みなさんこんにちは。コロナも開け、ビザも緩和されたたため、日本からの直行便でアクセスもしやすいベトナム旅行をお考えの方も多いのではないでしょうか。
ベトナムの北部、首都ハノイも最近若い学生さんも含め観光客が増えてきました。ハノイ観光と言えば少し遠出してハロン湾に行かれる方が多いのですが、北部にはハロン湾以外にもニンビンというおすすめ観光地があります。
今回はその穴場観光地ニンビンへのアクセス方法についてご紹介いたします。チャンアンやタムコックがあるのがニンビン省、実はハロン湾より近いのです!!!笑
行ってみたいけど行き方がわからない!そんな問題を解決します。ニンビンの観光をお考えの方はぜひご一読ください。
ニンビン省とは
ハノイから車で休憩を入れて2時間半ほどで着くベトナム北部の有名観光地です。2014年にチャンアンやホアルー遺跡群が「世界複合遺産」に登録され、今はハロン湾に継ぐ大人気スポットとなりました。
ノスタルジックな雰囲気が漂う手漕ぎボートでの川下りや、タムコックを見下ろせる絶景トレッキングなど幅広く楽しめるのがニンビン省です。以下よりニンビンの代表的な観光地を2つご案内します。
代表的な観光地①チャンアン
チャンアンはハロン湾と同じく巨大な石灰岩がそびえ立つニンビンの顔とも言える渓谷です。2014年にその景観の美しさから世界複合遺産に登録されています。
チャンアン渓谷全体には大小合わせ48もの鍾乳洞がありますが、実際に見れるのは最大9個まで。川下りコースは3種類あり、見れる鍾乳洞の数も違うので個人で行かれる場合は乗船前にルートの確認をしましょう。
実はチャンアン、海外特有の執拗な物売りがいないということも魅力のひとつです。何気ないポイントですがこの差は満足度にかなり影響します。
「あれ、嫌なんだよな…」と少しでも思ったことのある方は断然チャンアン派だと思っております(笑)。
最近はキングコングのロケ地になったことでも有名な観光地です。
チャンアン
観光スポット | チャンアン |
営業時間 | 6:00-17:30 |
休業日 | なし |
入場料 | なし |
竹ぶね乗船料 | 大人:250,000vnd /人 子供:100,000vnd /人 1隻4人まで。4人分払うと1隻貸切可能。 |
コース | ①9つの洞窟と3つの祠や寺院を巡るルート。 ②4つの洞窟と3つの祠や寺院を巡るルート。 ③3つの洞窟と3つの寺院を巡るルート。 |
その他 | マナーとして小舟の船頭さんにチップ1人あたり50,000vndほどお渡しください。 |
代表的な観光地②タムコック
タムコックはチャンアンと並ぶ2大川下りスポットの1つです。チャンアンと比べタムコックは川幅が狭く、すぐ横には稲が植えられているのでチャンアンとはまた違ったのどかさが魅力です。
特に稲が青々としている時期や収穫前の金色の時期は更に美しくなります。ちなみにタムコックはベトナム語で「3つの洞窟」という意味だそうです。
その名の通り川下りでは3つの洞窟を潜ります。薄暗い洞窟を抜けると綺麗な景色が一面に広がる感じがなんとも最高です。
タムコック
観光スポット | タムコック |
営業時間 | 7:00-17:30 |
休業日 | なし |
入場料 | 大人:120,000vnd /人 子供:60,000vnd /人 |
竹ぶね乗船料 | ボート1台150,000vnd (1隻に外国人2人まで) |
コース | 船着場から進み、折り返し地点でUターンして戻る直線型のコース。 所要2時間ほど。 |
その他 | マナーとして小舟の船頭さんにチップ1人あたり50,000vndほどお渡しください。 |
ニンビン省までの移動方法は?
①列車
ニンビンへの1つ目の交通手段は列車です。列車のメリットは抜群の「THE 旅感覚」を味わえることではないでしょうか。ゆっくりではありますが雰囲気と価格のバランスが最強でバックパッカーなどにおすすめです。
ハノイ駅からニンビン駅までは少しレトロな列車に乗車し、約2時間ほど揺られると到着します。時期にもよりますが往復1日4~5本ほどしか運行していないので、予め列車を決めておきましょう。
私は他の東南アジア諸国でも列車は何度か乗ったことがありますが、ベトナムの列車は意外に綺麗です。(もちろんシートクラスにもよります。)
私が乗車した「ソフトシート」はLCCのシートと似たような形をしていて、折りたたみ式のテーブルや充電用の電源もありました。
列車の乗り方を解説
1.チケット購入
まず乗車する便を決めます。ニンビンまでは往復1日4−5本ほどの列車が出ています。ベトナム国鉄のホームページでも販売しているのですが、お支払はベトナム国内で発行されたカードがメインで、旅行者はなかなか買うことができません。
そうなると購入方法は2つです。駅のチケットカウンターに行って買うか、現地旅行代理店で手配するか、です。
弊社でも各都市へのベトナム統一鉄道のチケットやサパへの寝台列車もお手配も可能です。
列車でのアクセスをご希望の場合はお気軽に弊社へお問い合わせくださいませ。現地常駐の日本人スタッフがご対応させていただきます。
チケットをPDFファイルでお送りしますので日本でもお受け取り+印刷が可能です。
2.駅へ向かう
チケットを入手したら駅へ向かいます。駅には列車出発の30分ほど前にはご到着ください。改札に立っている駅員さんにチケットを渡し、QRコードでの確認が完了するとホームへ入場です。
