーグルトコーヒー
ヨーグルトコーヒーはハノイ発祥で、とても人気なコーヒーアレンジの一つです。
必要なもの
・コーヒー（抽出したもの）
・氷（適量）
・無糖ヨーグルト（100g）
・練乳（15~40お好みで）
・砂糖（15g）
・その他（ジップロックやボール、グラス、スプーンなど）
手順
1.ヨーグルトと練乳、砂糖を混ぜ合わせます。
2.混ぜ合わせたら、グラスに入れます。
3.ヨーグルト上に冷やしておいたコーヒーを入れます（ヨーグルト：コーヒー＝2:1がお勧め）
4.氷をジップロックなどで叩き割り、細かくなった氷をグラスに入れたら完成です！
エッグコーヒー
エッグコーヒーも発祥はハノイで、カスタードを思わせる濃厚な味わいになります。
必要なもの
・コーヒー（抽出したもの10g）
・練乳（15g）
・卵黄（2）
・ミルクフォーマー
・その他（グラス、フォーマーするための容器、スプーンなど）
手順
1.コーヒーをフィンで抽出します。
2.別の容器に卵黄を入れ、ミルクフォーマーでフォーミングします。
3.フォーミングした卵をコーヒーの吐いたグラスに入れたら完成です！
まとめ
以上より、ベトナムコーヒーについて詳しく紹介しました。ベトナムならではのコーヒーアレンジはとても興味深いものでしょう。作り方はどれも簡単なので、自宅でも簡単に作れるかと思います。
本文には紹介しておりませんが、抽出したコーヒーをアイスかけたアフォガートも絶品間違いなしです！深みのあるベトナムコーヒーを使ってオリジナルレシピを考えてみるのも良いですね。
