シンチャオー!最近よくベトナム人と間違われる清水です。テトは日本人にとってなじみの無いものですので色々注意が必要です。
テト旧正月とは?
そもそもテトは何かと申しますと、ベトナムの旧正月期間のことです。旧正月は日本では節分、中国では春節と呼ばれていますね。
ベトナムにも新暦の正月はあるんですが、この旧正月のテトの方が盛大に祝われます。テトは旧暦の元旦であるため、毎年、テトの日が変わります。毎年1月末〜2月半ば頃までがテトになります。。
テトの休日は法律で5日間と決められていて、土日が重なると振り替え休日になります。1週間程度、正月三ヶ日が続くという イメージです。
テトの注意点
このテトですが、旅行者にはとても注意が必要です。なぜならこの時期のベトナムは、現地発ツアー、公的機関、お店やレストランの多くは休みを取るためです。
ほとんどのベトナム人はテトの時期に田舎に帰って家族と一緒に過ごします。街を歩いても人が全然いない。どこのお店もやっていない。。。なんて事態にもなりますのでご注意下さい!!
旅行会社に努めている身ですが、個人的に、テト期間のベトナム旅行はおすすめできません。本来のベトナムの魅力は伝えきれないです。
事実、この時期はベトナム在住外国人の多くが、海外旅行にいきます。大型連休という理由もありますが、雰囲気的には「避難」といっても過言ではありません。
テト期間にベトナム旅行に来るなら、「のんびりホテルで過ごしたい」「誰にも会わずにひっそり過ごしたい」など特殊な理由がないとキツイと思います。
普段は大変にぎわっているベンタイン市場ですが、テトの時期には閉鎖されてしまっています。
さらに注意することがあります。それは物価があがる!ことです。なぜかというとこの時期は、法律でベトナム人の給料を3倍にすることが定められているため、それにともなって物価が上がります。
例えば、ホーチミンからハノイ行きのバスなのですが、通常は5,000円くらいのところテトの期間は倍の10,000円近くになります。
知らずにこの時期に来たら大変な事になりますね。そして、もうひとつ注意することがあります。それは、国内の移動がしづらくなることです。
先程を書きましたが、テトの時期は、ベトナム人が一斉に帰省して実家で過ごします。そのためバスはテトの2-3週間前に発売され、販売開始からすぐに完売となります。
また列車チケットは2ヶ月ほど前から完売状態になります。
この時期はバスや列車の本数が減り、通常のダイヤとは異なります。そのためバスや列車がとても混み合い、車内ではぎゅうぎゅう詰めになりますので気をつけてください。
飛行機での移動も空港内は大変混み合いますので、スリなどには注意が必要です。このようにテトの時期は旅行者にとっては、注意しなくてはいけないことがいくつかあります。
テトの様子
ホーチミンのテトの時の様子ですが、ほとんどの人が田舎に帰省してしまうため、街に人が大幅に減ります。そのため街中のバイクの通行量も激減します。普段ならこんな感じのホーチミンですが、
テトの時期になると、この交通量がこうなります!
街の様子もこんな感じです。
これだけ人が少ないのは、テト時期にしか見られない光景です。
テトの過ごし方
こんな感じで旅行者泣かせのテトですが、テトならではの楽しみ方もあります。やはりテトはベトナムで新年を祝う一年に一度の一大イベントですので、街は飾りつけもされていて、普段とはちがったベトナムを楽しむことが出来ます。
ですので、何回もベトナムに来られている方や、普段とは違ったベトナムを過ごしたい方にとっては、良いと思います。テトの時期には全く人がいないホーチミンですが、唯一人が多く集まっている場所があります。
それがグエンフエ通りです。普段から歩行者天国として観光客が多くいる通りですが、テトの時期にはグエンフエ通りでフラワーロードが開催されます。ですので地元のベトナム人も多く、このグエンフエ通りに足を運びます。
とてもにぎやかですね。
田舎からホーチミンに出てきた人たちは、実家の田舎に帰るのですが、地元がホーチミンの方はテトもホーチミンで過ごす人も多いので、フラワーロードなどのようなイベントをやっているところに人が多く集まります。
人民委員会の模型も置いてあります。凄く精密に作られていますね。そのほかにもベンタイン市場の模型もあります。
国花の蓮も飾られています。
こんな感じで、ホーチミンのグエンフエ通りでは毎年テトの時期になると、フラワーロードが開催され、多くのベトナム人や観光客が集まります。
オススメのテトの過ごし方
ここからは私がオススメするテトの過ごし方を紹介します。私がオススメするテトの過ごし方はずばり、ベトナム以外の国外旅行です。
「ベトナムじゃないんかい!」と突っ込まれそうですが、どう考えてもテトの時期にベトナムで観光する事はあまりオススメしません。
やはりお店もやってない、物価も高い、移動がしづらい、となると正直きついと思います。
ですので、テトの時期にベトナムにいる方は国外旅行に行く事をオススメします。最近ではベトナム人の方でもテトの時期に国外旅行をする方が増えています。
では実際にベトナムから国外旅行にいくのにどこに行くのがいいのかと申しますと、カンボジアのアンコールワットがホーチミンから近いですのでオススメです!
弊社ではホーチミン発アンコールワット1泊2日ツアーというものを用意しております。
ホーチミンからアンコールワットのあるシェムリアップまでは飛行機で1時間半ほどで到着しますので気軽に行く事ができます。
TNKオフィシャルサイトから申し込み出来ますので、気になった方は是非下記のリンクから申し込み下さい。
まとめ
いかがでしたか。テトは日本のお正月とは少し違い、ほとんどのお店が閉まってしまいます。そのため、この時期に旅行にこられる方は注意が必要です。
あえてホーチミンのテトを味わいたい方は、普段見られることの無いバイクが全く走っていない道路をみたり、グエンフエ通りのフラワーロードに足を運んでみてはいかがでしょうか。
また在住の方などはカンボジアなどの国外旅行に行く事をオススメします。
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