3.座席を確認して着席・出発
列車番号と座席番号を確認し着席、乗車完了です。ベトナムの列車は案外時間に正確なので定刻になると出発します。
*海外旅行あるあるですが、自分の座席に別の人が座っている可能性があります。その際はチケットを見せて、自分の席であることをしっかりアピールしてください。
4. そろそろ到着です
2時間程うとうとしていると「次はニンビン駅です」という車内アナウンスが流れます。ベトナム国鉄は車内アナウンスがベトナム語の他かに英語でも流れるので、とても助かります。これでニンビン到着です。
②バス
ニンビンにはバスでのアクセスも可能です。ハノイの旧ニッコーホテル、Hotel Du parc Hanoiの前からニンビンまで予約制のリムジンバスが片道一人150,000vndで運行しています。
USB充電可能+リクライニング可能のリムジンバスですがこちらは前日までの電話予約制。電話番号が某ガイドブックでも掲載されていますが、予約はベトナム語のみの対応です。
日本人旅行客にはハードルが高いので、ホテルなどに予約をお願いするのがいいかもしれません。
ちなみに、ニンビンでの滞在先や観光先などを告げるとそこまでピックアップに来てくれます。その後営業所の前でリムジンバスに乗り変えて出発です。
料金はバスに乗車後に手渡しで支払う形でした。片道1時間半ほどでhotel Du parc Hanoi前に到着して解散です。
移動は楽チンなのですが、やはり予約手続きに手間がかかるのが難点かと思います…。乗車前には確認の電話がかかってくるので、海外で電話を使用できる状態&ベトナム語が必要です。
ベトナム通にはオススメですが初めての方はバス利用は避けたほうが無難かもしれません。
③ツアー
先にご紹介した列車やバスの難点は駅から観光地やレストランまで移動する際に、どうしてもタクシーの乗車が必要な点かもしれません。
ベトナムのSIMカードを入れている方は便利なタクシー配車アプリの「GRAB」をダウンロードすれば快適に利用ができるのですが、そうでもないと気力を使いますよね。交渉に慣れない日本人ぼったくられる可能性が高く、かなり疲れます。
そんな時には思い切ってツアーに参加するのがオススメです。なんだかんだご自身のホテル出発&帰着になるので楽チンですし、ガイドがつくので個人旅行と比べると満足度が違います。
弊社でも上記でご紹介した「チャンアン」と「タムコック」の日本語ツアーをご用意しております。
チャンアンツアーはお一人様$96、タムコックツアーは$75でご参加可能で、それぞれニンビンのホアルー遺跡とのセットでのご案内いたします。
特にチャンアンツアーは4つ星ホテル内でのご昼食をご用意しておりますので、清潔感のある場所でゆっくりご昼食をお召し上がりいただけます。
ツアー派だなという方はぜひ一度弊社のツアーもチェックしてみてください!
④車のチャーター
最後のアクセス方法はハノイから専用車をチャーターしてしまう方法です。さすがに街中のタクシーを約100km離れたニンビンまでチャーターするのは勇気がいります。
弊社では車だけ必要なお客様のためにドライバー付き専用車の手配も行っております。ベトナムのご友人と行く場合などにおすすめなドライバーと車のみをチャーターするプランです。
ちなみにハノイ-ニンビン間で4人乗り乗用車(最大3人まで)を夕方までチャーターした場合は約$90〜ほどです。
完全お見積り制ですので事前にスケジュールなどをご明記の上、お申し込みくださいませ。
結局何がおすすめなのか?
上記でご紹介した移動方法について表にまとめてみました。
バックパッカーなどのコストを抑えた旅には列車が、安全や満足度の高い旅行をお求めの方にはツアーがおすすめです。
ハノイ在住の方にはバスや専用車も良いかも知れません。ご自身の旅行スタイルに合ったアクセス方法をお選びください。
所要時間 | 料金 | 利便性 | 必要なもの | その他 | |
列車 | ◯ | ◎ | ◯ | ベトナム発行のクレジットカードまたはVND現金 | 弊社手配の場合、日本円でのお振込 |
バス | ◯ | ◎ | △ | ベトナムの 電話番号 |
前日までの電話予約制
ベトナム語のみ対応 |
ツアー | ◯ | △ | ◎ | なし | 日本語ガイドでのご案内 |
専用車 | ◯ | ◯ | ◯ | なし | 弊社手配の場合、スケジュールを明記してお申し込み |
ハノイに来たらニンビンへ!!!
今回は人気急上昇中の観光スポット「ニンビン」へのアクセス方法をご紹介しました。ベトナム北部観光地と言ったら「ハロン湾」と「ニンビン」の二本柱です。
今のところ人気ナンバーワンはハロン湾なのですが、私は絶対ニンビンをおすすめします。とりあえずニンビンの中でもご紹介したチャンアンを激推ししておきます。笑
綺麗な景色を楽しみたい方、旅行でリフレッシュしたい方、穴場スポットを攻めたい方は絶対ニンビンです。(↑これは絶対海派の私がニンビンを気にいるほどなので、信憑性高めです。笑)
まだまだハロン湾に比べれば観光客が少ないのでゆったりできるかと思います。旅気分を味わうためにご自身で行かれるもよし、ツアーで確実に攻めるもよしです。
ニンビンはチャンアンやタムコック以外にもバイディン寺などの素敵なスポットがあるので、ぜひハノイへご旅行の際は訪れてみてください。それでは良い旅を〜〜♪