近年、日本人旅行者の間でも密かな人気を集めつつある、
『ベトナムの軽井沢』ことダラット。
ベトナム人の間では、恋人の聖地としてその名を馳せていますが、
私藤原が恋人の間を縫って一人で突撃して来ました。
今回はそのダラットのパーフェクトガイド記事と称し、ありとあらゆることまで書いて行きます。
当月はダラットの特集月間と称し、ダラットの記事をどんどんあげて行きます!
各ページは以下よりご確認ください!
Vol.2 観光編
Vol.3 ホテル特集編
Vol.4 カフェ・レストラン編
Vol.5 特産品とお土産編
ダラット概要
中部高原地帯に位置するダラットは、フランス植民地時代に、避暑地として開発が進み、
現在もなお、当時の姿のままその面影が垣間見える都市でもあります。
面積: | 394.64㎢ (東京都23区の約半分) |
人口: | 406,100人 (岐阜市の人口とほぼ同じ) ※2015年現在 |
民族: | キン族他、コホー族やマ族、フランス系など48の民族より構成 |
標高: | 1500m (箱根 榛名山とほぼ同じ) |
ダラットの位置とホーチミンからの行き方
ダラットはホーチミンから北東方向に約300kmの距離にある、ラムドン省の省都に当たります。
ホーチミンからはバス、もしくは飛行機で行くのが最も一般的です。
稀にニャチャンまで行き、ニャチャン&ダラットを組み合わせて行く方もいらっしゃいます。
ホーチミンからダラット - バスでの行き方
弊社取扱のものでは1日27便ホーチミンからダラット行きのものが出ています。
だいたい1時間に1本といった感じですね。
ですが、ここはベトナム。
人数が集まらないと欠航になる事がございますので、まずは問い合わせるのが間違い無いです。
問い合わせフォームはこちらから
片道9時間くらいの道のりなので、もちろんスリーピングバスでの移動となります。
料金は平均$15~25くらい。時期によって料金が大きく変動するのでご注意ください。
尚、ダラットの降車場所は中心地からタクシーで5分ほど離れた場所になります。
(場所は以下よりご確認ください)
中心地であるダラット市場まではタクシーでだいたい3万ドンくらいです。
ダラットでも最近グラブが流通し始めたので、タクシーに困ることはありません。
安心してください。
ホーチミンからダラット - 飛行機での行き方
ホーチミン タンソンニャット空港からダラットの最寄りの主要空港リエンクオン空港まで、片道約50分 一日平均8本の便がベトナム航空(ハイン航空とのコードシェア)・ジェットスター・ベトジェットが運行しています。
やっぱり便利なのが飛行機の移動。
料金も往復$50~120とかなり割安です。
※ジェットスター・ベトジェットは100%くらいの確率で遅延、最悪の場合は欠航するので注意が必要です。
実はこのリエンクオン空港、韓国と直航便がもうすぐ飛ぶらしいです。
一応国際空港なのですが、現状バンコク スワンナプーム国際空港が1日1便飛んでいるだけです。
これで日本からダラットにもかなり行きやすくなります。
空港はかなり綺麗です。
ですが、何が問題かってダラット市内より30㎞ほど離れていること。
時間にして車で約1時間、タクシーだと35~50万ドン(約1800~2000円)程度の時間とお金がかかります。
そんな方に耳寄りの情報が、空港-ダラット市内(中心部ではありません)のシャトルバスです。
リエンクオン空港ーダラット市内を結ぶシャトルバス
Phat Ngoc Hotelというダラット市内のホテルが、空港シャトルバスを片道4万ドンで提供をしています。
写真のようなバスに約30人が乗り込む形です。
タイムスケジュールらしいタイムスケジュールは特になく、
係員に聞いたところ飛行機の到着時刻に合わせてバスが空港に止まっています。
チケットは空港内カウンター、もしくは写真手前の女の子から購入が可能です。
ここで注意事項。
このバスですが、完全先着制となります。
座席指定ももちろんありません。
ですので、最後の方に入ればクッションみたいな四角い椅子を通路に置き、
背もたれなしで1時間ほどの道中をわたることになります。
ですので、空港到着後はすぐにバスに向かい、乗車することを強くお勧めします。
