ベトナムの主要都市、ホーチミンでの旅行にあたり必要な持ち物リストを公開します。必需品、あった方が良いもの、現地で買えるもの、女子旅用の持ち物まで詳しくお伝えします。ホーチミン旅行を安全かつ快適に楽しむためにも、ぜひチェックしてください。
ベトナム ホーチミン行き航空会社と荷物制限
成田空港からホーチミンへの直行便は、主にベトナム航空とLCCのベトジェットが人気です。片道約7時間、空港滞在時間も含めると約10時間もの旅となります。スムーズな搭乗のためにも、預け入れ荷物(受託手荷物)と機内持ち込み手荷物の制限確認・仕分けは必須となるでしょう。まずは各航空会社の規定を見ていきます。
ベトナム航空(エコノミークラス)
受託手荷物:23kg 、縦・横・高さの合計が158cm
機内手荷物:12kg、機内持込手荷物1個+付帯品1個
└機内持込手荷物 1個あたりの3辺の和が115 センチ以内(56cmx36cmx23cm)
└付帯品の1個あたりの3辺の和が40cm x 30cm x 15cm以内
ベトジェット(プロモ・エコ)
機内手荷物:1個の最大サイズは56cm x 36cm x 23cm
身の回りの品:1個、サイズ制限は30cm x 20cm x 10cm
両者の合計重量が7kgを越えないもの
ベトナム航空は一般的な航空会社と大差ない規定で、受託手荷物(キャリーバッグ)と機内手荷物(小さなキャリーバッグやバックパック+カバン)の荷物を無料で持ち込めます。
気を付けたいのはLCCのベトジェット。比較的安価なプロモまたはエコのチケットで搭乗し、荷物を無料の範囲内に収める場合、すべて機内持ち込みで手荷物(小さなキャリーバッグ)+身の回りの品(小さなカバン)で合計7kgに収める必要があります。
規定外だと委託手荷物手数料が課されるため、荷物が多い方は事前にチケット予約画面で預け荷物(15kg~)を選択し、追加で支払いましょう。
<参考情報>
Vietnam Airlines JSC:荷物
https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/travel-information/baggage/
VIETJET AVIATION JOINT STOCK COMPANY:荷物
https://www.vietjetair.com/Sites/Web/ja-JP/NewsDetail/%e6%89%8b%e8%8d%b7%e7%89%a9%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%92%e3%82%b9/%202932/%e8%8d%b7%e7%89%a9
ベトナム ホーチミン旅行の持ち物リスト
制限確認ができたところで、次は荷物の仕分けに入ります。必需品とあった方が良い持ち物を、それぞれ機内手荷物と受託手荷物のどちらに入れるのかも確認します。
基本的には、1泊2日用の丈夫なキャリーバッグと、小さいリュックか斜め掛けカバンにまとめると安心です。航空会社の規定サイズ・重量のオーバー、荷物の破損、ひったくりの可能性も減ると思います。
ホーチミン旅行の必需品(機内手荷物)
パスポート(パスポートのコピー・予備の証明写真含む)
航空券(往復Eチケット控え含む)
ホテルの予約証明書
海外旅行保険書類
現金・クレジットカード
スマートフォン
ポケットWi-Fi
ホーチミン旅行であった方が良い持ち物(機内手荷物)
長袖の羽織もの
ハンカチ・ティッシュ
耳栓
アイマスク
目薬
マスク
水・軽食(出国手続き後に購入)
ホーチミンのタンソンニャット空港では、入国審査時に復路のEチケット控えを求められるため必ず用意します。現金は少額のベトナムドン(空港からのタクシー・バスで使う)、両替用の日本円に加え、クレジットカードも用意。Wi-Fi天国のホーチミンですが、肝心な時に繋がらないうえセキュリティ面も確実ではないため、ポケットWi-Fiを持ち込みましょう。
また、搭乗前の機内はクーラーがガンガンでとにかく寒いため、上着は必須。離着陸前後の遅延など、予期せぬ事態に備えて水・軽食も購入しましょう。深夜便は運が悪いとうるさくて一睡もできないため、安眠グッズがあると安心です。
ホーチミン旅行に必要な持ち物(受託手荷物・預け荷物)
スマートフォンの充電器(日本のコンセント可)
筆記用具
小分け財布
ウエットティッシュ
衣類(夏物でOK)
アンダーウェア
パジャマ
靴(スニーカー・ペタンコ靴など)
ビーチサンダル
洗面用具
衛生用品
常備薬(風邪薬・整腸剤)
痒み止め
地図付きガイドブック
折り畳み傘(雨季のみ)
使い捨てコンタクトレンズ(必要な方のみ)
