今回はベトナムのハノイやダナン、ホーチミンの定番観光地、穴場観光地をご紹介します。海外での観光といえば、みなさんはどんな場所へ行ってみたいですか？
はずれのない有名スポットに行きたい、観光客が少ない場所で現地の雰囲気をゆっくり楽しみたい、どちらの場合でも、事前に情報が欲しいですよね。
この記事では、ベトナム国内の一度は聞いたことがあるような観光地から、知る人ぞ知る観光地をピックアップしました。
東南アジアの国「ベトナム」
ベトナムの正式名称は、「ベトナム社会主義共和国」です東南アジアの国で、南シナ海に面しており、インドシナ半島の東海岸を占めています。
ベトナムは世界文化遺産を5件、世界自然遺産を2件有しています。全人口の85％以上がキン族と呼ばれる民族、残り15％は53の少数民族で構成されています。
この少数民族の人々は、独自の文化を持っており、過去に繁栄した民族の歴史的建造物は、今もなお残っています。
ハノイの定番観光地 ３選
まずは、ベトナムの首都、ハノイの定番スポットをご紹介します。
ハノイ旧市街
ハノイ市街地の中心、ホアンキエム湖の北部に広がるエリアです。11世紀から19世紀にかけて、ベトナム北部の首都タンロンの大商業区として栄えていました。その時代の街並みを楽しみながら、散策することができます。
ハロン湾
ハノイから車で約2時間半、ベトナム北部、中国との国境に近いクアンニン省に位置しています。水面から大小様々な奇岩が突出しており、幻想的な美しい景色を見ることができます。
龍が舞い降りたといわれる伝説が語り継がれており、1994年に世界自然遺産に登録されました。船でハロン湾を巡るクルーズツアーを利用することができます。
チャンアン
ハノイから車で約2時間、ベトナム北部にある紅河の南のデルタ地域に広がるエリアです。荒々しい石灰岩がそびえたち、寺院が多く建てられています。
長い年月をかけ、地面の隆起や川の流れによってできた洞窟や渓谷を巡ることができます。2014年に自然・文化複合遺産として世界遺産に登録されました。
ハノイの穴場観光地 3選
次は、ハノイの穴場スポットをご紹介します。
ドゥンラム村
ハノイから車で約1時間、市街の近郊にある、ベトナムの国定文化遺産の村です。約100年前に自然石やレンガで建てられた民家、寺などが今も残っています。地元の人々が作る、伝統的な手作りお菓子を味わうこともできます。
バッチャン村
ハノイ中心地から南東に車で約30分、ホン河沿いのザーラム県の村です。「バッチャン焼き」という陶磁器の伝統工芸品で有名です。
日本でも、安土桃山時代に茶人たちに愛用されました。伝統的なデザインから現代的なデザイン、大きな花瓶から生活用品まで、幅広い種類があります。
サパ
ハノイからバスで約5時間半、ベトナム北西部のソン山脈の山間に位置する町です。一面に広がる棚田や美しい山々、滝などの絶景が見どころです。
サパの周辺には、様々な少数民族が住んでおり、市場や日曜日限定のサンデーマーケットでは、伝統雑貨や民族衣装を買うことができます。
ダナンと近郊都市の定番観光地 3選
次に、ベトナム中部の都市ダナン近郊の定番スポットをご紹介します。
ホイアン
ダナンから南方に車で約1時間、トゥボン川の河口に位置する港町です。16世紀から17世紀にかけて、東西の国際貿易の中継地として栄え、様々な国の文化が入り混じった古い町並みが残っています。
幻想的なランタンの風景が名物で、1999年に世界自然遺産に登録されました。
フエ
ダナンから車で約2時間、ベトナム中部の都市で、ベトナム最後の王朝の都が置かれていました。歴史的建造物が多く残されており、1993年にその一部が世界文化遺産に登録されました。
当時の宮廷料理をレストランで食べることもでき、フエならではの食事を楽しむことこともできます。
ミーソン遺跡
ダナンから南へ車で約1時間、クアンナム省に位置する遺跡です。6世紀から13世紀頃まで栄えたチャンパ王国の遺跡が残っており、1999年に世界文化遺産に登録されました。
ベトナム戦争時の空爆などを受けましたが、自然に囲まれた厳かな雰囲気は健在です。
ダナン近郊の穴場観光地 3選
次はダナン近郊の穴場スポットをご紹介します。
ミーケービーチ
ダナン市街地から車で約10分、白い砂浜が美しいビーチです。ビーチ沿いに高級ホテルやレストランが立ち並んでいます。早朝に訪れると、きれいな朝焼けを見ることもできます。
バーナーヒルズ
