333今回はベトナムのお酒事情についてご紹介します。滞在先での贅沢なひと時を彩るのに欠かせないですよね。中にはあまりお酒が得意ではない方もいるでしょう。実はベトナムでは、そんな方からお酒が大好きな方まで楽しめる豊富な種類が取り揃えられているのです。ぜひ最後までお楽しみください!
ベトナムのお酒の相場
始めに、ベトナムでのお酒の大体の相場について解説していきます。ベトナムのお酒は日本と比べてとても安いです。ビールは50~80円程、焼酎はボトルで300円程、ワインはボトルで400円程といったように、破格の値段でお酒を楽しめます。酒税は度数20度以上で65%、20度以下で35%と低いわけではありませんが、ベトナムの物価が安く、お酒自体も安いので、手軽に手に入れることができます。
日本に持ち込む際の注意点・免税範囲
ベトナムに限定されるわけではなく、海外からお酒を持ち込む際には、お酒の合計が2,280mLまでなら免税となります。それ以上となると、お酒の種類によって1Lあたり、200円から800円の関税がかかります。
また、機内に持ち込む際には、液体物機内持ち込み規制を守る、度数が70%以下、容器の差し替えは不可、機内で飲むことは不可と、細かくルールが決まっています。税関申告書に、虚偽の情報を記入していないか、記入漏れはないかなども細かくチェックしましょう。
種類別ベトナムのお酒
それではさっそく、ベトナムで親しまれているお酒を種類ごとにご紹介していきます!現地では、ビールや焼酎などの種類にかかわらず、氷をグラスに入れて飲む習慣があります。
ビール
まず初めに、ビールについてご紹介していきます。ベトナムは世界で最もビールが安い国のトップにランクインしており、缶ビール1本50円程で飲むことができます。
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苦みや炭酸が比較的強く、泡立ちのいいビールです。3はベトナムで縁起の悪い数字なのですが、すべて足せば縁起の良い9になることから、「幸運のビール」という意味が込められています。
ビアサイゴン
爽快なのど越しが特徴で、ライトな口当たりに仕上げられています。サイゴンスペシャルというモルト100%のプレミアムビールもあり、こちらは香りとコクが一層強いです。
ビアハノイ
(出典:HABECO公式ホームページ)
フルーティーな味わいで、苦みとのバランスが取れており、とても飲みやすいです。ビールが好きな方からすると、薄いと感じられてしまうかもしれません。
ラルー
フランスの植民地時代にフランス人のビクター・ラルーによって作られたビールです。少し酸味があり、すっきりとしたのど越しが特徴です。100年以上の歴史を持ち、フランスで古くから親しまれている味が再現されています。
タイガービール
様々な国で親しまれている、シンガポール産のビールです。主に東南アジアの国々で親しまれており、フルーティーな風味が特徴です。アルコール度数は5%で、日本のものとほぼ同じなので飲みやすいです。
焼酎
次に焼酎についてご紹介します。ベトナムでは、焼酎といえばほとんど米焼酎のことを指します。
ルーネップ
辛口で、甘い香りがするのが特徴の、もち米から作られた米焼酎です。「ネップ」とはもち米のことです。甘く濃い口当たりで、とろみが強いです。
ルアモイ
(出典:HALICO社公式ホームページ)
うるち米から作られた、蒸留酒の焼酎です。ルアモイを蒸留したお酒です。風味はほとんどなく、飲みやすいのが特徴です。カクテルのベースとしてもよく使われ、ナッツ類の香りがします。
ネップモイ
(出典:HALICO社公式ホームページ)
ルーネップと同様にもち米が原料に使われており、シナモンやココナッツなどの風味がする焼酎です。ルアモイの姉妹品で、甘い口当たりです。ロックで香りを楽しむのもいいですが、炭酸水やコーラで割ってのむのもオススメです。
ネップカム
(出典:HALICO社公式ホームページ)
古代米である赤色もち米から作られたお酒です。ほのかに黒蜜に似た風味が感じられます。度数29%と高めですが、さっぱりとした飲み口です。
ウォッカ
次にウォッカについてご紹介します。ベトナムでも日本と同じようにカクテルに使ったり、ロックで飲んだりします。
Men’VODKA
(出典:men’vodka公式Facebook)
「男のベトナムウォッカ」と呼ばれているお酒です。ロシアから直接輸入した製法で作られています。後味がしつこくなく、さっぱりとした味わいをしています。
ウォッカハノイ
(出典:HALICO社公式ホームページ)
お米100%の原料で作られた、ハノイでよく飲まれているウォッカです。あまりくせがなく、なめらかな味わいで、飲みやすいのが特徴です。
その他
次に、ベトナムに行ったらぜひ試していただきたいお酒をご紹介します。
ウォールストリート(ウイスキー)
ベトナムで作られている、後味がすっきりしたウイスキーです。消毒液のような独特の香りがしますが、飲むとあまりそれが感じられず飲みやすいです。
明命皇帝酒(養命酒)
グエン朝の2代目皇帝ミンマン帝が健康のために飲んでいたお酒です。原料にうるち米を使い、ベトナム独自の製法で作られています。
ダラットワイン
(出典:PHANPHOIRUOUNGOAI公式ホームページ)
ベトナム中南部の山岳高原地帯ダラットで作られたワインです。高品質で、赤と白の両方があります。数百円のものから数千円のものまで、お値段も幅広く設定されています。
珍しいお酒
ベトナムでしか買うことができない珍しいお酒も存在します。ベトナムのお酒の中では比較的高価ですが、一度試してみてはいかがでしょうか。
カカオ酒
ベトナムの特産品であるカカオを使ったリキュールです。ほんのり甘く少し苦い香りで、こってりと甘い味がします。
ココナッツ酒
ベトナムのウォッカをココナッツで割ったリキュールです。ココナッツの風味を感じることができ、メコンデルタ地方の物産店でよく売られています。様々な種類がありますが、ココナッツをそのままくり抜いた容器のものがお土産として人気です。
リカフェ
ベトナム原産のロブスタ豆と、アラビカ豆をブレンドしたリキュールです。炒りたてのコーヒー豆のような香りと味わいを楽しむことができます。
ソンティン
(出典:ソンティン公式ホームページ)
ベトナムで生産されたフルーツから作られるリキュールです。添加物や香味料が一切使われておらず、フルーツ本来の味や香りを楽しむことができます。国際的なコンクールで入賞したこともあり、ベトナムでしか飲めないお酒です。
サソリ酒
生きたサソリをベトナムウォッカにそのまま漬け込んだお酒です。漬けている時間が長いほど、高価になっていきます。個人が自家製で作っている場合が多く、飲む際には注意が必要です。種類によっては、日本への持ち込みが禁止されているものもあります。
コブラ酒
サソリ酒と同様に、生きたコブラをベトナムウォッカに漬け込んだお酒です。こちらも自家製されているものが多く、日本への持ち込みが制限されているものがありますので、注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?ベトナムでは日本と似たように、お酒の席での無礼講はあまり良しとされず、目上の方を敬います。おいしくても飲みすぎには注意してくださいね!
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