次に、キャリーバッグに入れておくべき持ち物です。ベトナムのコンセントはCタイププラグのため、日本のタイプもほぼ差し込み可。ベトナムドン札はサイズが大きく枚数も多いため、小分け財布に収納します。現地での服装はラフな夏物でOK。足場が悪いためフラットシューズが必要です。
ホーチミンの中級ホテルはアメニティ類が少ないため、タオル・ドライヤー以外に必要なものは全て持ち込みます。パジャマを着て寝た方が良いでしょう。なお、ホーチミンは5~11月が雨季となり、雨上がりや夜間には蚊が多く発生します。
虫よけスプレーは現地で安く購入できますが、痒み止めは日本のものが無難でしょう。コンタクトレンズの洗浄液は気軽に購入できないため、持ち込むか使い捨てレンズを用意します。
女性向けの持ち物
日焼け止め(SPF50)
ラシュガード
帽子
スキンケア用品
生理用品
常夏のホーチミンでは日焼け対策が必須です。空港から中心地へのタクシー・バスを降りた瞬間から日焼けするため、空港を出る前にしっかり塗りましょう。帽子はカンカン帽を被ってローカルエリアを歩いていると、とにかく浮いて目立ちます。
最悪の場合、スリ・ひったくりに狙われるため、日よけ帽子やキャップの方が無難です。スキンケアや生理用品は現地でも購入できますが、日本製品にこだわりがある方は持ち込みましょう。
もしも荷物を忘れたら…ホーチミン現地で買い足そう
ホーチミン到着後に忘れ物に気付いたら、現地のショップへ買い出しに出かけましょう。市内にはファミリーマート・ミニストップ・セブンイレブンなどのコンビニが点在しており、少しですが日本の商品を扱っています。特に日本人街のレタントン通りにあるファミリーマートは、食品類や日用雑貨が充実しています。
また、3区にあるローカルスーパーのコープマートでは、食料品に加えて日用雑貨、洗面用具、コスメまで一通り購入できます。ちょっとしたカバンや帽子、サングラス、ビーチサンダル、アンダーウェアなどを買うなら、MUMUSOやMINISOなどの雑貨ショップがおすすめ。日本の3COINSのような品揃えです。
無理にベンタイン市場や高級ショッピングモールに行かなくても、これらのお店で調達できますよ。
<店舗情報>
ファミリーマート(スカイガーデン店)
住所:15/1 Lê Thánh Tôn, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh【MAP】
営業時間:24時間営業
コープマート(グェンディンチウ通り店)
住所:168 Nguyễn Đình Chiểu, Phường 6, Quận 3, Hồ Chí Minh【MAP】
営業時間:7:30~21:30
MUMUSO(グエンフエ通り店)
住所:111 Nguyễn Huệ, P, Quận 1, Hồ Chí Minh【MAP】
営業時間:8:30~23:00(土日は0:00まで)
MINISO(グエンフエ通り店)
住所:78 Nguyễn Huệ, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh【MAP】
営業時間:10:00~23:00
ホーチミンからお土産を持ち込むときの注意
最後に、ホーチミンから荷物と共にお土産を持ち帰るときの注意点を確認します。LCCのベトジェットに搭乗する場合、お土産が多くて手荷物が7kgを超えそうなら、前日までに預け荷物のオプションを追加しておきましょう。搭乗チェックインの際に追加すると、高額な手数料がかかります。
さらに、日本への持ち込み・ベトナムからの持ち出し禁止品もあります。生の食品類(南国フルーツなど)、偽ブランド品、ワニ革製品、骨董品などが代表例です。匂いの強い調味料ヌクマムもNGとされていますが、しっかり梱包すれば大丈夫です。
また、酒類・タバコが安いホーチミンですが、アルコール類(度数22度以上のものは1.5リットル以上、それ未満の度数のものは2リットル以上)、タバコ(400本以上)の持ち出しには、税関検査で申請が必要となるため、注意しましょう。
<参考情報>
在ベトナム日本国大使館:ベトナム出入国情報
https://www.vn.emb-japan.go.jp/jp/consulate/jp_shutsunyuukoku.html
税関:輸出入禁止・規制品目
http://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm
以上、ホーチミン旅行に必要な持ち物を紹介しました。最近は日本人在住者も増えており、必要なものは概ね現地で購入できます。
但し、日本製品は高価な上に保存状態が悪いこともあるため、基本的には日本から持ち込むようにしましょう。しっかりと荷物を整理して、ベトナム旅行を楽しんでくださいね!
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