ダナンといえば、ビーチが有名ですが、もっときれいなビーチがあるのをご存知でしょうか?答えはチャム島のビーチです!
ベトナム中部は2月~9月まで乾季で観光に適した季節です。そんな乾季シーズン限定で行ける、人気のチャム島ボートトリップツアーに参加してまいりましたのでご紹介します。
チャム島について
チャム島は、ホイアンから東へ約19kmほど沖にある島で、英語表記で「CHAM ISLANDS」と言います。8つの島々からなる島群で、一番大きい島のラオ島(Hòn Lao)が、主な観光地となっています。
歴史的な建築物などのハッキリとしたものは、島内に残っておりませんが、チャム島に人が住み始めた歴史は、約3000年前のチャンパ王国(ヒンドゥー教)の繁栄時期から記録されています。その後、サーフィン(Sa Huỳnh)文化が栄えた記録も残っています。
また歴史的には、海の貿易ルートの拠点にもなっており、西洋からの貿易船や日本の貿易船なども訪れていたそうです。
島内の人口は約3000人ほどで、主な産業は、漁業などの商業と観光業です。もともと軍の管理下だったこともあり、手つかずの自然が多く残っています。
2009年、チャム島周辺の地域が、ユネスコの生物圏保護区に指定されています。近年まで開発されてこなかったため、周辺のサンゴやサンゴ礁に住む魚など、自然豊かな地域になっています。
海外の方のみならず、ベトナム国内でも人気の観光スポットになっています。
チャム島ツアーのスケジュール
ダナンのビーチリゾートから、車とボートで1時間半ほどの場所にある、ダナン – ホイアンの人気観光地、チャム島日帰りツアーのスケジュールをご紹介します。
7:30-8:00 | ダナンのホテルお迎え ※ホイアンのホテルは8:00-8:30お迎えとなります。 |
8:30-9:00 | クアダイ港からチャム島へ |
9:30 | バイラン村観光 -バイラン村 -聖なる井戸 -ハイタン寺 |
10:45 | スピードボートで港からビーチへ移動 シュノーケリングスポットへと移動します。 |
12:00 | ビーチで昼食 チャム島で採れたシーフード料理をシェア |
13:30 | 自由時間 1時間ほどビーチでフリータイム |
15:30 | ダナンのホテルまでお送り ※ホイアンのホテル到着は15:00頃となります |
チャム島ツアーレポート
参加したチャム島ボートトリップツアーをレポートします。ツアーのスケジュールは、当日参加した実際の時間になるのであくまでご参考までに。
7:30-8:00 ホテルお迎え
ダナンの主要ホテルから、車でボート乗り場へ向け出発します。※ホイアンのお迎えは8:00-8:30お迎えです。
8:30-9:00 クアダイ港からチャム島へ
車に乗り、ホイアン方面に向かうこと約45分、チャム島のボート乗り場(クアダイ港)に到着します。ボートのチェックインをするため、15分ほど待機しました。長い時は30分ほど待つこともあるとのことですが、この日は人が少なくラッキーでした。
港の中にはお土産店があり、飲み水(飲料水)や帽子、スマホの防水カバー、シュノーケリングセット(安物っぽい)などが売っていました。
9:00-9:30 スピードボートに乗り、チャム島へ
スピードボートに乗り、いよいよチャム島へ出発。乗るや否やガイドさんから、ライフジャケットの着用と帽子をカバンにしまうように言われましたが、乗って5分ほどでその意味がわかりました。
このスピードボートは名前の通りかなり早く、波が高いと結構揺れるので注意です。もちろん安全面は考慮されていますが、大きな揺れに思わずみんなが「おぉー」という声を出すほどでした。
ちょっとしたスリルがあって楽しかったですが、苦手な方は、事前に酔い止めを飲んでおいた方がいいです。このツアーの中で深く印象に残った思い出の1つでした。
スピードボートに振られながら約30分ほどでチャム島に到着します。
9:30-10:45 チャム島に到着 島内観光
チャム島にはバイラン(Bai Lang)とバイフオン(Bai Huong)という2つの農村があり、玄関口はバイラン村で、観光なども主にバイラン村です。
島の港では海の幸がお出迎えしてくれます。
朝から海鮮BBQのいい匂いにつられて早速イカの素焼き注文しました。お祭りの屋台での味を思い出し、懐かしみながらいただきました。1つ、100,000VND(約500円)でした。時価相場になるので参考までに。
島内観光で村の中を歩く際、チャム島の人たちの暮らしを見れましたが時間帯等で見れなかったりもするそうです。また島の奥には観光向けの民宿やレストランもあります。
聖なる井戸
コチラの井戸は歴史ある井戸で、水を飲めば安産祈願などの御利益があるとのことです。井戸水は生活用水として今も使われており、もちろん観光で来られた、一般の方でも飲めます。ちなみに観光で来ている方の中で、この水をボトルキープする強者もおりました。
田んぼと牛
井戸周辺の家々を抜けると緑あふれる山林と田んぼが広がるエリアに。牛さんにご挨拶しがならハイタン(Hai Tang)寺へ
ハイタン(Hai Tang)寺
このお寺は1758年に建てられ、海にまつわる仏と聖霊が祀られております。古くから貿易などが行われており、航海の安全などでお祈りされております。この寺院は壮大な山々の背後にある広大な風景が特徴です。
中には色とりどりのきれいな花が手入れされていて思わず見とれてしまいました。管理の方と思われる、黄色い帽子をかぶったおじちゃんおばちゃんたちが、お茶のおもてなしをしてくれました。いつもあるかはわかりませんが、天気が良かったこともあって暑かったので途中休憩出来てラッキーでした。
お寺の後は村のお土産店を見ながら、港まで戻ります。
10:45-11:00 チャム島シュノーケリング
島内の観光後は、再度スピードボートボートに乗り昼食場所のビーチに移動します。移動したビーチの施設内でも着替えは可能でしたが、シャワー場に隣接した簡易的な更衣室になるので、水着などは予め、着てくることをお勧めします。
着替えも終え、シュノーケリングポイントに到着。潮の満ち引きによっても異なりますが水深約1~7mです。マスク、シュノーケル、ライフジャケットをつけていざシュノーケリング!!!