ダナン市内から車で約40分、丘の上に建てられたテーマパークです。「神の手」と呼ばれる大きな手の建造物に支えられた、ゴールデンブリッジが目玉のひとつです。
19世紀末、フランス人たちが避暑地として使っていた地を再開発したためか、中世ヨーロッパのような施設が並んでいます。
チャム島
ダナンから車と船で約1時間半、ホイアン沖に浮かぶ島です。ユネスコの生物圏保護区に指定され、政府や企業などが環境保全に取り組んでいるため、そのままの自然が残っています。
周辺のサンゴ礁、絶滅危惧種の生き物たちを見ることができ、新鮮な海鮮料理を食べることもできます。
ホーチミンの定番観光地 3選
次に、ベトナム南部の都市ホーチミンの定番スポットをご紹介します。
ミトー（メコン川）
ホーチミンから車で約1時間半、メコン川やその支流に囲まれた河口の町です。メコン川のクルーズツアーの拠点となり、トロピカルフルーツの産地でもあります。都市開発があまり進んでおらず、地元のベトナムらしい生活が残っています。
クチトンネル
ホーチミンから車で約2時間の場所に位置します。ベトナム戦争時、地下に張り巡らされたクチトンネルによって、クチの街を難攻不落と言わしめました。残されたトンネル内部の一部や、当時の生活が再現された場所を見学できます。
戦争証跡博物館
ホーチミン3区にある、ベトナム戦争についての博物館です。戦争の経緯、使われた武器や乗り物を見学でき、ベトナム戦争の悲惨さを伝えています。また、当時の痛ましい写真も多く展示されています。
ホーチミンの穴場観光地 3選
次は、ホーチミンの穴場スポットをご紹介します。
カンザー
ホーチミンから車で約1時間、マングローブ林が広がる地域です。ワニや猿、鹿などが生息しており、ジャングルを船で探検しながら、大自然を感じることができます。
ブンタウ
ホーチミンから船で約1時間、のどかな海辺の町です。町中に4つのビーチがあり、その中でもバックビーチが最大の賑わいを見せています。その日に水揚げされた新鮮な魚介類を味わうこともできます。
カイベー
ホーチミンから車で約2時間半、メコン川の支流に沿って広がる町です。素朴な風景が広がり、のんびりとした時間を過ごすことができます。水上市場や水上家屋が見られ、散策するのにも適しています。
その他ベトナムの有名観光地 7選
最後に、他のイチオシ観光スポットをご紹介します。
ハザン
ハノイから車で約6時間、ベトナムの東北地方にある秘境です。山岳地帯が広がり、多くの少数民族が暮らしています。それぞれの民族が、独自の文化や伝統を持っており、今でも受け継がれています。
フォンニャケバン国立公園
（出典：ウキペディア/フォンニャ＝ケバン国立公園）
ダナンからバスで約6時間、原生林が広がり、大小300もの洞窟が存在する地域です。一番大きな洞窟は、ベトナム最大のもので、2億5000年前に形成されたといわれています。2003年に世界自然遺産に登録されました。
ニャチャン
ホーチミンから飛行機で約1時間、ベトナム南部のリゾート地です。世界屈指の美しいビーチがあり、マリンスポーツも盛んです。夜にはナイトマーケットが開催され、雑貨を購入したり、屋台で食事をしたりできます。
ムイネー
ホーチミンからバスで約6時間、ベトナム南東部のリゾート地です。砂丘やビーチなどが目玉で、南国気分を味わうことができます。
ダラット
ホーチミンから飛行機で約1時間、ベトナム南部のラムヴィエン高原にある避暑地です。敷地面積700㎡を超える巨大なフラワーガーデンが存在します。自然のなかで、のんびり休暇を過ごすのに最適なリゾートです。
フーコック島
ホーチミンから飛行機で約1時間、タイランド湾に浮かぶ島です。ヤシの木が並ぶ南西の海岸に、白砂のビーチとリゾートがあります。「ベトナム最後の秘境」とも言われている島です。
コンダオ島
ホーチミンから飛行機で約1時間、ベトナム南部に位置する島々の中で最も大きな島です。真っ白なビーチと青い海のコントラストが大変美しい場所です。他のリゾート地と比べて、あまり開発が進んでおらず、そのままの自然を満喫できます。
コンダオ島にはシックスセンスホテルという超一流ホテルがあるので、そこに宿泊もおすすめです！
まとめ
いかがだったでしょうか？みなさんの旅行のプランに合う場所は見つかりましたでしょうか。
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ベトナムには見ておくべき美しい景色がたくさんあります。この記事が、素敵なベトナム旅行へのお手伝いになれば幸いです。
