皆さん、シンチャオ!ハノイ支店スタッフのあずまです。
本日はベトナム土産の定番「バッチャン焼き」の生産地「バッチャン村」を紹介します。あずまイチオシ、特に女性にオススメのハノイの観光スポットです!
その1 ガイドブックで見かける、バッチャン村ってどこ?
バッチャン村はハノイ市内中心部から南東へ13キロほど進んだところにある、人口わずか5,000人ほどのザーラム県(Gia Lam)の小さな村です。ハノイ市内から車で30~40分ほどで気軽に行くことができます。
村では焼き物を多く生産しており、それらはベトナム土産の定番品「バッチャン焼き」として人気を博しています。食器を始め、大きな壺や花瓶、コースターや箸置きなどの小物、なんでもあります。
バッチャン焼きが一番の魅力ですが、その街並みも魅力の1つ。観光スポットにしてはレストラン、カフェはほとんどなく、ローカル感が溢れています。
その2 バッチャン村の長い歴史
11世紀にハノイに遷都されたとき、陶器作りに適した白い粘土がとれる土地として、バッチャン村ではすでに陶器作りが行われていました。本格的に陶器作りが盛んになり始めたのは15世紀頃、今から遡ること700年以上も前です。
村が紅川のすぐ側にあることから、バッチャン焼きは世界各国へ輸出されました。日本では「安南焼き」と呼ばれ、あの千利休を始めとする多くの茶人に愛用されていたそうです。
バッチャン焼きは金魚、竹、菊、トンボ柄などの素朴な絵柄が定番ですが、このトンボ柄はかつて日本人がオーダーしたことが始まりとのこと。バッチャン焼きがこんなに日本と関わりが深いなんて、意外ですよね!
その3 行ってみよう!バッチャン村へのアクセス方法
まずバッチャン村へ行くには、3つの方法があります。
タクシー
たくさん買い物をしたい、行きたい店が決まっている、という方にぴったりなのがタクシー移動。半日ほどチャーターしてしまえば、使いたい放題です。
料金は往復+待ち時間料金で700,000ドン(約3,500円)ほどでしょうか。バッチャン村ではタクシーを拾うことが難しいので、往復のチャーター手配が断然楽ちんです。
ホテルのスタッフにお願いし、タクシーを呼んでもらうのが一番安心ですね。街中で捕まえたタクシーで行くのは、ぼったくりなどのリスクを考慮しオススメできません。
バス
料金重視、とにかく安く行きたいという方には、公共のバスがオススメ。ハノイ市内ではバッチャン村行きのみならず、超格安で様々な路線に乗れます。バッチャン村まではなんと1人片道7,000ドン(約35円)と破格・・・!
乗り方さえマスターしておけば、こっちのもんです。バスには全て路線ごとに番号が振り分けられており、バッチャン村行きバスは47A番です。バスの正面の電光掲示板に47A、バス停にも「47A DI BAT TRANG(バッチャン行き)」と記載があります。
旧市街近くのロンビエンのバスターミナルから乗ることができます。
ホアンキエム湖から北へ徒歩15分くらい。バスは曜日によって若干異なりますが、朝5時頃から夜20時頃まで20分間隔で運行しています。
乗車すると車掌さんが料金の回収をしにくるので、車掌さんに7,000ドンを渡してください。こういう小さい額を支払う際に大きい紙幣(50万ドン札、20万ドン札)を出すと、受け取ってくれないことがしばしばあります。
なるべくちょうど出せるように事前に細かい紙幣を用意しておきましょう。あとは終点まで乗っているだけで、バッチャン村内のバッチャン焼き市場付近に到着します。
地元民もよく利用するバスなので、ローカル体験も兼ねて乗ってみるのはいかがでしょうか。
バッチャン村 ツアー
一番手軽に、効率よく行けるのが旅行会社のツアー参加です。弊社のツアーなら日本語ガイド、移動車、それに加え絵付けを体験が含まれていて、一人当たり$62~となっております!ハノイ市内中心部であればホテルまでの往復送迎も含まれます。
あずまイチオシの素敵なお店も訪問するので、魅力的なバッチャン焼きに巡り合えること間違いなし。お財布の紐をきっちり締めておかないと、大量買いしちゃうかもですよ・・・!
