ベトナム最大の商業都市ホーチミンでは、巨大なショッピングモールが毎年続々とオープンしています。特に中心地のホーチミン1区は、街中の至る所にモールが点在しており、週末になると大勢のローカルや観光客で賑わいます。
今回は2024年最新のショッピングモール事情をお伝えするとともに、施設に入居している人気ブランドやお土産店なども紹介していきます。ベトナム旅行に訪れたら、ショッピングモールを上手に活用して、観光やお買い物を楽しみましょう!
ベトナムのショッピングモールの基本概要
急速な経済成長が続くホーチミンでは、労働人口の集中や生活水準の向上などにより、ショッピングモールの開発が急務となっています。その中でも、ベトナム資本の大型ショッピングモール「ビンコムセンター」の発展は著しく、2020年時点で国内に70店舗以上を展開しています。
近年は外資参入も盛んになり、日本からは「イオン」や「高島屋」の進出に始まって、2020年は「ユニクロ」がベトナム最高層ビル・ランドマーク81内に3号店をオープンしました。ホーチミンに住んでいるローカルは勿論、日本人在住者にとっても便利な場所として、日々進化しているのです。
ショッピングモールの便利な活用方法
そんなベトナムのショッピングモールは、旅行者にとっても心強い存在です。スリ・ひったくりの心配が少ない、クーラーの効いた屋内で過ごせる、清潔なトイレを無料で使える、安全なATMからお金を引き落とせる、適正価格で商品が買える、レストランやカフェで休憩できる、安全なタクシー乗り場を利用できる…などなど、挙げるとキリがありません。
特にホーチミン1区にあるショッピングモールは、アクセス・規模・品揃え・ホスピタリティ全てにおいて申し分なし。旅行者の皆さんには積極的に活用してほしい施設ばかりです。それでは次に、数あるショッピングモールの中でも特にオススメしたい10店舗を紹介していきます。
ホーチミン1区のショッピングモール①ビンコムセンター(Vincom Center)
引用:公式サイト
青いツインタワーが目印の「ビンコムセンター」は、ホテルやお土産店が並ぶドンコイ通りに面したショッピングセンターです。250以上のブランドが入居しており、「ZARA」「H&M」「GAP」「MANGO」といった海外アパレルブランドが勢揃い。
スーパーマーケットの「VinMart」でお土産を購入したり、地下のレストラン街にある「Món Việt 88」や「Wrap&roll」でベトナム料理を堪能したり、タピオカが有名な「Gong Cha」に立ち寄ったりと、ベトナム旅行でやりたい事が一通り完結してしまう便利なスポットです。
正面にある広場周辺には、ココナッツウォーターやアイスを売る屋台が出現し、夜は若者やカップルが遅くまでたむろしています。ホーチミンの最先端からローカル感まで楽しめるショッピングモールとなっているので、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
<アクセス情報>
ホーチミン1区のショッピングモール②パークソン(Parkson)
ビンコムセンターからレタントン通りを挟んで、すぐ向かいにあるのがマレーシア系百貨店「パークソン」です。以前は人もまばらでしたが、2020年にユニクロのベトナム1号店がオープンしてから一転。
3フロアを占める巨大売り場に商品がびっしりと並び、ベトナム中から買い物客が押し寄せるほどに賑わいました。ここで外せないのが、ベトナム限定デザインのTシャツです。オートバイや笠帽子+ミッキーマウスがプリントされたもので、1枚1,000円弱で買えてお土産にぴったりです。(フロアガイドなど詳細はこちら)
パークソンの周辺には、ホーチミン像やオペラハウス、人民委員会庁舎などの観光名所が密集しているので、炎天下を歩き回って疲れたら、休憩がてら立ち寄ってみる事をオススメします。
<アクセス情報>
ホーチミン1区のショッピングモール③サイゴンガーデン(Saigon Garden)
ビンコムセンターやパークソンから歩いてすぐの、グエンフエ通り沿いにある「サイゴンガーデン」は、文字通り庭園のような商業施設です。1階には「Starbucks」「KOI Tea」といったカフェ、2階以上はレストランが入居しており、施設内の無料のトイレを利用するのに便利です。
お土産にはスタバのベトナム限定グッズがオススメですが、サイゴンガーデン店はやや狭く混雑しているため、近くにあるパスター通り店を覗いてみてください。サイゴンガーデンは夜になるとライトアップされて、中庭もロマンティックな雰囲気になります。写真を撮りに行くだけでも楽しいですよ。
<アクセス情報>
ホーチミン1区のショッピングモール④高島屋(Saigon Centre)
高層ビルのサイゴンセンターに入居している「高島屋」は、200以上のブランドが集う高級ショッピングモール。巨大なデパ地下には、ハス茶が買えるお茶専門店「PHUC LONG」、ダナン発のチョコレート「Pheva」、ダラット土産店「L’angfarm」、MAROUやALLUVIAチョコを扱う高級スーパー「Annam Gourmet Market」があり、食料品のお土産を一通り購入できます。
ベトナム随一のおしゃれカフェ「RUNAM」では、コーヒー豆や専用のフィルター、マグカップなども揃っていて、ちょっと良いギフトが欲しい方にオススメです。
