水上人形劇の本場ハノイのタンロン水上人形劇場の公演時間・予約方法・料金・あらすじを解説 | ベトナム旅行とベトナム情報・アンコールワット旅行とアンコールワット情報

シンチャオ！どうもこんにちは。今回はベトナムに来たら、外せない。気軽に行ける定番観光名所「水上人形劇」についてご紹介いたします！

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水上人形劇とは

まずはじめに、水上人形劇について軽く歴史を振り返ってみたいと思います！

起源は11世紀頃、現在のハノイとその周辺の8つの省が位置するベトナム北部の紅河デルタ地帯の農村地帯の村々の池や収穫を終えた水田で行われていました。11世紀から1000年以上の歴史を誇る伝統ある水上人形劇。

発祥した当初、村人らの生活の娯楽のために生まれたものの、時代が進むうちに収穫祭で、雨乞いの儀式に、そして宮廷の娯楽として披露されるようになり、今ではベトナムの伝統的なエンターテイメントとして世界に広がりました。

1000年の時を超え大なり小なりベトナムの観光都市全土に水上劇があり、なんと2014年には日本にも上陸しているのです！

そんな水上人形劇場の中で、一番人気の劇場はハノイの旧市街の中にある「タンロン水上人形劇」1956年にベトナム庶民の英雄であり建国の父であるホー・チ・ミン主席が子供達のために建てた劇場で修繕を繰り返し、現在も現役で使われ続けているのです。

旧市街の中ということでハノイにある観光スポットからのアクセスも良く、ピークシーズンはチケットが売り切れてしまうこともあるとか。

タンロン水上人形劇の魅力

続いては伝統・歴史のあるタンロン水上人形劇が、なぜこんなにも多くの観客を魅了するのか。その魅力に迫りたいと思います！

水面をステージにして行われるショーは公演時間が50分と短すぎず長すぎずの丁度いい公演時間になっており、観光の途中に挟めたりと気軽に行くことができます。演目は17の短編に分かれており、1つ2~3分程度なので老若男女問わず見やすく人形のコミカルかつ繊細な動きに飽きることがないです。

因みに、もともとは一家伝承の技となっており、操る者は扱い方を秘密にしなくてはならなかったのですが、伝統を受け継ぐため近年では多くの方が修行して受け継いでいるという。難しい演目の人形を操るには5年程掛かるそうでベテランしか出来ないみたいです…！

以下、演目一覧

※2024年7月現在

上記の演目表は、日本語をわかりやすいように少し手直しをしましたが、劇場(階段登った後)の入口の右手に日本語(カタコト)のパンフレットが置いてあります。

これ、必須です。持っているのと持っていないのでは、劇の内容の理解度が全く違うので、必ず取って下さい！！！(笑) 水上人形劇で使われている言語は全てベトナム語です！

といっても各項目が短編で出来ているので言葉がなくても楽しめます。

始まりは、伝統的な楽器による演奏ですが、ココで注目してほしいのが舞台左手のダン・バウ(Dan Bau)という日本では見たことのない弦楽器。しかも弦1本！！！

台箱の横っちょに付いている弾力のある棒をしならせて演奏するのですが、演目1番目で、引き込まれます。

劇の内容としては、発祥した当初から言い伝えられているタンロン水上人形劇場の近くにあるホアンキエム湖(還剣湖)に言い伝えられている伝説を元にした話や、農民や山岳地域に暮らす少数民族の生活を元にした話、宮廷舞踊の話等から作られており、龍が水面を火花を散らしながら泳いだり、狐が水面から飛び出したり、魚を捕まえようとしたら間違えて…!と各演目共にバラエティに富んだ魅力的な内容になっています。

その劇に合わせたBGMは全てベトナム伝統の楽器による生演奏。50分間があっという間に過ぎてしまいます！