この日は天気は良かったですが少し波が立っており、透明度が少し低かったです。海のコンディションがいいと下の写真のようにかなり透明度が高く、きれいです。
シュノーケリングの際に気づいてことですが、浅いところでサンゴの上に立つ人があり、硬いサンゴで足を切ったりすることもあるので、くれぐれも立たないようにご注意ください。といってもライフジャケットを付けていればぷかぷか浮かんでいられるので泳ぎが苦手な方でも安心です。
また水温に適した時期は5月から8月とのことで。それ以外の時期でも十分楽しめますが、少し冷たいです。当日もかなり冷たかったです。
12:00 ビーチで昼食
先ほどシュノーケリングの前に立ち寄ったビーチに戻ってランチです。チャム島近海でとれた海鮮を使ったシーフードランチです。
※ウニなどの追加については当日の仕入れ等でできない場合があります。また追加の料理、ドリンクは別途でお支払いとなります。
食後-13:30 フリータイム
食事の後はフリータイムです。日光浴もよし、ビーチで海水浴もよし、SNS映えの写真撮影もよし、疲れたらハンモックで休むことにできます。
食事のあと野生のおさるさんが挨拶に来てました。たぶんお腹すいてたんだと思います。1匹ではなく10匹程度の群れでいました。
13:30 チャム島からクアダイ港へ
フリータイムを終え、スピードボートに乗り本土へ向け出発。島に別れを惜しみつつ、行きと同じく、スピードボートで約30分ほどかけて、港へ戻ります。帰りはそんなに波が高くなく、涼しい風を受けながらの帰りになりました。
15:30 ダナンのホテルお送り
ダナンにかえって来るのは、約15:30前後です。
チャム島に行く前に準備しておきたい持ち物
<必須アイテム>
・水着(ラッシュガード ※クラゲなどの対策)
・着替え
・タオル
・日焼け対策グッズ
・布製の手荷物カバン(プラスチック製の袋などが持ち込み禁止のため)
・飲み水などの飲料水
<持っていくと便利なもの>
・自前のシュノーケリングセット(※シュノーケリングセットの貸し出しはありますが、質などは保証できません。また混み合っているとシュノーケルがなくなることがあります。)
・低額のお金(お土産などお買い物をされる等、目安は約200,000ドン/1名)
・携帯電話の防水カバー
チャム島ツアー行く前に知っておきたいこと
雨天などの催行について
チャム島観光はボート移動があるため、天候に左右されます。雨天の日だけでなく、風の強く波の高い日などはボートが欠航となることがあります。帰りのボートの見合わせなどもあり、帰りの時間が遅れることもあるがあるので、帰国日のご参加はお控えを。
気候について
ベトナム中部の気候は熱帯地域で雨季と乾季の2シーズンがあります。ツアーが催行している2月~9月までは乾季となります。なので今は雨が少なく観光しやすいシーズンに入っております。最高気温は約30℃~35℃で過去には40℃を記録したこともあるので、熱中症にならないように対策を!!
海のコンディションについて
自然が守られているチャム島は海の透明度も比較的いいですが、気候により海が荒れて、海が濁ってしまったり、魚が多く見れないこともあります。水温は5月~8月ベストシーズンだといわれています。その時期以外でもシュノーケリングはお楽しみ出来ますが、少し冷たいと感じるかと思います。
まとめ
チャム島について、いかがでしたでしょうか?ツアーのご説明が主にはなりましたが、実際、ご自身でいくのは、かなりのお金と手間がかかるので、ツアーに参加することをお勧めします。