ちなみにバス車内はこんな感じで、足元は割と快適です。
降車場所はNgoc Phat Hotelになります。
ダラット市場からは割と近く、タクシーでも3分くらい、2万ドン程度で行く事ができます。
ダラット市内から空港へ向かうときは注意が必要です。
同じくNgoc Phat Hotelからバスが出ていますが、飛行機出発2時間前にホテルからバスが出発します。
かなり混み合う事が予想されるので、事前に予約をしておくことをお勧めいたします。
※上記全てスタッフからお聞き致しましたが、ここはベトナムです。
イレギュラーな事が起こり得ます。
責任は取りかねますので、ご自身で現地でお確かめいただきますようお願い致します。
ダラットの気候とその気温
標高は約1500mに位置し、1年を通じて非常に過ごしやすい気候を持ち合わせています。
気温は一年中安定20~25℃を保ち、『永遠の春の都市』との愛称で呼ばれております。
ただ、それでも雨季と乾季の2つの季節に分かれます。
雨季:5月下旬~10月中旬まで
乾季:11月から4月末
ダラットは滝が多いので、水量が多くなる雨季がオススメだったりします。
ホテルはエアコンなしのところが多いですが、それもそのはず。
そもそもエアコンなど必要ないのです。
日本から直接来ても、とても過ごしやすい気温・湿度なので、日中は半袖長ズボン、夜はジャケットやウィンドブレーカーなどを羽織ればちょうどいいです。
ですが、冬は日没後大変冷え込みますので、ご注意を。
少数民族ーコホー族
ダラット近郊には多くの少数民族が今尚存在しています。
中でも最も有名かつ、ダラットを『恋人の聖地』に仕立て上げたのがコホー族です。
彼らは独自の生活習慣・文化・言語を操り、一般的なベトナム人とは異なる生活をしてます。
皆さんは『ランビアン伝説』をご存知でしょうか?
ダラットの観光情報を調べていれば、ランビアン山という名前を知っている人は多いかと思いますが、
この伝説を知っている日本人は数少ないと思います。
もちろんベトナム人はほぼ全員知っている伝説であります。
ランビアンの伝説とは
かつてランビアン山の麓には2つの部族があったとされ、度々部族間での紛争が起こっていました。
そこに、「K’Lang」という男の子と、「Ho Biang」という女の子が誕生します。
この2人の子供は、それぞれの族長の息子(コー・ラン)と娘(ホー・ビアン)として生まれた事が、不幸の始まりでした。
なんと抗争を繰り広げていたにもかかわらず、二人は恋に落ちてしまい、愛し合う仲になってしまったのです。
もちろん、お互いの族長は結婚はおろか、付き合いすらそれを許すはずがありません。
2人は苦肉の策として山奥に駆け落ちをすることになります。
やがて厳しい冬がやって来て、その影響でビアンが重病を患うことになります。
これを見かねたランは山の麓に降り、助けを求めることにしました。
しかし、街の部族を裏切ったランに向けて、民たちは毒矢を放つことになります。
これが元になり、ランは死亡します。
また、この事実を知ったビアンは、苦痛に耐えきれず大声をあげて泣きました。
その涙でできたのが、現在のダンキア湖とされています。
ビアンも重病とランの死が仇となり、やがて亡くなることとなりました。
これを機に族長である2人の父親は深く反省し、その証明として部族を統合することにしました。
その部族こそが『コホー族(K’Ho)』と言われています。
またランビアン山の由来も、この2人から来ています。
こんな悲劇的ながらも素敵な伝説を持つコホー族ですが、ランビアン山に行けば比較的簡単に会う事ができます。
弊社のツアーであれば、現在も生活を送っているコホー族の家に伺うこともできます。
こんな少数民族との出会いも、ダラットの魅力の1つです。
ダラット まとめ
概要と行き方,気温,おまけで少数民族編は以上です!
ダラットの特集月間と称し、当月はダラットの記事をどんどんあげて行きます!
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Vol.2 観光編
Vol.3 ホテル特集編
Vol.4 カフェ・レストラン編
Vol.5 特産品とお土産編