ベトナムの麺料理といえばフォーだと思う人は多いと思います。しかしベトナムには、フォーだけでなく他にもたくさんの麺料理があるのです。
そこで今回は、ベトナムにある麺料理を10種類に分けてご紹介します。
実はベトナム人はあまりフォーを食べない
ベトナムの麺料理といえばフォーと思う日本人は多いと思います。しかし、ベトナムの人はあまりフォーを食べません。なぜならベトナムにはフォー以外にもたくさんの麺料理があるからです。
フォーは米粉から作られた麺ですが、ベトナムは世界トップクラスの米の生産国なため、フォー以外にも米粉で作られた麺が多くあります。また原材料が米だけでなく、タピオカや豆などから作られる麺もあります。調理工程によっても麺の種類が違います。
ではベトナムにはフォー以外にどのような麺があるのでしょうか。
ベトナムの麺料理①フォー(phở )
フォーは米粉麺から作られている麺です。フォーは北部発祥の麺料理で、切り麺なので平麺になるのが特徴です。フォーは牛や豚肉と合わせて食べることが多いです。
フォーを使った代表的な料理
・フォーボー(牛肉のフォー)
・フォーガ(鶏肉のフォー)
・フォーサオ(焼きフォー)
ベトナムの麺料理②ブン(Bun)
ブンは米粉麺から作られています。ブンは押し出し麺で、縮れ麺になったり太麺・細麺のように合わせる料理によって綿の形態が変化するのが特徴です。ベトナムの人はフォーより料理よって変えられるブンの方が多く食べます。
ブンを使った代表的な料理
・ブンカー(魚のスープ)
・ブンマム(発酵と酸味の効いたスープ)
・ブンチャー(つけ麺スタイル)
ベトナムの麺料理③フーティウ(Hu Tieu)
フーティウは米粉麺で、ベトナムの南部でよく食べられています。フーティウは白く細い麺で、乾麺なのでコシがあるのが特徴です。
フーティウを使った代表的な料理
・フーティウ・ナムヴァン(具材ミックススタイル)
・フーティウ・コー(スープのないフーティウ)
ベトナムの麺料理④ミエン(Miến)
ミエンはベトナムの春雨になります。細く透明な麺で、緑豆が原料として使われています。ミエンは鶏肉のスープや焼き春雨が定番です。
ミエンを使った代表的な料理
・ミエンガー(スープ春雨)
・ミエンサオ(焼き春雨)
ベトナムの麺料理⑤バイン・カン(Bánh canh)
バイン・カンはタピオカ麺を指し、タピオカ粉と米粉麺を合わせて作られる麺です。丸い太麺で半透明な麺で、モチモチした食感が特徴の麺になります。
バイン・カンを使った代表的な料理
・バイン・カン・クア(蟹の入ったスープ麺)
・バイン・カン・ゲー(ワタリガニの入ったスープ麺)
ベトナムの麺料理⑥ミー(Mi)
ミーはベトナムの中華麺で、小麦粉に卵を混ぜた麺になります。ミーは味付けや一緒に合わせて食べるもののバリエーションがたくさんあります。
ミーを使った代表的な料理
・ミーサオ(ベトナム風焼きそば)
・ミーバンタン(ワンタン麺)
ベトナムの麺料理⑦バインダー(Banh Da)
バインダーはベトナム北部にある港町ハイフォンのご当地麺です。平麺で、麺の中にサトウキビを練り込んでいて茶色い麺になります。
バインダーを使った代表的な料理
・バインダークア(蟹味噌出汁のラーメン)
ベトナムの麺料理⑧ミークアン(Mi Quang)
ミークアンはダナンなどのベトナム中部のご当地麺です。太く平たい麺になっています。割砕いたせんべいを入れるスタイルが主流です。
さらに、クレソン、肉、野菜、魚介類などと一緒に合わせて食べます。
ベトナムの麺料理⑨ブンボーフエ(Bún bò Huế)
ブンボーフエはベトナム中部にあるフエのご当地麺になります。ブンの太麺を使って牛肉と一緒にあっさりしたスープで食べる料理になります。
ベトナムの麺料理⑩カオラウ(Cao Lau)
カオラウはベトナム中部にあるホイアンのご当地汁なし麺です。カオラウは米粉からできている太麺で、焼き豚がトッピングされているのが特徴的です。
まとめ
いかがでしたか。今回はベトナムの麺料理をご紹介しました。ベトナムでは実はフォーよりブンの方が一般的であったり、フォーとは違う麺がたくさんあります。
麺の種類によってさまざまな調理法があるので、気になった方はそれぞれの麺を使った料理もぜひ調べてみてください。
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