2020年3月23日現在の状況をまとめています。
<追記>2020年3月30日 カンボジア入国制限に関して
<追記>2020年4月1日 日本における水際対策強化に関して
<追記>2020年4月7日 閉鎖状況に関して(スパ・マッサージ店の閉鎖)
<追記>2020年4月9日 カンボジア国内の移動制限に関して
この記事では、カンボジア政府から各機関へ確定的な通達があった、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)対策措置をまとめています。新しい情報が入り次第随時更新していきますので、旅行やビジネスで渡航の予定のある皆様のご参考になれば幸いです。
1.カンボジアのコロナウィルス関連の情報を入手するには(関連リンクまとめ)
こちらの記事では、確定した情報のみ随時更新しています。
正しい最新情報を入手するために、各国の公的機関のWEBページをご参照ください。
下記、コロナウィルス関連情報を入手するのに便利なリンク集です。
3月25日、外務省より全世界に対する危険情報レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)が発出されています。
外務省:全世界に対する危険情報の発出【レベル2】
海外から日本へ帰国される方はこちらのページをご確認ください。
4月1日、日本における水際対策強化が発表されています。詳細は以下ページをご確認ください。
外務省 海外安全ホームページ:日本における水際対策強化
その中では、4月3日午前0時より、全ての国及び地域からの入国者に対する検疫強化も発表されています。この措置は日本国籍者も対象となります。
そのためカンボジアからの帰国者も以下の検疫強化策の対象となります。
・空港の検疫所にて質問票の記入、体温の測定、症状の確認等
・入国の翌日から14日間は自宅や宿泊施設等で待機(※その際の移動は公共交通機関を使用せずに移動できることが条件となります。事前に移動手段の確保が必須となります。)
帰国予定の方は事前の準備を十分に行ってください。
2.カンボジア(シェムリアップ・プノンペン)の入国・隔離措置状況
簡潔に申し上げますと、一時入国禁止措置の対象国6か国(イタリア・ドイツ・スペイン・フランス・アメリカ・イラン)への渡航歴やトランジット歴のない外国人は入国可能です。日本人も直近に一時入国禁止措置対象国へ渡航歴やトランジット歴がなければ入国可能です。
3月30日23時59分より以下のカンボジアへの入国制限が設けられることが発表されました。
▶ 観光ビザ、e-visa、アライバルビザの発行が停止されます。
▶ カンボジアに入国するためには海外のカンボジア大使館・総領事館での事前のビザ取得が必要となります。
▶ 入国時に,新型コロナウイルスに感染していないことを証明する証明書(渡航の72時間前以内に発行されたもの)と補償額5万ドル以上の保険証書の提示が必要となります。
以上の制限が課されます。
また入国後も健康診断やスクリーニング、場合によっては隔離や検疫の指示が出される可能性もあります。
シェムリアップに関しては直行便がなく周辺諸国にて乗り継ぎが必要となることがほとんどのため、現在周辺諸国でとられている規制の煽りを強烈に受けており、シェムリアップ到達への道のりは困難を極めます。
※以下3月23日のシェムリアップ空港出発便の状況です。
Siem Reap International Airport
カンボジア保健省は、プノンペンの指定病院および各州立病院を新型コロナウイルスの疑いのある症例の検査と治療が可能な医療施設として指定しています(シェムリアップは「シェムリアップ州立病院」となります)。その他の医療機関(日系医療機関や日本語対応可能な医療機関を含む)は新型コロナウイルス判定検査、入院、治療は行うことができません。
また検査を受けられるのはカンボジア保健省の条件に合致している方が対象となりますので、条件に合わない方は検査を受けることはできません。
なお、4月9日から4月16日24時まで他州からのプノンペンへの出入り、州から別の州への移動制限が発表されました。4月9日~4月16日はカンボジア国内の移動が緊急を要する場合などを除きできなくなっておりますので十分にご注意ください。
ベトナムについて詳細はこちらの記事をご確認ください。
⇒【随時更新】ベトナム政府のコロナウィルス (COVID-19)に対する対応措置まとめ。現地旅行会社がベトナム各都市から状況を報告いたします。
カンボジアからの移動に関して
現在、日本からご利用いただけるルートはANAが運行している成田⇔プノンペン便です。こちらも通常時のデイリー運行から減便しているため運行している日数は限られますのでご注意ください。
3月26日のANAの発表によると2020年夏季ダイヤ期間(3月29日~4月24日)では3/30, 4/1~2, 4~6, 9, 11以外は運休となるようです。
詳細はこちら➡3月および4月国際線 路線・便数計画の一部変更について
4月13日の発表では5月31日まで成田⇔プノンペン間は運休となるようです。
詳細はこちら➡2020年夏季ダイヤ国際線 路線・便数計画の一部変更について
トランジットを含むルートでの移動も可能ではありますが、トランジット先の国の条件やビザ要件などを経由地の日本国大使館のホームページなどから必ずご自身でご確認ください。
また陸路国境もベトナムならびにタイとの国境は貨物以外の往来は禁止されていますのでバス移動もできません。
3.カンボジア(シェムリアップ)の街の様子とスパやレストランなどの閉鎖状況
現在カンボジア保健省により、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためカンボジア国内の学校、博物館、映画館、クラブ、カラオケ店、ジムやフィットネスクラブの閉鎖、またコンサートや宗教的な集まりの禁止が発表されています。
お土産屋さんやレストラン、スーパーなどの営業は通常通り行われておりますが、小規模なお店では営業時間の短縮、規模縮小、一時休業などの措置をとるお店も見られます。またナイトマーケットやオールドマーケット周辺でも閉店しているお店を見かけます。
スパも営業を継続しておりましたが、4月7日に政府よりスパならびにマッサージ店の閉鎖の通達が行われましたので、これからクローズになるでしょう。
また4月13日~16日の「クメール正月」も新型コロナウイルス感染拡大を阻止するため、延期の発表がされました。
サーカスショーなど公演関係も禁止されております。
こちらはシェムリアップで人気の「ファーサーカス」ホームページでの告知です。
4.カンボジア(シェムリアップ)の観光地の閉鎖状況
観光地は国内の博物館は閉鎖されています。
大きいところですとシェムリアップのアンコール国立博物館やプノンペンの王宮などです。
アンコールワットなど遺跡は通常通り見学が可能です。
またアンコール遺跡群に関しては政府の方針によりチケットの利用可能日数が延長されております。
発表によるとこの措置は6月25日まで継続されます。
<アンコールパス>
1日券 ⇒ 2日間有効
3日券 ⇒ 5日間有効
7日券 ⇒ 10日間有効
5.コロナウィルスに対するカンボジア人の考え方・行動・現地の様子
シェムリアップではマスクをつけて外出する方が増えています。普段からマスクをつけている人が少なかったのでこの変化はやはり印象的です。
またお店の入口やオフィス内などでもアルコール消毒が行われています。弊社オフィスでも扉の取っ手付近などのアルコール消毒を頻繁に行っています。
カンボジアも日々感染者数が増えてきていますので、今後もカンボジア国内で新たな規制が設けられる可能性は十分にあります。
それだけでなく、この時期は気温が高くなり、熱中症や脱水症のリスク、食べ物によるお腹のトラブル、蚊が媒介するデング熱など通常気をつけていただきたい病気のリスクも高まりやすい時期ですので、体調管理には十分注意してください。
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