高島屋へのアクセスは、ドンコイ通りから歩いて10分。付近には雑貨店が建ち並ぶレロイ通りやパスター通りがあるので、色々なお店をハシゴした後に立ち寄ってみましょう。夜は屋上庭園からビテクスコタワーがよく見えるので、気になる方は要チェックです。
<アクセス情報>
ホーチミン1区のショッピングモール⑤サイゴンスクエア
ローカルの若者が集まる「サイゴンスクエア」は、洋服・靴・カバンなどのファッション系に特化したショッピングセンターです。安くて豊富な品揃えに加え、センスの良い掘り出し物が見つかる事も多く、市場感覚で買い物を楽しめます。値札が無い店もあるので、どんどん値切り交渉して安くまとめ買いしましょう。
両替所も完備しており、軍資金が無くなった方はそちらでチャージできます!個人的にはベトナム感のあるTシャツや、アジアっぽい刺繍のブラウスがお土産にオススメです。
サイゴンスクエアは高島屋から道路を挟んで向かいにあり、ベンタイン市場からも徒歩3分という好立地にあります。特に洋服が欲しい方は、市場よりも先にサイゴンスクエアを見学する事をお勧めします。さらに詳しい情報はこちらをご覧ください。
<アクセス情報>
ホーチミン1区のショッピングモール⑥ビテクスコフィナンシャルタワー
ホーチミンのランドマークといえば、約270メートルの高さを誇る「ビテクスコフィナンシャルタワー」です。内部はオフィスやメーカー直営のストア、レストランなどが入居する近代的なショッピングセンターとなっていますが、やはり展望台の「スカイデッキ」が大人気。
ここでは特に買い物せず、スカイデッキから夜景を眺めたり、50階以降にあるカフェやレストラン、バーで過ごすのが王道と言えるでしょう。
ビテクスコフィナンシャルタワーはドンコイ通りから徒歩10分。夜11時過ぎまで営業しているので、空き時間にささっと行けて便利です。ホーチミン観光に訪れたら、ぜひ一度は立ち寄ってほしい名所です。(ビテクスコでの夕日鑑賞ツアーもあります)
<アクセス情報>
ホーチミン1区のショッピングモール⑦ダイヤモンドプラザ(Diamond Plaza)
サイゴン大教会の裏手にある韓国系ショッピングモール「ダイヤモンドプラザ」は、いわゆる高級百貨店で、海外ブランドのコスメ・香水・時計などを扱っています。フードコートは馴染みのお店も多く、「Baskin Robbins」や「ロッテリア」を始め、中華や韓国料理も揃っています。
本場のベトナムコーヒーが飲めるカフェ「Trung Nguyen Coffee」や、安くて美味しいローカルカフェ「Highlands Coffee」もオススメ。街歩きに疲れたら、冷たいカフェオレやスイーツと共に休憩しましょう。
ドンコイ通りからダイヤモンドプラザへは徒歩10分。道すがらオペラハウス、人民委員会庁舎、サイゴン大教会、サイゴン中央郵便局など主要な観光スポットを通るので、一通り見学した後にコーヒーを飲んでゆっくり休むのが良いと思います。
<アクセス情報>
ホーチミン1区のショッピングモール⑧ユニオンスクエア(Union Square)
引用:公式サイト
人民委員会庁舎のすぐ向かいにある「ユニオンスクエア」は、世界中の高級ブランドが集結したショッピングモールです。ここでは買い物よりも先に、写真撮影を済ませましょう。
真っ白で美しいフレンチスタイルの建築、巨大な窓枠にはめ込まれたステンドグラス、見事な大理石のフロア…まるでお城のようですが、公式サイトに掲載されている100年前の外観と比べると、やや当時の名残が感じられて、不思議と懐かしい気持ちに浸れます。
夜はライトアップされるので、夜景を撮りたい方にもオススメです。
引用:公式サイト
<アクセス情報>
以上がホーチミン1区にあるショッピングモールとなります。どのお店も外国人観光客が多く、初めてのベトナム旅行でも気兼ねせず訪れる事ができると思います。これらの他にも、1区以外のエリアでは在住者に人気のショッピングモールがあります。以下のとおり簡単にご紹介します。
その他ショッピングモール①ランドマーク81(Landmark 81)
ベトナムNo.1の高さを誇る高層ビル「ランドマーク81」は、ホーチミン・ビンタイン区にある商業施設です。ショッピングモール、アイススケートリンク、映画館、そして81階の展望台が目玉スポットとなっており、休日は家族連れで賑わいます。
日本からは「ユニクロ」や「CoCo壱番屋」が出店しており、日本人在住者からも注目が集まっています。
<アクセス情報>
その他ショッピングモール②クレセントモール(Crescent Mall)
高級住宅街があるホーチミン7区では、巨大ショッピングセンター「クレセントモール」が買い物の定番スポットとなっています。ローカル感を完全に払拭した佇まいで、ベトナムにいる事を忘れてしまう充実ぶり。夜は施設や近隣にある湖がライトアップされて、さらに都会的な雰囲気になりますよ。
<アクセス情報>
まとめ
いかがでしたでしょうか。こんなにたくさんのショッピングモールがあるなんて、ホーチミンに来る前は全く想像もつかなかった筆者ですが、今では毎週お世話になっています。
やはり日本に近しい環境に身を置くと、海外旅行ならではのストレスや緊張感から解き放たれ、快適なショッピングを楽しめると思います。皆さんもホーチミンに訪れたら、ぜひ積極的にショッピングモールを活用してくださいね!