【世界遺産】ベトナム・ホイアン旧市街の人気観光スポットまとめ|チケット利用方法、おすすめスポットのご紹介

こんにちは！ダナン・ホイアン支店の土屋です。

ベトナムには歴史的または自然豊かな全部で8つの世界遺産が登録されており、その中でもベトナム中部には4つの世界遺産が集まっております。その中でも今回は、ホイアン旧市街のおすすめ観光スポットと旧市街内の観光に欠かせない観光チケットの使い方に関してご紹介したいと思います。

ホイアン基本情報

ホイアンとは

ベトナムの中部に位置するホイアンはダナン中心部から約40分南へ下った場所に位置しており、ダナンから日帰りで行ける人気観光地、インスタ映えの都市としてベトナム中部の観光には欠かせない重要な都市として栄えています。

ベトナム戦争で攻撃を受けなかったため、16世紀から現在まで400年以上も変わらない街並みが残されています。ベトナムの大都市が近代化の影響を受け多くの高層ビルが建設されていく中で昔の面影を残した貴重な遺産と認められ、1999年にユネスコが文化遺産として世界遺産に登録しました。

日本との友好関係

16世紀後半に国際貿易港として発展したホイアンは、古くから日本と交易しており多くの朱印船が来航していました。16世紀末の最も栄えていた時代には1000人以上が暮らしていた日本人街がありました。日本との交易は約30年続きましたが、日本の鎖国が始まり往来が無くなりましたが、その名残は現代でも「日本橋(来遠橋)」として現在でもホイアンの歴史的観光スポットとして残されております。詳しくは後ほどご紹介！

その他にも、当時の日本人が伝えた日本の建築技法や伊勢うどんをルーツとした名物料理「カオラウ」が受け継がれており、当時の友好関係の深さがわかります。

チケットの利用方法

チケット情報

そんな歴史が色濃く残るホイアンは昔ながらの古き良き街並みを後世に受け継ぐため、入場チケットの購入が必須となります。このチケットではホイアンの名所である20箇所以上の歴史的観光スポットに入場することが出来ます。こちらのチケットは各施設に入場するごとに1人1枚回収されます。

チケットの購入方法

入場チケットはホイアン市内に複数設置されている10箇所のチケットセンターにて購入可能です。ここ以外で極稀に手売りしてくるベトナム人も居ますが、ボッタくりや正規チケットでないので使えないので注意してください。

チケットセンターのスタッフは基本的にベトナム語と英語しか話せませんが、カウンターには日本語のパンフレットが設置されているので活用してみてください。

ホイアン観光チケットセンターの一覧はこちら

チケット料金

このセットは1人1セット買わなければいけないわけではなく、他の人と共有することが出来るので例えば、「日本橋」に5人のグループで行きたいとなれば1セットを買うだけで行くことが可能ですが、ホイアン市内にはチケットが必須の観光スポットが多くあるので、1人1セット買うことをおすすめします。

半日で回れる人気おすすめの観光スポット5選

ランタンの幻想的な街として人気のホイアン旧市街ですが、街中で会う日本人観光客によく、「日中のホイアンで何かやることありますか？」と聞かれます。そんな方のために日本人に人気の旧市街チケット利用の観光スポットを厳選してご紹介いたします。これを見れば夜までの時間が充実するでしょう。

日本橋 (来遠橋) – Lai Vien Kieu –

ホイアンの観光スポットの中で最も有名と言っても過言ではない日本橋。この橋は1000人を超える日本人が移住していた日本人街と中国人街を結ぶために16世紀末に日本人が建設した石橋です。内装には日本と中国の様式を用いており、18mの橋の中央部分には貿易として発展していたということで航海の安全祈願の寺院があります。

この橋はベトナムの20,000vnd紙幣の裏にも描かれており日本とベトナムの友好の深さが見て取れます。橋の中のランタンには日本語で「ホイアン」と書かれている物も。

日本橋の情報

福建會館 – Hoi Quan Phuc Kien –

約300年前に中国からホイアンに移住してきた華僑の人たちによって中国福建省の出身者の集会所として建てられた艶やかな色で装飾されている福建會館。また集会所としてだけでなく奥には祭壇があり寺院としての役割もはたしており、海難事故から身を守ってくれると言い伝えられています。

ホイアン旧市街では多く場所で中国の文化を感じることがありますが、福建會館は特にその色が強い観光スポットとなっております。庭園の左側には万里の長城のミニチュアがあるので記念撮影にぜひ。

福建會館の情報

タンキーの家 (進記家) – Nha Co Tan Ky –

約200年前に建てられたとある漁師の家は、外壁こそホイアンによくある黄色無地の壁となっていますが、タンキ―の家がここまで名が知られた理由はその内装にあり、家の柱や梁(柱の上にある屋根を支える材)の美しさはホイアンで1番の呼び声が高いです。

建築様式に特徴があり、日本、中国、ベトナムの様式に加え、一部には西洋の建築技法も取り込まれています。ホイアンで一番最初に登録された世界遺産として今もなお絶大な人気を誇る建築物です。

タンキーの家の情報

海のシルクロード博物館 (貿易陶磁博物館) – Bao Tang Gom Su Mau Dich –

かつて国際貿易港としてベトナムの物流において大切な役割を担っていたホイアン。海のシルクロードの寄港地となっていたため、多くの交易品がホイアンには運ばれてきました。館内には、ホイアンから30分ほど沖に出たチャム島の付近で発見された沈没船から見つかった発掘品などが展示されています。

当時のベトナムの主な輸出品は陶磁器でベトナムから世界に輸出した歴史が地図などにまとめられています。2階のテラスからは風情溢れる街並みがご覧いただけます。

海のシルクロード博物館の情報

フーン・フンの家 (馮興家) – Nha Co Phung Hung –

日本橋を渡ったすぐの所にあるフーン・フンの家。この古民家には今もなお子孫が実際に生活しておりますが、観光客向けに一般公開もされています。当時の家主は貿易商人で、中庭がついている家を建てるほどの財力がありました。そのため旧市街有数の美しい建物として人気を博しております。

また建築様式も注目されており、タンキーの家同様に越日中の3カ国の様式を取り入れた造りになっております。ベトナムでは繁栄、日本では権力、中国では幸運の意味を持つ鯉の装飾が施されており、3カ国それぞれの意味が相まって装飾されました。

フーン・フンの家の情報

まとめ

チケットの利用方法、おすすめの観光スポットのまとめ、いかがでしたでしょうか。

ホイアンは毎年雨期になると度々洪水の被害を大いに受けており、各観光スポットも年々老朽化しています。将来的に全面改修され新しく作り変えられるといった噂もあるので、現在の姿を見られるのは今だけかもしれません。ホイアンはランタンの街として有名ですが、その他にもたくさんの見どころがあるので、ベトナム中部に来たらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

展示品や建物の説明は基本的にベトナム語or英語です。歴史の内容を少しでも知るだけでホイアンの風情の味わい深さが一層増します。ホイアンの人気観光スポットをめぐるホテル送迎＋日本語ガイド付きのツアーもございますので気になる方は是非チェックしてみてください。

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