シンチャオ!皆さんこんにちは!
ハノイ現地ライターの園部です。
ベトナムを訪れるならば、ローカル市場は必ず見てみたいもの。
あふれんばかりに並んだ商品の中から、気に入ったものを見つけ、その場でお店の人と値段交渉スタート。
ベトナムでは日常的な光景ですが、日本ではそうそうできる体験ではありません。
首都ハノイには、大小さまざまなマーケットがありますが、今回は特に有名な3つの市場を紹介していきます。
ドンスアン市場 – 旧市街に位置するハノイ最大規模の市場
ドンスアン市場は、ホアンキエム湖へと続いているハンダオ通りの終着点にあります。
毎週、金、土、日曜日に開かれるナイトマーケットの終着点にもなっています。
建物の外にも市場は広がっており、果物や総菜などが売られています。
正面入り口や、建物の周囲には、食品が並んでいます。日持ちするドライフルーツやナッツは、自分用にもお土産にもおすすめです。
建物に入ると、商品の量に圧倒されますが、実は、市場はジャンルごとに区分けされているのです。
服、靴、帽子、雑貨など、エリアごとに見ていきましょう。
出入口の付近には衣類や靴がまとまっています。
ドンスアン市場は、吹き抜けの3階建てになっています。
また、2階と3階は渡り廊下で奥の別棟とつながっています。
2階にはシルクのアオザイや、服に使う生地など、やや値の張るものもあります。
階段で生地をたたむお店の人がいたりして、ベトナムらしい自由な雰囲気を感じられます。
3階は主に子供服です。フロアのほぼ全てが、子供服で埋め尽くされています。
小さいお子さんがいる知り合いがいないかなと、無理やり買う理由を探しでまして、買いたくなってしまいます。
ドンスアン市場に限ったことではありませんが、値札がある商品はほぼありません。お店の人は電卓を使って、値段を見せてくれます。
電卓に自分の言い値を打ち込むことで、値段交渉ができます。ぜひ、トライしてみましょう。
ハンザ市場 – 陶器の村の工芸品バッチャン焼きならここ
ホアンキエム湖の北側から西に向かった先の交差点の一角にハンザ市場があります。
2010年に建て替えられてばかりなので、比較的新しい建物です。
1階は閉まっている店が多く閑散としています。2階は専門店で雑貨など、3階はギャラリーになっていて絵画などがあります。
ハンザ市場の、メインは地下です。
建物左正面にある階段を通って地下に行きます。建物内から地下に行くことはできません。
こちらも所せましと商品が並んでいます。
ハンザ市場の特徴は、「バッチャン焼き」という陶磁器が買えること。
陶磁器といえば、日本では有田焼、美濃焼、瀬戸焼などが有名ですが、ベトナムではバッチャン焼きが有名です。
15世紀頃から始まったとされるバッチャン焼きは、貿易が盛んに行われた時代の流れに乗り、アジア、ヨーロッパに多く輸出されていました。
湯呑み、マグカップ、茶わん、急須、平皿など、種類が豊富です。
菊や蓮、トンボ、金魚など、繊細な模様が描かれており、見ているだけでも楽しめます。
小さめのものならば、500円以内で購入できるので、大切な人へのお土産におすすめです。
外国人観光客に慣れているお店の方が多く、少し日本語を話せる方もいます。
バチャン焼きの発祥の地であるバチャン村は、ハノイ市内から車で30分ほどにあり、日本語ガイド付きのツアーもあります。
ローカル度高め!布といえばホム市場
ホアンキエム湖から南に約1キロほど歩くと、ホム市場があります。
地元民による、ホム市場のイメージは、布!
他2つの市場に比べ知名度が低く、観光客が少ないですが、その分、ローカル度マックスです。
左前方の入り口から入ってみると、おしゃれな服が並んでいます。
ローカル感を感じさせない素敵な柄物が揃っています・・・。
生地がお洒落な服というのは、他の市場ではなかなか見かけません。
そして、もう少し進んでいくと、生鮮食品の売り場になります。
そして、肉!
ベトナムでは、肉が、部位ごとに、塊で売られています。
「これは、豚足かな…?」と、肉のもとの部分が推測できてしますのが、ちょっと恐ろしいですが、なかなかに、新鮮な光景。
最近でこそ、スーパーでパック売りされているものを買う人もいますが、毎朝肉屋に赴き必要な分の肉を買うのがベトナム主婦の定番スタイル。
また、海鮮類も豊富に揃っています。
こちらよく見ると、全て、カニです。
ベトナム人はカニが大好き!
筆者がベトナム人の友人と海鮮の食べ放題に行ったとき、みんな1人5杯くらいはカニを平らげていました。
市場の中央部に入っていくと、色鮮やかな果物たち。
そして、お惣菜まで売っています。
生活に必要なものは全て揃えられるというのが、ホム市場の特徴でしょうか。
そして、2階に行ってみると、布!
大量の布!
文字通り、天井まで覆いつくされています。
誰がこんなに布を買うのだろうかと、不思議思いますが、業者がまとめて買いに来るそうです。
こんなにもたくさんの布に囲まれる体験もなかなかありません。
まとめ
ハノイの有名な3つの市場を紹介いたしました。
市場を隅から隅まで歩くと大変時間がかかるので、大まかにぐるっと一回りして、雰囲気を味わうのがおすすめです。
ぜひ、お買い物にもチャレンジしてみてください。
ただし、ローカルになればなるほど日本語も英語も通じないので、色々と質問したり、安全に楽しみたい方は、現地人ガイドと一緒に行くことをおすすめします。
ドンスアン市場など観光客の多い市場では、ぼったくりも多いので、ベトナム初心者の方は特にガイド付きが安心です。
よりディープな観光情報を知りたいという方は、ハノイ旧市街にあるTNK&APTトラベルにお越しいただければ、現地日本人スタッフがとっておきの情報をお伝えいたします。
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