昼食無しの半日ツアーなので、午後もたっぷりとハノイの観光に時間をとることができます。弊社のベトナム人ガイドたちが日本語でご案内します。現地ガイドならではのベトナムのお話も聞けちゃうかも😉
その4 現代的なニューバッチャン焼き
本来のバッチャン焼きは、上の写真のような白の陶器に藍色の絵付けをした素朴なものです。しかし近頃では、耐熱加工が施され使い勝手が良く、デザイン性に優れた「ニューバッチャン」なるものが存在します。
ニューバッチャンは形や柄、色使いも様々で、これがまたかわいいんですよね!バッチャン村では伝統的なオールドバッチャン取り扱いの店が多いですが、以下でオススメするショップにはニューバッチャンも取り揃えています。
その5 あずまお気に入りのお店
プライベートでもバッチャン村に通い始めたあずまが、すっかり虜になってしまったお店を紹介します。
LC HOME
ハノイ市内の土産物屋でもたまに見かけるLC HOMEの商品。え~、じゃあわざわざバッチャン村に来なくても街中で買えばいいじゃん、と思ったそこのあなた。
LC HOMEの店舗では、街中で買うよりも断然お得に買うことができるのです。小さなコップは60,000ドン(約300円)くらいで買えちゃいます、なんてお買い得。
店内は洗練されたインテリア、鯉が泳いでいてまるでどこかのアトリエのようです。広い店内には新旧の種類豊富なバッチャン焼きが売られています。綺麗でバッチャン焼きを、安く買いたいならLC HOMEへ!
LC HOME (エルシーホーム)
住所 | 18 xom 5,Bat Trang,Gia Lam,Hanoi |
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電話番号 | +84(0)24 3878 8222 / +84(0)978 978 686 |
クレジットカードの利用 | VISA・MASTERのみ対応 |
営業時間 | 8:30~16:30 |
定休日 | 日曜日 |
※クレジットカードは利用できない場合もございます。念のため現金をご用意ください。
KLAYY HOME
こじんまりとした素朴な見た目が特徴のお店。店内は少し狭いですが、所狭しとバッチャン焼きが並んでいます。このお店の商品は、全体的にかわいい雰囲気で特に女性にオススメです。
お店の奥には、バッチャン焼きのタイルも取り扱っています。大きなものから小さなものまで、デザインも豊富で使い道も色々。例えばコースター、鍋敷き、アクセサリー置きにしても素敵です。
KLAYY HOME (クレイホーム)
住所 | 68 Pho Gom, Giang Cao, Bat Trang,Hanoi |
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電話番号 | +84(0)96 655 8808 |
クレジットカードの利用 | VISA・MASTER・JCBのみ対応 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
定休日 | なし |
※クレジットカードは利用できない場合もございます。念のため現金をご用意ください。
Bat Trang Conservation
制作工房とお土産物屋さんが一緒になっている大きな建物のお店。ちょこちょこ日本語表記があったり、店員さんは日本語対応可能です。
6階~4階までが工房(見学可能)、3階はアンティーク品売り場、2~1階がお土産物売り場です。
バッチャン村内には、陶芸体験のできる工房がいくつかありますが、ここもそのうちの1つです。長期滞在や在住の方なら、絵付けしたバッチャン焼きの完成品を後日郵送してくれます。
私がお気に入りのところは、3階のアンティーク品売り場です。
アンティーク品というか、骨董品と呼んだ方がしっくりくるこの感じ。料金はもちろんお土産用のバッチャン焼きの何十倍、10万円くらいの壺がごろごろ展示されています・・・!
見ているだけで「おお~」っと貫禄を感じる壺やお皿ばかり、ちょっとした博物館にでも来た気分になります。もちろん普通のバッチャン焼きも可愛く種類豊富です。
Bat Trang Conservationでのお買い物の注意点😣
お店の商品の料金は全て「ドル」表記になっています。もし商品に「15」とい記載があれば、それは15ドル(約1,600円)であり決して15,000ドン(約75円)ではありませんのでご注意ください。
お支払いはベトナムドンでも可能なので、店員さんにお確かめください。
Bat Trang Conservation (バチャンコンサベーション)
住所 | 18 xom 5,Bat Trang,Gia Lam,Hanoi |
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電話番号 | +84(0)24 3671 5215 / +84(0)24 3671 5225 |
クレジットカードの利用 | VISA・MASTER・JCBのみ対応 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | なし |
※クレジットカードは利用できない場合もございます。念のため現金をご用意ください。
購入した商品の持ち帰りについて🛫
バッチャン村のお店で商品を購入したら、丁寧に商品を梱包してくれることがほとんどです。(どローカルのお店だと少し難しいかも)
ただ、飛行機に乗るときは預け荷物ではなく機内持ち込みにしてください。預け荷物に入れてしまうと、空港での輸送時にバンバン衝撃を受けて割れてしまう可能性があります。
せっかくのバッチャン焼きが、家でスーツケースを開けたら「あ、割れてもうたあ・・・」なんてこと悲しいですよね。余裕があれば、機内に持ち込むハンドバッグなどに入れてあげてください。
その6 あずまの余談
いかがでしたでしょうか、💖私のバッチャン村への愛💖は伝わりましたか?
現地在住の私がプライベートでも通ってしまうバッチャン村。一人暮らしなのに、自炊もしないのに、家にどんどんバッチャン焼きの食器が増えていきます。
先日は花瓶を購入しました、花なんてたまにしか飾らないのに。こんな感じで今ではバッチャン焼きが私の生活を彩ってくれています。
このブログを読んだ皆さんも、ぜひバッチャン村を訪れてみてください。素敵なバッチャン焼きに巡り合えるはず・・・✨
以上、あずまでした😆